(第1・2・3・4部のみ一応完成)

承太郎達がエジプトに旅立ったのは1987年
という集英社公式HPの設定に殉じています

http://annex.s-manga.net/jojo/
 

1部

2部

3部

1.承太郎
2.
ジョセフ
3.
アヴドゥル
4.花京院
5.
ポルナレフ
6.
デーボ
7.J・ガイル
8.
エンヤ婆
9.
死神13
10.9栄神
11.
カイロ
12.
DIOの館
13.ヴァニラ
14.
DIOT
15.
DIOU
4部

 

西暦年月日

主なできごと

プロフィール・時間経過・場所

物語の解説

紀元前120000 カーズエシディシ 誕生 於:おそらくアメリカ大陸の地底 第7巻によると、カーズやエシディシはサンタナの10倍生きていることになるので。
紀元前?????? カーズ、石仮面を作る 於:おそらくアメリカ大陸の地底  
紀元前48000 石の矢の元となる隕石がグリーンランドに墜落 於:グリーンランド ケープヨーク (第59巻155ページ、第62巻208ページ)
紀元前10000 ワムウサンタナ 誕生 於:おそらくアメリカ大陸の地底 第11巻のワムウのプロフィールから逆算。
紀元前8000 カーズとエシディシ、地底に住む一族を皆殺し、地底から出る 於:おそらくアメリカ大陸の地底 石仮面と自分を危険視する一族を、カーズとエシディシは皆殺しにし、残った赤ん坊2人(ワムウとサンタナ)、仲間一人(エシディシ)をつれて地底を旅立つ。

カーズたちの一族は、人間とは違う進化の過程を歩んできた種族。
他の動植物のエネルギーを吸い取ることで長く生きる。
カーズが生まれるまでは地底で平和に暮らしていた。
紀元前3000 カーズ、エシディシ、ワムウら、初めて人間の歴史に姿を現す    
紀元前2000 波紋法」発祥 於:チベット  
紀元前100年前後 カーズ、エシディシ、ワムウ、ローマにやってくる ローマ時代 カーズたちは、石仮面を完成させ太陽にも無敵な究極の生物となるべく、一点の曇りもない赤石を求めて、メキシコから海を超えてヨーロッパに渡ってくる。
そして、ヨーロッパで、3人はスーパーエイジャと呼ばれる「エイジャの赤石」をローマ皇帝が所持していることをしる。
波紋戦士とカーズたちとの攻防が始まる。
  波紋一族、ほぼ殲滅される ローマ時代 カーズ、エシディシ、ワムウによって波紋一族ほぼ殲滅される。
紀元前62 カーズ、エシディシ、ワムウ眠りにつく ローマ時代
於:ローマ コロッセオの地下の遺跡
 
紀元前39 「地獄昇柱」作られる ローマ時代
於:現在のイタリア ヴェネチア エア・サプレイーナ島
カーズ、エシディシ、ワムウによって滅ぼされた波紋法を復興しようとした修行者たちによって建てられた。
1827  ダリオ・ブランドー 誕生 ディオ・ブランドーの父親
生誕地:英国
DARIO BRAND
1838 ウィル・A・ツェペリ 誕生 代々学者の家に生まれる のちのツェペリ男爵
1858 ツェぺリの父が石仮面で吸血鬼になる ツェぺリ20歳
於:メキシコのアステカ地下遺跡の帰り、大西洋上
ツェぺリの父が石仮面で吸血鬼になり、ツェぺリ以外の船員を皆殺しにする。
朝日を浴びてツェぺリの父は死亡。
1860 ツェぺリ、波紋法の修行をはじめる ツェぺリ22歳
於:チベットのヌーと呼ばれる川の上流
インドの港町でインド人の医者に波紋法の話を聞いたことがきっかけ。
修行期間は3年間。
1863 ツェぺリ、老師トンぺティから「死の運命」の予言をきく ツェぺリ25歳
於:チベットのヌーと呼ばれる川の上流
 
  ロバート・E・O・スピードワゴン 誕生 於:ロンドンおそらくはオウガストリート  
  ストレイツォ誕生   第5巻143ページで、スピードワゴンが自分とストレイツォは同い年だといっている。
186? ジョージ=ジョースタT世(ジョースター卿)とメアリー 結婚

ジョナサン=ジョースターの父と母
英国の貴族

 
1867 ディオ・ブランドー 誕生 ダリオ・ブランドー 40歳の時の子供
於:英国おそらくはロンドン
英語版の第1巻ダイジェストにおいて、ディオがジョナサンより1歳上であると明記されている。
1868年4月4日 ジョナサン=ジョースター 誕生 A型
於:英国
ジョースターの血筋には代々、首の左のつけ根に星型のアザがある。(第13巻57ページ)
      DIO BRANDO
1868 メアリー 死亡
ジョースター卿、ダリオ・ブランドーと出会う
  馬車の落下事故。
  ジョースター卿、ダリオ・ブランドーの流刑の罪を見逃してやる    
1869 エリナ・ペンドルトン 誕生 於:英国  
1873 ジョナサン、ダニーと友達になる ジョナサン5歳
ディオ6歳
 
187? ディオの母 死亡 於:英国おそらくはロンドン 早逝の原因は、ダリオ・ブランドーが苦労をかけたせい。
父親のことは忌み嫌ったディオだが、母親のことは愛していたようである。
187? ディオ、ワンチェンから東洋の毒を手に入れる 於:ロンドン オウガーストリート このとき、ワンチェンに運命を予言される。子供の頃から末恐ろしい。
1880 ダリオ・ブランドー 死亡 ダリオ・ブランドー享年53歳
ディオ13歳
ジョナサン12歳

ディオはこのときロンドンに住んでいた
息子ディオに密かに毒を盛られていた。

英語版の第1巻ダイジェストにおいて、ディオがジョースター家に来た時、12歳のジョナサンより1つ齢が上だったと明記されている。
  ジョナサン、エリナ・ペンドルトンと出会う エリナ11歳
医者の娘
 
1881 ディオ、ジョースター家にやってくる ジョースター家はロンドンから遠く離れたところにある 来訪早々、ジョナサンの愛犬ダニーに脚蹴りをかます。
このときディオ、石仮面に興味を抱く。
  ディオ、ジョナサンを負かす   ボクシングの試合からディオのいじめが本格化。
  ジョナサンとエリナ、恋におちる    
  ディオ、エリナのファーストキスを奪う ディオ14歳
エリナ12歳
ジョナサン13歳

ジョナサンとエリナの川遊びの直後
強引にエリナにキスをするディオ。
予想外のエリナの毅然とした態度に、プライドを傷つけられ、思わず手をあげてしまう。
エリナを好きでキスしたのではなく、ジョナサンを痛めつけるためだけにやっている。
  ジョナサンとディオの決闘
石仮面がディオの血で初めて作動する
於:ジョースター邸 初めてジョナサン、ディオを負かす。
ディオ、初めて涙を流す。初めて見せる素の顔である。
また、このとき、石仮面の秘密にジョナサンもディオも気づく。
  ダニー 死亡 於:ジョースター邸 ディオの完全犯罪により、焼き殺される。
  エリナ、インドに移住   父の仕事の都合で。
188? ディオ、ジョースター家の正式な養子になる   召使のディオへの呼び方が「ディオさん→ディオ様」 に。
ディオのジョースター卿への呼びかけ方が「ジョースター卿→お父さん」
へ変化。
1888 エリナ英国に帰国 エリナ19歳  
1888 11月 ジョナサンとディオ、同じ大学を卒業間近 ジョナサン20歳
ジョナサンは考古学で石仮面の研究
195cm 105kg

ディオ21歳
ディオは法律を専攻
意外にも、ジョナサンとディオが親友としてラグビーで勝利している場面から始まる。
第2巻107ページの扉絵からして、クリスマスの近い11月の中旬と思われる。

イギリスでは酒が許可されているのは18歳。成人といわれる年は21歳。
  ジョースター卿、ずっと病気 ラグビーの試合に勝ってディオと一緒に帰宅したその夜  
  ジョナサン、ダリオ・ブランドーの手紙を見つけ、オウガーストリートに乗り込む ラグビーの試合に勝ってディオと一緒に帰宅したその夜 ジョナサン、父の病の原因がディオの盛っている毒にあることを確信する。
  スピードワゴン 登場 スピードワゴン25歳
於:ロンドン オウガーストリート
スピードワゴンらと対決。
ジョナサンを尊敬したスピードワゴンはその後、ジョナサンの終生の友人になる。
  ディオ、石仮面の秘密を完全に知る 明け方
於:ジョースター邸近郊の港町
 
  ジョースター卿 死亡
ディオ、石仮面で人間をやめる
ディオ21歳
ダリオ・ブランドーの手紙を見つけてから2、3日後の夜

於:ジョースター邸
ディオは逮捕される刹那、ジョナサンを刺そうとし、それを止めに入ったジョースター卿が刃を背中に受け死亡。
その血で、ディオは吸血鬼になる。
  ジョナサン、いったんディオを倒す ダリオ・ブランドーの手紙を見つけてから2、3日後の夜

於:ジョースター邸
死闘の末、慈愛の女神像に、空中からディオを突き刺す。ジョナサンも重傷。邸も炎上。
  ジョナサン、意識を取り戻す 惨事の3日後の夜
於:エリナの父の病院
運び込まれたエリナの父の病院で手厚い看護をエリナより受け、助かる。
スピードワゴンとエリナの初対面の場面でもある。
  ディオ復活 惨事の3日後の夜
於:ジョースター邸
焼け跡に潜んでいたディオは、石仮面を拾いに来たワンチェンの生き血を吸って、復活する。
以後、ワンチェンはディオの下僕に。
  ディオ、切り裂きジャックを下僕にする 於:ロンドンのホワイトチャペル街 大火傷のディオは、頭巾を被って車椅子状態。
1888 11月22日 ツェぺリ男爵 登場 ツェぺリ50歳  
1888 11月29日 ジョナサン、ツェペリから波紋の基礎を習得 ジョジョ、波紋法の基礎を一週間で習得。
  ジョナサン・ツェぺリ・スピードワゴン、ディオを倒しに向かう ロンドンから馬で南へまる一日  
1888 12月1日 切り裂きジャックと対決 於:風の騎士たちの町(ウィンドナイツ・ロット)へのトンネル 昼 倒した敵:切り裂きジャック
1888 12月1日 ジョナサンとディオ、再び対面 於:風の騎士たちの町(ウィンドナイツ・ロット)墓場 夜 ディオは生き血を吸い、元の姿に戻っている。
  ジョナサン、ブラフォードから幸運と勇気の剣をもらう 於:風の騎士たちの町(ウィンドナイツ・ロット)墓場 夜 LUCK&PLUCK。
黒騎士ブラフォードは人間に戻って死んでいった。
倒した敵:黒騎士ブラフォード
  ツェぺリ 死亡 ウィル・A・ツェペリ享年50歳

於:風の騎士たちの町(ウィンドナイツ・ロット)騎士たちの殺人修練場の遺跡 夜 
死の際、ツェペリは深仙脈疾走(ディーバスオーバードライブ)をジョジョに捧げ、パワーアップさせる。
倒した敵:タルカス
  老師トンペティ・弟子のストレイツォ・ダイアー登場 於:風の騎士たちの町(ウィンドナイツ・ロット) 夜 ツェペリが手紙で知らせていた。
  ディオ、町の人をゾンビ化 於:風の騎士たちの町(ウィンドナイツ・ロット) 夜  口の端から流れた血を舐めるディオ。
このあたりから、ディオの目つきや手つきなどに、色気が強調されてくる。
倒した敵:怪人ドゥービー
  ジョナサンとディオ、2度目闘い開始 於:風の騎士たちの町(ウィンドナイツ・ロット) ディオの館 夜 ディオのセリフから、ディオがジョナサンに対して幼なじみとしての特別な感情を抱いていたことが窺い知れる。
  ダイアー 死亡 於:風の騎士たちの町(ウィンドナイツ・ロット) ディオの館 夜 ディオの冷凍法で木っ端微塵に。
ダイアーは死の際に、波紋をおびた薔薇で、ディオの右目を潰す。
  ジョナサン、ディオの首から下を倒す 風の騎士たちの町(ウィンドナイツ・ロット)ディオの館 夜 ジョナサンは、手袋に火をつけての山吹き色の波紋疾走(オーバードライブ)で、 ディオの冷凍法を破った。

落ちていくディオを見て、バルコニーに駆け寄り、「ディオ!」と呼びかけ、涙を流すジョナサン。ジョナサンの青春はディオとの青春でもあった。
ディオは、波紋が頭に達する前に、自分で首を切り落とし、崖下に落ちていった。

倒される直ディオが放った、眼からの体液の高圧ビーム(後…ストレイツォが空裂眼刺驚-スペースリパー・スティンギーアイズと命名)は、恐嵐への序曲であった。
  石仮面破壊、ディオ逃亡 風の騎士たちの町(ウィンドナイツ・ロット) 夜  ジョナサンたちは石仮面を砕き、ディオの服を焼き捨てる。
ディオを完全に倒したと思っていた。
しかし、ワンチェンが、首だけになったディオを抱え、漁師ダン・ハマーの船を盗んで逃亡していた。
1888 12月 リサリサ(本名エリザベス) 誕生 於:英国
血液型A
髪はブラウン、瞳はブルー
 
1889 2月2日 ジョナサンとエリナ 結婚 ジョナサン20歳
エリナ19-20歳
 
1889 2月3日 ジョナサンとエリナ、新婚旅行へ
ディオとワンチェンも密かに乗船
新婚旅行先はアメリカ スピードワゴンにストレイツォ、ポコやポコの姉らが見送りにきている。
1889 2月?日 ジョージ=ジョースターU世、エリナの胎内に宿る ジョージ=ジョースターU世は、ジョセフ=ジョースターの父親となる男
波紋は使えない
 
1889 2月7日 ディオとの再会 於:豪華客船の船倉 首だけになるまで追い詰められて、初めてディオは、ジョナサンの勇気と魂と力を尊敬している自分に気づく。
それゆえ、あえて、首だけになった情けない自らの姿をジョナサンに晒す。

「おまえがいなかったらこの仮面の力は手に入らなかったろう…しかしおまえがいたから未だ世界はおれのものになっていない!
「おれたちほどよく計算された関係はあるまいッ!おれたちはこの世において、ふたりでひとり!」
「ただ一人尊敬するジョナサンの肉体を手に入れ、絢爛たる永遠を生きる!」

そう宣言し、ディオはジョナサンの喉を、眼からの体液ビームで貫く。
これにより、ジョナサンは呼吸=波紋を封じられる。

ディオの人間性をひっくり返して裏から見ると、それはそっくりジョナサンの人間性になる。
ディオとジョナサンは、そういった意味で全く同じ、ひとりの人物ともいえそうである。
主人公の死の直前という非常に緊迫した場面であるにもかかわらず、厳かな静かな感動の湧きあがる場面である。
  ジョナサン最後の波紋 於:豪華客船の船倉 船のスクリューシャフトを爆発させるべく、体内にかすかに残った最後の波紋をワ ンチェンにぶつけ、スクリューシャフトに飛ばすジョナサン。
作戦は成功するが、それと引き換えに、ジョナサンの体の中で決定的な何かが切れる。
  ジョナサンとディオ、最後の闘い 於:豪華客船の船倉 首だけのディオが絶命寸前のジョナサンの身体を血管で持ち上げ、ジョナサンが天を仰ぐシーン」
「空中に浮かぶディオの首を、血を吐き仰け反りながらジョナサンが刺し下すシーン」
は、ギュスターブ・モローの「出現」のような妖しさと荘厳さすら漂わせており、さながら宗教画のようである。
  エリナ、赤ん坊のリサリサと共に、ディオの棺桶に逃れる 於:豪華客船の船倉 リサリサの母親は、ゾンビに殺されてしまった。
  ジョナサン、ディオを抱いて死亡 ジョナサン享年20歳
ディオ21歳
於:豪華客船の船倉
ジョナサンは、慈愛溢れる表情でディオの首を胸に抱き抱える。
ジョナサンの胸の中で、ハッとした表情を浮かべるディオ。
ジョナサンは胸のうちで次の言葉をディオに語りかけ、安らかな微笑をたたえて死んでいく。

(ディオ…君のいうようにぼくらはやはりふたりでひとりだったのかもしれないな
奇妙な友情すら感じるよ…
そして今ふたりの運命は完全にひとつになった…)

ジョナサンがエリナではなく、ディオを胸に抱いて死んでいく場面は暗示的である。
ジョナサンの人生に誰より色濃い影響を及ぼしたのはディオであり、そして最期の瞬間にジョナサンの魂が選んだのも、エリナではなく、やはりディオなのである。
  船、大爆発    
  DIO、ジョナサンの肉体を奪う 於:豪華客船の船倉  
1889 2月9日 エリナとリサリサ、救助される 於:大西洋アフリカカナリア諸島沖 エリナが救った女の赤ん坊は、エリナのお腹に宿っているジョージ=ジョースターU世と将来結婚することとなる、リサリサである。
1889 ?月??日 DIO、棺桶に入り、アフリカ沖大西洋海底に沈む 於:大西洋アフリカカナリア諸島沖  
1889 5月22日 リサリサ、ストレイツォ、スピードワゴン、エリナ四人で写真を撮る エリナ20歳、スピードワゴン26歳、ストレイツォ26歳
於:英国
ストレイツォがリサリサを抱いている。
エリナが身篭っていたため、以後、ストレイツォがリサリサを育てる。
1889 12月 ジョージ=ジョースターU世 誕生 於:英国 ジョースターの血筋には代々、首の左のつけ根に星型のアザがある。ジョースタU世にもあった。(第13巻57ページ)

もしハネムーンベイビーだったとすると12月7日前後に出産したものと思われる。
19?? スピードワゴン、石油王になる 於:アメリカテキサスの砂漠  
1906 12月 リサリサひとり立ち ストレイツォ43歳
リサリサ18歳
この歳まで、リサリサ、チベットでストレイツォに育てられ、波紋も修行する。
1910 スピードワゴン財団SPW財団設立 スピードワゴン47歳
本部:アメリカ ワシントン
 
1914年7月〜1918年11月 ジョージ=ジョースターU世とリサリサ 結婚 リサリサ25-29歳
ジョージU世24−28歳

第一次世界大戦中
於:英国 ロンドン
リサリサは、英国空軍パイロットだったジョージU世と恋におち、結婚した。
1918 5月13日 シーザー・アントニオ・ツェペリ 誕生 ウィル・A・ツェペリ男爵の孫
於:イタリア ジェノヴァ
血液型A
髪はブロンド、瞳はグリーン、頬に奇妙なアザがある
 
1920 9月27日 ジョセフ=ジョースター 誕生 ジョナサン=ジョースターの孫
於:英国 ロンドン
血液型B
生まれつき波紋を使える

リサリサ31歳
ジョージU世30歳
ジョースターの血筋には代々、首の左のつけ根に星型のアザがある。ジョセフにもある。(第13巻57ページ)
1920〜1921 ジョージU世、殺される
リサリサ、敵討ち
ジョージU世 享年31-32歳
リサリサ 32-33歳
ジョセフ 0-1歳

於:イギリス空軍施設
DIOにつくられたゾンビのひとりが、イギリス空軍の司令官に成りすまし、夜間の航空事故と見せかけてジョージU世を殺す。
リサリサ(本名エリザベス)は、波紋でゾンビを殺すも、軍人の一人に目撃されて、反逆罪で指名手配される。
エリザベスは、乳飲み子のジョセフには自分は死んだと伝えてくれとエリナに言い残し、ジョースター家を去る。
以後、リサリサという偽名をつかい、SPW財団が全力で身元を隠した。
1928 シーザーの父マリオ、失踪 シーザー10歳
於:イタリア ナポリ
この時、シーザーの母は既に死亡。四人の妹あり。

マリオは、このとき、コロッセオの地下遺跡に眠るカーズらを発見しており、これを倒す方法を探すために、世界中を旅していた。

以後、シーザーはローマの貧民街をうろつき、大人のチンピラヤクザも恐れるほどに荒れまくる。

10歳〜16歳で、シーザーは盗み、強盗、ケンカ、放火を重ね荒れた青春を送る。
殺人以外は全部やっている。
ただし、ドジを踏むことはなく捕まらなかった(第10巻)ので、前科はついていない(第8巻)。
1933 ハイジャック犯に誘拐されかかったスピードワゴンをジョセフが飛行機を墜落させて救出 ジョセフ13歳
スピードワゴン70歳

於:英国 リバプール近くの上空
ジョセフ、人生最初の飛行機墜落。
1934 シーザー、父マリオと再会するもマリオ 死亡 シーザー16歳
於:ローマ コロッセオの地下の遺跡
コロッセオの地下の遺跡の罠にかかったシーザーの身代わりとなって父マリオは息を引き取る。

このあと、シーザーはリサリサに弟子入りして、修行開始。

なお、父マリオの職業はなぜか(ナポリ一の)家具職人である。
ツェペリ家は代々学者の家系で、しかも男爵家のはずなのだが…。
1938 ジョセフ、英国の高校を卒業 ケンカによる投獄7回、放校1回の前科あり  
1938 秋 ジョセフとエリナ、ロンドンからニューヨークへ移住 ジョセフ18歳
195cm 97kg
技:波紋カッター、波紋ヘア・アタック、クラッカーヴォレイ、逃げる

エリナ69歳
小学校英語教師
ニューヨークに住むスピードワゴンから誘われた。

エリナもスピードワゴンも独身を貫いている。
スピードワゴンはエリナのことが好きだったのだろうが、ふたりの間には何もなかったようである。
  スピードワゴン、ストレイツォに襲われ瀕死の重症
ストレイツォ石仮面で吸血鬼化
スピードワゴン75歳、ストレイツォ75歳
於:メキシコの地下遺跡
若い頃のかっこいいストレイツォに戻ってウマー。
  ストレイツォ 死亡 ストレイツォ75歳
ストレイツォは波紋法の継承者
於:アメリカ ニューヨーク
一瞬若返った体を自ら波紋法の呼吸で破壊して、死亡。
柱の男の話を、ジョセフに伝える。
  スピードワゴン、ナチスに拉致される 於:メキシコのリオダダ川 ルドル・フォン・シュトロハイム少佐の率いるナチスの実験場に連行される。
1939 1月 「柱の男」サンタナ 覚醒 技:リブス・ブレード(露骨な肋骨)
於:メキシコのナチスの実験場
二千年周期の眠りから覚醒した、吸血鬼のさらに上位に位置する生物の一人。
ただし、カーズたちの10分の1しか生きていない。
この究極の生物たちは、石仮面を被って吸血鬼になった者を食料として取り込む。
太陽の光を浴びると、死ぬのではなく、岩になる。
ジョセフが倒す。
1939 1月28日 シーザー・ツェペリ 登場 20歳 186cm 90kg
宗教:カトリック 現在学生
技:シャボンランチャー、シャボンカッター、シャボンレンズ

於:イタリア ローマ
スピードワゴンとともにジョセフ、シーザーに会いにローマへ向かう。

ヘアバンドを巻いている。
甘い言葉を女の子に囁き、ジョセフにあてつけるようにジョセフの目の前でキスをする。
目上の者に礼儀正しい。
口癖はマンマミヤー(なんてこった)。

(メッシーナ師範代の言葉を借りると)シーザーは友だちを作るのはヘタクソだが、一度惚れこむと女以上である。(後々、ジョセフに惚れこむ)
1939 1月29日 カーズ、エシディシ、ワムウ 覚醒 カーズ 技:輝彩滑刀
エシディシ 技:怪焔王

ワムウ 技:神砂嵐、渾楔颯(こんけっさつ)
12000歳 197cm 115kg 出身地:アメリカ大陸

於:ローマ コロッセオの地下の遺跡(真実の口の裏から入る)
カーズ、エシディシはワムウの主人である。
カーズが一番知能が高い。
「エイジャの赤石」の話が初めて出る。
「エイジャの赤石」とは、太陽の光を浄化する世界にただひとつの石。
「エイジャの赤石」を石仮面にはめ込めば、太陽にすら無敵になってしまう。
  ジョセフ、死のウェディング・リングを2つ、心臓 の動脈と喉に引っ掛けられる 於:ローマ コロッセオの地下の遺跡 33日以内にエしディシとワムウを倒して解毒剤を手に入れないと、33日後リングが溶解したとき中の毒が流れ出て死ぬ。
1939 2月1日 リサリサ 登場 ジョセフの母
シーザーの師
175cm
リサリサ50歳(見た目は20代後半)
技:蛇首立帯(スネックマフラー)

ジョセフ18歳

於:イタリア ヴェネチア
リング溶解31日前
ジョセフの母親(本名エリザベス)である事は隠している。
シーザーは、リサリサを尊敬し、ひそかに憧れている。
1939 2月2日 ジョセフとシーザー、リサリサによる修行開始 於:イタリア エア・サプレイーナ島
リング溶解30日前
「地獄昇柱」、水泳等。ジョセフのみ、呼吸法矯正マスク着用。
1939 2月25日 リサリサが「エイジャの赤石」を持っていることが判明 於:イタリア サンマルコ広場
リング溶解7日前
 
  ロギンズ師範代 死亡 於:イタリア エア・サプレイーナ島
リング溶解7日前
エシディシに殺される。
1939 2月26日 ジョセフ、エシディシから解毒剤を勝ち取る 於:イタリア エア・サプレイーナ島
リング溶解6日前
実はエシディシは完全には死んでいない。脳と血管が、ジョセフの背中にはりついていた。
  スージーQ、マスクをはずしたジョセフの顔を初めて見る 於:イタリア エア・サプレイーナ島
リング溶解6日前

スージーQはリサリサのお手伝い
イタリア人
スージーQ初めての登場。
既にかなり親しくなっている。
「これでもし君とオレが恋におちればだ…いっぱいキスができるわけだぜ――ッ」
「ねえジョジョ、意外とイカす顔してるわよ」

ところが、この直後、エシディシの脳と血管がスージーQにとりつき、リサリサの隙をついて、「エイジャの赤石」をどこかに郵送させてしまう。
ジョセフがエシディシを完全に倒すも、赤石は戻らず。
  ジョセフ、リサリサ、シーザー、メッシーナら、スイスへ 於:スイス サンモリッツ
リング溶解6日前
郵送された「エイジャの赤石」を追ってスイスへ。
  ジョセフ、カーズから赤石を取り戻す 於:スイス サンモリッツ
リング溶解6日前
このとき、シュトロハイムとも再会。
1939 2月27日 メッシーナ師範代、左腕切断される 於:スイス サンモリッツ 閉鎖されたホテル
リング溶解5日前
ワムウの空中からの攻撃にあう。
  シーザー 死亡 シーザー・アントニオ・ツェペリ享年20歳
於:スイス サンモリッツ 閉鎖されたホテル
リング溶解5日前
ワムウに殺される。
ワムウの神砂嵐により、シーザー死亡。

シーザーは死の間際、ワムウの解毒剤入りピアスを奪い取る。
そしてピアスと自分のバンダナを最後の波紋で練った血のシャボン玉に包んでジョセフに送る。
  リサリサ VS 鋼線のベック 於:スイス サンモリッツ 閉鎖されたホテル
リング溶解5日前
リサリサ、絹のマフラーで波紋を流して倒す。
1939 2月28日 古代環状列石(サークルストーン)の場での、一対一の対決 於:スイス サンモリッツから南東へ15kmのピッツベルリナ山山麓「骸骨の踵石」

深夜0時
まず、「エイジャの赤石」を賭けて、ジョセフ対ワムウの戦車戦。
ジョセフ、シーザーのヘアバンドを額に結び、渾楔颯(こんけっさつ)を破って、ワムウを倒す。

次の、リサリサ対カーズ戦では、リサリサ騙し討ちにあい、赤石を奪われ敗れる。
  カーズ、究極生物(アルティミット・シイング)に進化する 究極生物カーズ
IQ400
睡眠必要なし
弱点なし
波紋法を使える
何にでも変身できる、翼あり
シュトロハイムや、SPW財団特別科学戦闘隊らも駆けつけるも、時既に遅し。
カーズは「エイジャの赤石」をはめ込んだ石仮面をかぶり、究極生物に進化する。
  ナチス軍用機に乗ったジョセフ、ヴォルガノ島火口に突っ込む 於:地中海ヴォルガノ島上空 ジョセフ、人生2度目の飛行機墜落。

カーズを溶岩につっこませるも、カーズは体表に泡状のプロテクターを纏い、切り抜ける。
  ジョセフ、左腕を切断される 於:地中海ヴォルガノ島 カーズが向けてきたジョセフの何百倍もの波紋により、ジョセフの左腕が切断される。
  ジョセフ、カーズを大気圏外に追放 於:地中海ヴォルガノ島 重ねてカーズが向けてきたジョセフの何百倍もの波紋を、ジョセフは「エイジャの赤石」で受け止め、増幅させた。
増幅した波紋はジョセフの右手を突き破り、溶岩にぶつかり、噴火が始まった。
1939 3月1日以降 ジョセフとスージーQ 結婚 ジョセフ18歳
於:イタリア ヴェネチア
ヴェネチアでスージーQに2週間看病してもらったのがきっかけで、結婚。
アメリカに帰還後既にスージーQを女房と呼んでいること、スージーQの薬指にリングが光っていることから、ヴェネチアで結婚したようである。
第12巻178ページのスージーQのセリフからして、傷がまだ治っていないうちに、つまり看病してもらっている2週間の間に、結婚式を挙げたことがわかる。
1939 3月15日以降 ジョセフ、スージーQを伴ってヴェネチアからアメリカに生還   間違ってジョセフの葬式を挙げている最中に帰ってきた。
後、ジョセフはニューヨークの不動産王になる。
会社名は、「ジョースター不動産会社」。
1942 ホリィ=ジョースター 誕生 ジョセフとスージーQの一人娘
ジョセフ21歳
於:アメリカ ニューヨーク
ホリィが倒れたのが1987年で、この時ホリィ45歳(第13巻13ページ)。

ジョースターの血筋には代々、首の左のつけ根に星型のアザがある。ホリィにもある。(第13巻57ページ)

おっとりした性格。

ホリィは、花京院をしてこんなことをいわしめる理想の女性である。
「JOJOのおかあさん…ホリィさんという女性は人の心をなごませる女の人ですね…そばにいるとホッとする気持ちになる
こんなことをいうのもなんだが…恋をするとしたらあんな気持ちの女性がいいと思います…
守ってあげたいと思う…元気なあたたかな笑顔が見たいと思う」
1943 シュトロハイム 死亡  於:スターリングラード戦線 戦死
1948 リサリサ、ハリウッド映画の脚本家と再婚 リサリサ60歳
ジョセフ28歳
1939年に、ジョセフに母親であることをうちあけた以後は、リサリサ(エリザベス)はヴェネチアからアメリカに移住していた。
1950 エリナ 死亡 エリナ享年81歳
ジョセフ30歳
スピードワゴン87歳
 
1952 スピードワゴン 死亡 スピードワゴン享年89歳
ジョセフ32歳
心臓発作
1957 ローゼス、ジョースター家に仕え始める ジョセフ36歳
ホリィ15歳
たぶん執事。
「わたしはジョースター家に『30年』お仕えしております、ホリィお嬢様が小学校に行ってた頃からでございます」(第26巻171ページ)と、ローゼスはいっているが、これはおかしい。
1987年の30年前だと、ホリィは15歳=中学生のはずである。
もっとも、『約30年』ととらえるならば、1954年のホリィ12歳(小学校6年生)の頃から仕えたとの解釈も不可能ではない。
1964 片桐安十郎(アンジェロ) 誕生 於:M県S市杜王町 IQ160の超凶悪殺人犯。
1965 ジャン・ピエール・ポルナレフ 誕生 於:フランス 田舎 2001年の時点で36歳なので。
(第61巻67ページ)
1966 1月30日 吉良吉影 誕生 血液型A
於:M県S市杜王町浄禅寺1-128
生まれついての、切断した女の手フェチの殺人鬼。
1967 ホリィ=ジョースターと空条貞夫 結婚 ホリィ25歳 ジョセフのひとり娘
ジョセフ46歳
ホリィは、日本人ジャズミュージシャンの空条貞夫と結婚し、以後日本で暮らす。
日本名は聖子。

ホリィが倒れたのが1987年で、この時ホリィ45歳(第13巻13ページ)。
さらに、第12巻193ページでホリィは、自分は日本に来て20年だといっている。(ジョセフは同巻186ページで20数年といっているが無視)
よって、1987−20=1967年、ホリィ45−20=25歳のとき、ホリィは日本に嫁いできた。
1967 夏 ディアボロヴィネガー・ドッピオ) 誕生 於:イタリア 女子刑務所 母親は、銀行強盗傷害の罪で実刑10年のうちすでに2年服役中。このとき父親は既に病死。ディアボロが母親の胎内に宿ったのは、2年以上前のこと。

ディアボロは以後、母親の故郷である、イタリア サルディニア島のコスタ・ズメラルダ(エメラルド海岸)沿いの小さな村で、神父に育てられる。
1970 1月20日〜2月18日 空条承太郎 誕生 血液型B
瞳の色はややグリーン
水瓶座

ホリィ28歳
ジョセフ49歳
1999年4月の時点で29歳(漫画では28歳だが、集英社公式HPで29歳に直されている)
http://annex.s-manga.net/jojo/
なので、水瓶座(1月20日〜2月18日)の承太郎は1970年生まれ。早生まれなので高校3年生。

余談だが、水瓶座にとっての幸運色は、緑らしい。

ジョースターの血筋には代々、首の左のつけ根に星型のアザがある。承太郎にもある。(第13巻57ページ)
1970 7月23日〜8月22日 花京院典明(のりあき) 誕生 血液型A
獅子座
花京院は旅に出た1987年当時17歳であり(第15巻7ページ) 獅子座なので遅生まれという事で高校2年生である。第15巻の黄の節制の中で、ニセモノ花京院も承太郎を「先輩」呼ばわりしている。
花京院は獅子座(7月23日〜8月22日)生まれ。
生まれつきのスタンド使い。

余談だが、獅子座生まれの特性を生かせる職業はファッション・モデルであるらしい。
1972 6月5日 エンリコ・プッチ 誕生
ウェザー・リポート(ドメニコ・プッチ) 誕生
二卵性の双児
兄:エンリコ・プッチ
弟:ウェザー・リポート(通称)
(弟の正式名:ウェス・ブルーマリン)
(弟の墓碑名:ドメニコ・プッチ)

父方の曾祖母がイタリア系移民
18世紀にはローマ法王を出したこともあるヴェネツィアの名門家系につながっている裕福な家

於:アメリカ
エンリコ・プッチとウェザー・リポートは二卵性の双児として生まれた。

この日同じ病院で、もう一人男の子が生まれていたが、その子はすぐに死んでしまった。
死んだ男の子の母親は、死んだ子供とドメニコ・プッチをすり替えて、以後ウェス・ブルーマリンとして育てた。

なお、このウェザーの育ての母親は1972年に都会で黒人と結婚していた。
1974 ペルラ・プッチ 誕生 エンリコ・プッチとウェザー・リポートの実妹  
1975 吉良吉影、爪を切り集め計る癖が始まる 吉良吉影9歳  
1979 岸辺露伴 誕生 血液型B
於:M県S市杜王町(杉本怜美の家の近所)
 
1980 3月25日 レオーネ・アバッキオ 誕生 血液型A
於:イタリア
 
1980 9月27日 ブローノ・ブチャラティ 誕生 血液型A
於:イタリア ネアポリス(ナポリ)
あまり豊かではない漁村
ナポリの名の由来は、かつてこの地を支配したギリシア人が、新しい都市という意味の「ネアポリス」と名付けたことに始まる。
1982 8月14日〜9月15日前後 ジョセフ=ジョースター、東方朋子と浮気 ジョセフ62歳
東方朋子21歳(東京の大学生)
原作にはジョセフ65歳とあるが、それでは1985年に浮気したことになってしまい計算が合わない。
仗助が現在高校一年生であることは間違いない。
とすると仗助は1999年より16年前に生まれたはずだから、仗助は1983年生まれで合っている。
従って、ジョセフの年齢が間違っているのだろう。

東方朋子は真剣に恋をしたらしい。
1982 12月3日 クイード・ミスタ 誕生 血液型B
於:イタリア
 
1983 5月21日〜6月21日 東方仗助 誕生 承太郎の叔父にあたる
血液型B
双子座

承太郎13歳

於:M県S市杜王町
仗助は双子座なので、5月21日〜6月21日生まれと確定。
そこから、ジョセフの浮気の日もほぼ割り出せる。(妊娠期間40週を逆算する)

ジョースターの血筋には代々、首の左のつけ根に星型のアザがある。(第13巻57ページ)
1983 DIOの棺桶が海底からひきあげられる 於:大西洋アフリカカナリア諸島沖  
1984 ジョセフとモハメド・アヴドゥル、知り合う モハメド・アヴドゥル
(エジプト人の占星術師)
牡羊座
血液型AB
188cm 90kg

於:エジプト
アヴドゥルは行動力に富み、一行のサブリーダー的存在をつとめるが、一方で熱くなりやすい面もあり、賭け事などには向いていない。
  ポルナレフの妹シェリー 死亡 於:フランスの田舎道

学校の帰り
J・ガイルに辱めを受け、殺された。
1984 3月28日 広瀬康一 誕生 於:M県S市内赤十字病院
午前6時27分
未熟児2325gで7日間カプセルに入る。
姉の名は綾那。
1984 7月11日前後 DIO、ジョルノ・ジョバーナの母親となる日本人女性を抱く 於:エジプトおそらくはカイロ 妊娠期間40週を逆算。

ジョルノの母親となる女性はとても美しい日本人女性。
ただし、よい母親にはならなかった。

DIOの写真を15歳のジョルノがもっていることから、DIOはジョルノの母親となる女性に、自ら自分の写真を与えたか、写真を持つことを許したものと推測される。
1984 8月13日 杉本鈴美(れいみ)と飼い犬のアーノルド、吉良吉影に惨殺される 杉本鈴美享年16歳
岸辺露伴4歳
於:M県S市杜王町遠桝3の12(杉本家)
岸辺家は、杉本家の近所にあり、両家は親しかった。鈴美は露伴を「露伴ちゃん」と呼んでいたようである。
事件のこの夜、露伴の両親は急用ができ、杉本家に露伴を預けていた。
鈴美は露伴を窓から逃がし助けたが、杉本家の一家全員が吉良に殺された。
(この時鈴美は吉良の顔を見ない前に殺された)

露伴は事件の記憶を置き忘れたまま成長する。
1985 4月16日 潮華初流乃ジョルノ・ジョヴァーナ 誕生 DIOの息子
血液型AB
15歳までは黒髪

於:エジプトもしくは日本
誕生後は6歳まで、日本で育つ
DIOの首から下はジョナサン=ジョースターの肉体である。

そのため、ジョルノには、母親の遺伝子(日本人)が半分、残り半分はDIO(吸血鬼・英国人)の遺伝子&ジョナサン(英国人)の遺伝子が伝わっている。

ジョースターの血筋には代々、首の左のつけ根に星型のアザがあるが(第13巻57ページ)、第47巻111ページで、ジョルノにも星型のアザがあるのを確認。

ジョルノに伝わっているDIOとジョナサンの遺伝子割合は不明。
1:1だとすると、ジョルノは、日本人と英国人のハーフで、さらに4分の1吸血鬼ということになりそうである。

少なくとも15歳になるまでは、ジョナサンの遺伝子のほうが優勢に発現しており、ジョルノは黒髪であった。
また、顔立ちも、承太郎(ジョースターの血統)にどこか似ていたようである。
(康一が承太郎に渡された黒髪の時のジョルノの写真を見て言った言葉)

ジョルノは15歳以降、DIOの遺伝子のほうが強く発現し金髪になったが、その後も、太陽の光は平気である。

ジョルノが、エジプトで生まれたのか、日本で生まれたのかは不明。

ただし、第47巻154ページに、エジプトの風景とジョルノの出産に関する記述がまずあり、次のコマで、「”その後”日本に住んでいたが」と書いてあるので、エジプトで出産した後、赤ん坊のジョルノを日本に連れ帰ったのではないかと思う。
1985 6月 ディアボロ、ドナテラ・ウナの写真を撮る ディアボロ18歳
於:イタリア サルディニア島
コスタ・ズメラルダ(エメラルド海岸)
カーラ・ディ・ヴォルぺ(狐の尾)という入江
トリッシュの母ドナテラは、カーラ・ディ・ヴォルペ(第57巻139ページ)へヴァカンスに行き、そこでディアボロと知り合う。ヴァカンスの終わりと共にディアボロは姿を消す。

写真に「1985 6」と日付あり(第58巻102ページ)

第61巻130ページに、「1986年19歳…ある日神父は息子同然の彼がエメラルド海岸で女の子(ドナテラ)とデートしているのを見る」とあるが、これは、2つの点でおかしい。

@ディアボロとドナテラが、「1986年に」ひと夏の恋におちたということはありえない。
第58巻102ページの設定(トリッシュ1986年4月19日誕生)と矛盾するし、仮に第63巻166ページの設定(トリッシュ1985年6月8日誕生)をとったとしても、やはり矛盾する。
ディアボロがドナテラと恋におちたのは、1985年の夏のはずである。

Aデート時、ディアボロが19歳というのもおかしい。19歳とすると、デートが1986年に行われたことになり、@と同じ問題が生じる。
正しくは、ディアボロ18歳になったばかりの夏であろう。
1985 7月14日前後 ドナテラ・ウナ、ディアボロの娘トリッシュをみごもる ディアボロ18歳
於:イタリア サルディニア島
コスタ・ズメラルダ(エメラルド海岸)
妊娠期間40週を逆算。
1986 4月19日 トリッシュ・ウナ 誕生 ディアボロの娘
血液型A
母親の名はドナテラ・ウナ
於:イタリア カンパニア県 イスキア

ディアボロ18歳
第58巻101ページには、1986年4月19日と記されているが、第63巻166ページでは、トリッシュの誕生日は1985年6月8日とされている。

@トリッシュが1985年6月8日に生まれたとすると、ディアボロとドナテラが恋をしたのが、1984年の夏ということになってしまう。
これでは、第58巻102ページの、ディアボロが撮ったドナテラの写真の日づけ「1985年6月」と矛盾する。
二人の恋はひと夏限りのものだったから、1984年に恋におちて、1985年に再び逢って写真を撮ったということはありえない。
第一、同じページで、ディアボロ自身が写真を見て、「この日付間違いない」と言っているから、第58巻102ページの設定(1986年4月16日生まれ)のほうをとるべきである。

Aなぜ、誕生日が第63巻で訂正されたのか。
思うに、理由は次のものであろう。
ジョルノは、第5部最終巻63巻で、「15歳」となっている。ジョルノは1985年4月16日生まれなので、第5部の場面は、2001年4月1日〜4月15日までの間ということになる。
ところが、トリッシュもまた15歳とされているため、トリッシュが1986年4月19日生まれだとすると矛盾が生じる。
つまりトリッシュは、2001年4月15日の時点では、まだ14歳ということになってしまうのである。
(1985年6月生まれと設定すれば、トリッシュは2000年6月の時点でもう15歳ということになり、この矛盾は回避できる)

1967年夏生まれのディアボロは、1986年の4月の時点では、まだ18歳。
1986 夏以降 ディアボロ、石の矢を6本発掘 ディアボロ19歳
於:エジプト
発掘翌日、ディアボロは石の矢とともに姿を消す。
  ディアボロ、石の矢を5本、エンヤ婆に売る 於:エジプト 石の矢の残り1本は、ディアボロが所有。
1986 ジョセフのスタンド発現 ジョセフのスタンド:『隠者の紫ハーミット・パープル)』 右腕からイバラのようなトゲが出る。
念写で、遠くにいる敵や町をカメラや砂に映せる。
念聴も出来る。
「隠者のカード(9)」の暗示は、沈黙、探求、穏やか、古いもの、理性、深い慈愛、原点回帰。

DIOも似た能力をもっており、やはりイバラのようなトゲが出る。
しかし、スタンド(守護霊)は本来、一人に一体のはず。
何故、DIOには2つのスタンドがあるのか?

思うに、DIOのこの透視能力とは、実は、ジョナサン=ジョースターの中に眠っていた、「ジョナサンの」スタンドなのではないだろうか。
DIO・BRANDO本人のスタンドは『世界(ザ・ワールド)』であるが、「DIOの首から下=ジョナサン」のスタンドが『透視スタンド』なのではないか。

そう考えると、DIOとジョセフの透視スタンドの共通性にも納得がいく。
ジョセフはジョナサンの孫なので、ジョナサンのスタンド能力が隔世遺伝したといえそうである。

そのあたりに、DIOとジョースターの血統が互いを感じあうという不思議を説明するヒントが隠されていそうである。
1986 承太郎のスタンド発現 空条承太郎16歳
195cm 82kg

承太郎のスタンド:『星の白金スタープラチナ)』
精密な動きと豪快なパワーの2面性をもつ。
あまりにスゴいスピードのため光の速度を超え、全盛期
18歳の時、最大5秒時を止めることができた。
(『スタープラチナ・ザ・ワールド』)
第6部の対プッチ戦でも5秒止めている。
第1〜5部中では、史上最高、無敵のスタンド。
「星のカード(17)」の暗示は、希望、夢、器用。逆位置だと、好悪。

スタンドの名づけ親は、モハメド・アヴドゥル。

注(第1巻3ページ):ふたりの囚人が鉄格子の窓から外を眺めたとさ。一人は泥を見た。一人はを見た。『フレデリック・ラングブリッジ-不滅の歌』
  ポルナレフ、脳に肉の芽を埋め込まれる   妹シェリーを殺した犯人(J・ガイル)への復讐心を、DIOに利用された。

DIOは、ポルナレフには犯人(J・ガイル)を見つけてやるから承太郎たちを殺せと命令しておきながら、実はその後、犯人(J・ガイル)を探し出し、自分の手下にしている。

肉の芽とは、DIOの細胞からなるコントローラ針。
脳にうちこまれ、DIOのカリスマに服従する気持ちをよびおこす。
ムリにとろうとすると、肉の芽は動き出し脳に傷をつけるので、普通の手術ではとれない。

肉の芽を埋め込まれると、数年で脳を食いつくされ、死ぬ。
DIOの意志で短時間に暴走させ、死に至らしめることもできるようである。(花京院やエンヤ婆のケース)
1987 エンリコ・プッチ、初めてDIOと出会い、石の矢を渡される エンリコ・プッチ15歳
神学校の学生
於:教会の納骨堂
「太陽アレルギー」と言うDIOの言葉を信じたプッチにDIOは好意をもち、プッチに石の矢をプレゼントする。

DIOは、会いたいと思ったら何年先でも矢に気持ちを念じて呼んでくれと言い残し、プッチの生まれつき曲がっていた指を治して闇に消え去る。

プッチの生まれつき曲がっていた指は、プッチのセリフからすると「左足の指」のはずである。しかし、なぜかイラストでは、右足の指が曲がっている。
1987 吉良吉廣(吉良吉影の父親)病死 吉良吉影21歳 死因は癌。
死後は写真の中の幽霊となって吉良吉影を守る。

吉影の母親も、吉廣の死後まもなく死亡。
1987 8月頃 DIOのスタンド『世界(ザ・ワールド)』が初めて時をとめる経験をする 於:エジプト カイロ

DIO死亡の半年前
エンヤ婆に渡った石の矢により、DIOのスタンドが発現することに。
1987 8月頃 アヴドゥルの前にDIO現れる 於:エジプト カイロ ハンハリーリという市場のアヴドゥルの店の2階の階段

承太郎と花京院が出会った日の4ヶ月前 満月の晩
アヴドゥルは(恐らくジョセフから)話を聞いていて、DIOだと気づいたので、肉の芽を埋め込まれる前に、窓を破って逃亡できた。
1987 8月後半〜9月頃 花京院、脳に肉の芽を埋め込まれる 於:エジプト
ホリィが高熱に倒れる3ヶ月前
家族とエジプトナイルを旅行中にDIOに襲われた。
ホリィが倒れたのは1987年の冬(第35巻58ページ)だが、もしそれが1987年の1・2月だとすると、三ヶ月前は花京院は1986年の2学期の真っ最中であり、家族旅行に行くとは思えない。
そこで、ホリィが倒れたのは1987年の11月末頃〜12月中旬の間であり、花京院が脳に肉の芽を埋め込まれたのは、1987年の夏休み後半のことだったのではないかと思う。
1987 12月 承太郎留置場に入る 両耳に小さな丸いピアス着用 ゴロツキ4人とのケンカ中、悪霊(スタンド)が発動してしまい、4人全部で15の骨折を負わせタマタマも潰してしまったので、承太郎は留置場に自ら立てこもった。
ちなみに、留置場で飲んでいたビールは「Heineken・Lager」。


1999年4月に承太郎29歳という集英社公式HPでの設定(
http://annex.s-manga.net/jojo/)と、承太郎がこの時点で17歳(第12巻192ページ)という設定から、1999−29+17=1987年に承太郎留置場入り。
また、これは集英社公式HPでも明示されている。

若さに似合わず、性格は沈着冷静。とりたてて感情を表に出さないが、やる時はやる性格。
心の奥底は優しく、母親思い。
  ジョセフとアヴドゥルが来日 留置場に入ってから4日後
午前中
ホリィの要請で、承太郎を留置場から出すため、やってきた。

承太郎の高校の女子のセリフ「JOJO…4日も学校休んで何してたのよ?」(第13巻65ページ)
つまり、承太郎は4日間留置場にいた=4日目にジョセフたちが来た。
  承太郎 VS アヴドゥル
承太郎が留置場から出る
アヴドゥルのスタンド魔術師の赤マジシャンズ・レッド)』

於:留置場

留置場に入ってから4日後
11:10過ぎ
火炎と熱の能力。その熱は鉄の棒でも空中で溶かしてしまう。
「魔術師のカード(1)」の暗示は、始まり、想像、知恵、計画、話術、訪問。

承太郎やジョセフと違い、生まれつき備わっているスタンド。


承太郎を牢屋から追い出すため、アヴドゥルが使った技は、赤い荒縄レッド・バインド)。

承太郎は『スタープラチナ』で牢屋の鉄格子をへし折り、アヴドゥルに投げつけようとするが、その際、承太郎の足が牢屋の外に出てしまったことで、対戦終了。
  DIOの首すじの星形のアザとジョースター家の因縁 於:カフェ

留置場から出所した日の午後
ジョセフ
「DIO!わしの『念写』にはいつもこいつだけが写る、そしてやつの首のうしろにあるのは!
(ジョースター家の血統の人間が生まれもつのと同じ星型のアザ)
このくそったれ野郎の首から下は…わしの祖父ジョナサン・ジョースターの肉体をのっとったものなのじゃあああ――あああ!!」

アヴドゥル
「あなたたちの能力はDIOの肉体…つまりジョナサンの肉体と、見えない糸でむすばれている… 
DIOの存在が、あなた方の眠れる能力を呼び覚ましたとしか、今はいえん」

補足だが、ジョセフは実はこの後、DIO以外も念写している。第17巻196ページで、自分の脳の中を念写している。
  花京院典明、承太郎の高校に転校してくる 花京院典明17歳
178cm 65kg

承太郎が留置場から出所した日
この時の花京院は、家族とエジプト旅行中にディオによって肉の芽を埋め込まれ、操られている状態。

承太郎出所の翌朝、花京院がこう言っている。
「昨日転校してきたばかりです…よろしく」(第13巻79ページ)
  花京院典明 登場 二つに枝分かれした、先に丸い飾りのついた長いピアス着用

於:鳥居の石段
留置場から出た翌朝
花京院初登場。鳥居をくぐり抜けようとする承太郎の背後で絵筆を構え、キャンバスに承太郎の姿を写しとっている。(たぶん油絵)

花京院が写生画の中の承太郎の左ヒザに絵筆をズッとひくと、承太郎の左ヒザが突然裂ける。
承太郎は石段のてっぺんから落下するが、『スタープラチナ』で木の枝をつかんで、石段下に無事着地。

そこに花京院が下りてくる。
右手に学生カバン、左手は肩から羽織ったショールに添えて、華麗に登場。
長いピアスと髪を風に靡かせ、スーパーモデル並のインパクト。
効果音はシュキイィィン。

なお、花京院のピアスは、途中から一枝ピアスになる。
二枝ピアスがストーリー中で最後に確認できるのは、第14巻99ページ。
扉絵を含めると、第17巻7ページが最後。(→
  花京院の果たし状
(承太郎 VS 花京院)
於:高校の医務室
留置場から出た翌朝
左ポケットから花京院に貰ったハンカチが床に落ちる。
ハンカチには、何かが記された紙が挟んであった。
承太郎が広げてみると、そこには花京院の直筆(毛筆?ちょっとクセ字)で、以下のような果たし文が、したためてあった。

空条承太郎
本日中に きさまを殺す わたしの 幽波絞(スタンド
で!
花京院典明


花京院は果たし状で誤字ッている。正しくは幽波『紋』なのだが、花京院は、幽波『絞』と書いている。
  花京院のスタンド 初登場 花京院のスタンド:『法皇の緑ハイエロファント・グリーン)』

※ただしこの時点では『ハイエロファント・エメラルド』
花京院のスタンドは、射程距離が広く、色々なモノに潜む。
ひきずり出されると怒る。
人間に入り込んで操る事もできる。 力は弱い。
しかし相手をうち抜くエメラルドスプラッシュの威力はおそろしい。

「法皇のカード(5)」の暗示は、援助、全ては全体の為に、道徳秩序、統治、寛大、慈愛、受容力、包容力、結婚、伝統。逆位置だと、人に影響されやすい。

承太郎やジョセフと違い、生まれつき備わっているスタンド。

DIOに操られているこの時点では、花京院のスタンド名は『ハイエロファント・エメラルド』となっている。
『ハイエロファント・グリーン』になるのは、出発前にアヴドゥルのタロットカードをひいた後からである。
  操り人形とキス
(承太郎 VS 花京院)
花京院のスタンド:『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』

於:高校の医務室
留置場から出た翌朝
花京院の『ハイエロファント・エメラルド』にとりつかれた女医が、万年筆をふりまわし承太郎に襲いかかる。
窓際に、花京院が土足で座り込んでいる。
花京院の右手には、操り人形。花京院がDIOに操られていることを暗示しているよう。

女医の口内に潜む花京院の『ハイエロファント・エメラルド』を見つけた承太郎は、女医の腕と髪を引っつかみ、乱暴に女医の口を吸う。
『スタープラチナ』を『ハイエロファント・エメラルド』の唇に噛みつかせ、ひきずりだす。

花京院、驚愕の面持ち。
いわば花京院は、承太郎に突如強引にキスされたようなもの。
  花京院初のエメラルドスプラッシュ
(承太郎 VS 花京院)
花京院のスタンド:『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』

於:高校の医務室
留置場から出た翌朝
ひきずりだされる直前、怒った『法皇の緑』は、女医の体を傷つけていた。
「後悔することになるぞ…JOJO」
花京院初のエメラルドスプラッシュ
胸にくらって吹っ飛ぶ承太郎。

(ちなみに、この後のコマで、操り人形と花京院本体と『法皇の緑』が、いずれも同じポーズで腰に手をあてて、すましているシーンは必見)
  だからおれが裁く!花京院返り討ち
(承太郎 VS 花京院)

花京院のスタンド:『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』

於:高校の医務室
留置場から出た翌朝

女医まで巻き添えになったことにブチきれた承太郎のセリフが神。

「……この空条承太郎は…いわゆる不良のレッテルを貼られている」
「ケンカで相手を必要以上にブチのめし、いまだ病院から出てこれねえヤツもいる…イバルだけで能なしなんで、気合を入れてやった教師はもう2度と学校へ来ねえ…料金以下のマズイめしを食わせるレストランには、代金を払わねーなんてのはしょっちゅうよ!」

「だがこんなおれでも、吐き気のする『悪』はわかる!!『悪』とはてめー自身のためだけに弱者を利用しふみつけるやつのことだ!!ましてや女をーっ!」

「きさまがやったのはそれだ!あ〜〜ん…おめーの『スタンド』は被害者自身にも法律にも見えねえし、わからねえ…だから…おれが裁く!」
ピシュッ!

『スタープラチナ』のオラオラが炸裂。
操り人形の糸は切れ、花京院は全身から夥しい血を噴いて倒れる。
  承太郎、ホリィの顔色がよくないことを指摘 於:空条家縁側
留置場から出た翌日
空条家は純和風建築の大豪邸。
ホリィが洗濯物を干していると、承太郎が花京院を片手で軽々、右肩に抱え、戻ってくる。
花京院は血を滴らせ、つま先まで脱力し、苦しそうに呻いている。

承太郎、ホリィの顔色がよくないことを指摘。
  承太郎、花京院から肉の芽を摘出 於:空条家茶室
留置場から出た翌日
ジョセフとアヴドゥルのいる茶室に、横たえられた花京院(気絶中)。
花京院は、額の肉の芽のせいであと数日の命であることが判明。

承太郎は花京院にまたがり、精密な動きをする『スタープラチナ』で肉の芽を引っこぬこうとする。
しかし、同時に肉の芽の触手が承太郎の脳めざして承太郎の手の甲から侵入を開始。
その時、花京院、目を醒ます。

触手は承太郎の目の横まで達したが、承太郎は震えひとつ起こさず、『スタープラチナ』で肉の芽の駆除成功。

花 「なぜ…おまえは自分の命の危険を冒してまでわたしを助けた…?」
承 「さあな…そこんとこだが、おれにもようわからん」
花京院、感涙し、神妙な面持ち。

1987 12月 ホリィが高熱に倒れる ホリィのスタンド:『シダ植物のようなスタンド』

於:空条家台所冷蔵庫前
朝 承太郎登校前
(恐らく花京院の肉の芽をひきぬいた翌日)
ホリィが倒れたのは1987年の冬とあるが(第35巻58ページ)、これは1987年1・2月ではなく、1987年11月末頃〜12月中旬の間だろう。

なぜなら、花京院は旅に出た冬の時点で17歳になっている(第15巻7ページ)必要があるからである。

第15巻で、ニセモノ花京院が承太郎を「先輩」呼ばわりしており、花京院は承太郎より後で生まれたと推測されるところ、花京院が承太郎より遅く生まれたとすると、花京院は獅子座(7月23日〜8月22日)なので、1987年7月23日以降でないと17歳にならない。

なお、50日以内にDIOを倒さないと、ホリィはスタンドに体を蝕まれ、死んでしまう。

1987 12月 仗助、原因不明の発熱により50日間生死をさまよう 仗助4歳
スタンド:『クレイジー・ダイヤモンド
この時から、スタンドが発現した模様。
スタンドの名付け親は、1999年に出会う承太郎。
破壊されたものを復元する。
ただし、自分の体だけは復元できない。
殴ったモノを変形することもできる。
1987 12月 仗助とガクランの少年との出会い 仗助4歳
於:大雪の杜王町の車道
東方朋子が、高熱を出した仗助を病院へ連れて行く途中、大雪で車が止まってしまった。
その時、ガクランをきたアフロヘアーの少年が通りかかり、ガクランを車輪の下に敷いて車を押してくれた。
その光景を見ていた仗助にとって、ガクランの少年は、憧れとなり、生き方の手本となった。
1987 12月 虹村兄弟の父親、DIOに肉の芽を埋められる    
  DIOの居所を確定
承太郎のスタンドに名がつけられる
花京院のスタンドの名があらたまる
於:空条家台所冷蔵庫前

朝 承太郎登校前
(恐らく花京院の肉の芽をひきぬいた翌日)
ジョセフが念写したDIOの写真の背後に飛んでいた影を、『スタープラチナ』でスケッチすると、それがアスワンツェツェバエと判明。
DIOがエジプトアスワン付近にいると確定。

そこに包帯を額に巻いた花京院が現れ、DIOを倒す旅への同行を申し出る。
こんな早朝に花京院が空条家の台所にやってくるということは、前の晩は空条家に泊まっていたと推測できる。
額の包帯を巻いたのは誰であろうか。

アヴドゥルが承太郎にタロットカードをひかせ、承太郎のスタンドに『星の白金(スタープラチナ)』と名づける。
花京院のスタンドの名は、以降、『ハイエロファント・エメラルド』から『ハイエロファント・グリーン』にあらたまる。
1987 12月14日 承太郎・花京院・ジョセフ・アヴドゥル、エジプト行きのジャンボ旅客機に搭乗 於:成田
20:30
@同行を申し出た時点では花京院はまだ額に包帯をしていたが、出発の際には包帯がとれていること、Aジョセフがホリィに清拭をしてやっていることから、ホリィが倒れてから出発まで、その間、数日といったところか?

花京院は家出のような形で日本を離れた(第15巻7ページ)とあるので、どうやら花京院は、空条家に運び込まれて以来、エジプト出発まで、ジョセフやアヴドゥルともども、空条家に滞在していたようである。

1988年12月14日である理由(→
1987 12月14日 花京院 VS GRAY FLY
(GRAY FLY死亡)
GRAY FLYのスタンド:『灰の塔タワーオブグレー)』

於:東中国海上空
22:35
人の舌を好んで喰いちぎる虫の形をしたスタンド。塔針タワーニードルを他のスタンドの舌につき刺してひきちぎる。
この時点では
スタープラチナより速い
事故にみせかけて大量殺戮をする。
「塔のカード(16)」の暗示は、破壊と災害、旅の中止、突然、粛正。

PS版ジョジョの奇妙な冒険で『灰の塔(タワーオブグレー)』の本体名はGRAY FLYとされている。

花京院は、舌を突き刺されつつも、密かにシートの中や外に『法皇の緑』の触手を伸ばし、エメラルドスプラッシュで、『灰の塔(タワーオブグレー)』をそのエリアに追い込む。

「わたしの『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』は…ひきちぎるとくるいもだえるのだ喜びでな!」
『法皇の緑』の触手で『灰の塔』をひきちぎる。本体のジジイ(GRAY FLY)も死亡。
1987 12月14日 承太郎・花京院・ジョセフ・アヴドゥルの乗ったジャンボ旅客機、不時着 於:香港沖35km すでに、『灰の塔』により、パイロットは舌を抜かれ殺されていた。

ジョセフ、人生三度目の飛行機墜落。

プロペラ機しか操縦したことのないジョセフが、海上に不時着させる。
これにより、第三者を巻き込む恐れのある既定の空路は使わないことになる。
1987 12月15日 ジャン・ピエール・ポルナレフ 登場 22歳
185cm(髪を入れると193cm) 78kg
血液型AB型
フランスの田舎出身
髪の色はシルバー
瞳の色はブルー
あわせるとハートの形になる長いピアス着用 

於:香港 中華料理店翠園
花京院が隣の承太郎に、香港でお茶をする際のサインについて講義していると、ポルナレフがメニューを聞きにやってくる。
ジョセフがかわりに注文してやるが、全く違う料理がきたので、ジョセフのおごりということでポルナレフを同席させる。

ポルナレフ 
「このニンジンの形…星(スター)の形…なんか見覚えあるなあ〜…そうそうわたしの知りあいが、首すじにこれと同じ形のアザをもっていたな…」

星のアザを持つ知り合いとは勿論DIOのこと。この時ポルナレフは、DIOに肉の芽で操られている。

2001年の時点で36歳なので(第61巻67ページ)この時22歳。
ポルナレフは、幼い頃に母親が死亡、妹シェリーも1984年に死亡。現在は天涯孤独。(第17巻95ページ)
余談だが、花京院の流暢なお茶の作法から察するに、花京院は以前も香港に来たことがあるようである。

1988年12月15日である理由(→
1987 12月15日 ポルナレフのスタンド 初登場 ポルナレフのスタンド:『銀の戦車シルバーチャリオッツ)』

於:香港 中華料理店翠園

日本を出た翌日(日本時間で午後)
剣が武器で、空気を裂くことで炎をも切断できる。
軌道さえわかれば、光の速さで動く敵を切る事もたやすい。
7体のスタンド残像群を作れる。
だが、非力である。
奥の手として剣針を飛ばすこともある。
『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ
「戦車のカード(7)」の暗示は、侵略と勝利、積極的、前進、成功、助力。逆位置だと、不遜、井の中の蛙。

承太郎やジョセフと違い、生まれつき備わっているスタンド。
1987 12月15日 アヴドゥル VS ポルナレフ ポルナレフのスタンド:『銀の戦車(シルバーチャリオッツ)』

於:香港 中華料理店翠園〜タイガーバームガーデン
日本を出た翌日(日本時間で午後)
料理碗の中から『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』が、ジョセフを奇襲。
アブドゥルが『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』で応戦。
その後、タイガーバームガーデンへ移動。

アヴドゥルの、十字架の形の炎、クロスファイアーハリケーンC・F・H)をくらったポルナレフは、『銀の戦車』の甲冑を外す。
身軽になり、7体の残像群を作りながら、『魔術師の赤』に襲いかかる。

対するアヴドゥル、十字架の形の炎を数体に分裂させて飛ばす、クロスファイアーハリケーンスペシャルC・F・H・S)を地面に潜らせ、『銀の戦車』を直下から襲撃。
これには、7体の残像群で円陣を組んだ『銀の戦車』も敗れ去る。
1987 12月15日 承太郎、ポルナレフから肉の芽を摘出 於:香港 タイガーバームガーデン
日本を出た翌日(日本時間で午後)
ポルナレフに短剣を渡し、自害を勧めて背を向けるアヴドゥル。
ポルナレフは、アヴドゥルの背中に短剣を投げつけることも、短剣で自害して楽に死ぬことも断念。
潔く苦しみ焼け死ぬ道を選ぶ。

ポルナレフの騎士道精神に感じ入ったアヴドゥルは、『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』の火炎を消し、ポルナレフを助命。

ポルナレフの額に肉の芽があることを発見し、承太郎がこれを駆除。
自分のときのことを思い出したのか微妙な表情で見守る花京院。

DIOを目指していけば、妹シェリーのかたきに会えると信じたポルナレフは、承太郎たちの旅に同行することに決める。
  チャーターしたヨットクルーザーに密航者の少女の登場 於:東中国海 香港沖 シンガポールへ海路でいくため、チャーターしたヨットクルーザーに密航者の男装の少女が潜伏していた。
ニセ船長に見つかった少女は、海に飛び込み、サメに襲われかけるが承太郎が助ける。

思うに、荒木先生は当初、この少女を第3部のヒロインにして、将来的に承太郎と結婚させるつもりだったが、途中でその構想を打ち切り、突如降板させたのではないだろうか。

荒木先生は、この少女に関しては、伏線を張り巡らしておきながら、結局それにほとんど触れることなく、対『運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)』戦後、唐突に香港に強制送還させ、以後一切彼女を登場させなかった。

はっきりいってこの少女は美人でなく、承太郎に配するには役不足の感が否めない。
性格的にも読者の支持を得そうなキャラとも思えない。
承太郎とこの少女をくっつけるな、という読者の投書が多かったので、降板させたというのが真相ではないか?と勝手に推測。

この密航少女の降板が決まったと思われるあたりから、承太郎の女房役としての花京院の位置づけが、より濃厚になったように見受けられるのだが。

なお言うまでもなく、承太郎が将来妻とするアメリカ人女性は、この少女とは全くの別人である。
(髪の色も、顔も、性格も違う)
  花京院のピアスが、一枝ピアスになる 於:東中国海 香港沖 承太郎が、テニール船長にせものに、スタンド使いはこいつだと言った場面(第14巻99ページ)以降、 花京院のピアスが、二枝から一枝へ。
ただし、一コマだけ二枝ピアスが復活している箇所がある。(第17巻188ページ)

また、第17巻155ページで、花京院が両耳にポルナレフのピアスと同じ形のピアスをつけている!

  承太郎 VS テニール船長のニセモノ
(テニール船長のニセモノ死亡)
テニール船長のニセモノのスタンド:『暗青の月ダークブルームーン)』

於:東中国海 香港沖
他のスタンドを殴った際、フジツボをくっつけ、スタンドパワーを吸い取って、増殖させことができる。
水かきはスクリューの回転よりシャープに動く水中カッター。
カッターのようなウロコを舞わせた水の蟻地獄に、敵を引き込む。

「月のカード(18)」の暗示は、水のトラブル、嘘と裏切り、未知の世界への恐怖、不安。

なお、本体の肺活量は一般人の3倍で、潜水自己ベストは6分12秒。

フジツボをくっつけられ、スタンドパワーを吸いとられて、カッターのようなウロコの舞う巨大な渦に引き込まれた承太郎。
しかし、承太郎は、わざとぐったりして、力を指先にため、流星指刺スターフィンガー)で『暗青の月(ダークブルームーン)』の頭部をスパッと刺身にする。
テニール船長のニセモノ死亡。
  ヨットクルーザー沈没〜シンガポールへの海上途中を漂流 於:東中国海 香港沖〜東中国海 シンガポール沖 テニール船長のニセモノ(本物は香港沖に沈んでいる)が、ヨットクルーザーに爆薬を仕掛けていたため、ヨットクルーザー沈没。
ボートに乗り移って、救助を待つ。
1987 12月18日 貨物船に乗船 於:東中国海 シンガポール沖
日本を出て4日目
巨大な貨物船に乗船
承太郎は違和感を感じるが、ポルナレフを先頭に皆で結局乗り込む。
人はいないのだが、オリに一匹のオランウータンが。

1988年12月18日である理由(→
1987 12月18日 承太郎 VS フォーエヴァー(オランウータン) フォーエヴァーのスタンド:『ストレングス)』

於:東中国海 シンガポール沖
日本を出て4日目
船全てが、フォーエヴァーのスタンド。
あまりにスタンドエネルギーが大きいため、スタンド使い以外にも、このスタンドは見える。
船の形を自在に変え、敵のスタンドを船の一部に取り込み圧迫し、切断しようとする。

「力のカード(8)」の暗示は、挑戦、強い意志、秘められた本能、飲み込む。

PS版ジョジョの奇妙な冒険で『力(ストレングス)』の本体名はフォーエヴァー(FOREVER)とされている。

シャワー室の壁に取り込まれかけた承太郎だが、『スタープラチナ』のパワーで制服のボタンを飛ばし、オランウータンの脳天を直撃。
ひるんだところをオラオラでブチのめす。
  貨物船撃沈〜漂流してシンガポールへ 於:東中国海 シンガポール沖〜シンガポール 再び、乗ってきた救命用ボートにて、漂流。
(ちなみにヨットクルーザーから一緒に遭難してきた船員たちは皆、貨物船で、殺された)
  ポルナレフ VS 呪いのデーボ
(呪いのデーボ死亡)
呪いのデーボ
(アメリカインディアンの呪術師で殺し屋)
デーボのスタンド:『悪魔エボニーデビル)』

於:シンガポール
ホテル SHANGURI-LA 912号室
人形を操る。本体から離れた所でも人形を繰り敵を襲う事が出来る。
剃刀、ノコギリ、槍を操り、鋭い歯で噛みつく。
相手を恨めば恨むほど、スタンドが強くなる。

「悪魔のカード(15)」の暗示は、呪いによる精神状態の悪化、不吉なる墜落の道。

ポルナレフが部屋に入った時から電話横にいた人形が、『悪魔(エボニーデビル)』。

ジョセフたちの部屋(1212号室)に行こうとすると、電話横に置いておいた鍵がベッドの下に落ちている。
ベッドの下に潜りこんだ瞬間、ポルナレフは電気コードで両手をベッドに結わえつけられる。
さらにベッドの足がノコギリで切断され、120kgのベッドが落ちてくる。

『悪魔』は剃刀等を振り回し、ポルナレフに迫ってくるが、『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』は、ポルナレフの目の届かないところでは、うまく働かない。

『銀の戦車』の剣をメッタ突きし、コードを切断。
この際、壁の鏡を割り、その破片で、ベッドの下からでもベッドの上の『悪魔』の位置を見えるようにした。

割れたビール等で濡れた床に、ヘアドライヤーを投げ込まれ感電死させられかかるが、『銀の戦車』の剣が一瞬早く、ヘアドライヤーごと『悪魔』を串刺しにする。

ポルナレフは、『悪魔』のタマキン以外を切り刻む。本体のデーボ、ホテルの男子トイレで、死亡。
  ラバーソウル、花京院に化ける ラバーソウルのスタンド:『黄の節制イエローテンパランス)』

於:シンガポール
ホテル SHANGURI-LA
ヘドロのようなスタンド。
敵の本体に喰らいつき、じわじわ食っていく。
喰らった肉と同化するので、スタンドを介しなくても触れるし、スタンド使い以外にも見える。

本体のラバーソウルは、スタンドの中に隠れている。
「節制のカード(14)」の暗示は、浄化。逆位置だと、不謹慎、不摂生。

PS版ジョジョの奇妙な冒険で『黄の節制(イエローテンパランス)』の本体名はラバーソウルとされている。
RUBBER SOUL=ゴム人間。
  ニセモノ花京院、スリを半殺しにする
(承太郎 VS ラバーソウル)
ラバーソウルのスタンド:『黄の節制(イエローテンパランス)』

於:シンガポール 貿易センタービル ケーブルカー乗り場
インドへ向かう列車の手配をしに、花京院とホテルを出た承太郎。
しかし、この時既に、『黄の節制』が花京院に化けている。
(ニセモノ花京院とはいえ、承太郎と花京院の身長差がはっきりわかる第15巻75ページ萌え)

ヤシの実ジュースを買うため、ニセモノ花京院が財布を取り出す。
シャネルの財布である。
この財布をスッた男を、ニセモノ花京院は『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』で捕まえ、ブチのめす。

ニセモノ花京院は、本物の花京院が絶対吐かないような言葉を連発。
「てめー」
「このビチグソがァ〜〜っ!」
「ヘドぶち吐きなッ!」
「こえだめで生まれたゴキブリのチンボコ野郎」
「そのシリの穴フイた指でぎろうなんてよぉ〜〜っ!!」
「こいつはメチャゆるさんよなああああ」
「ほらほーらほーら」

さらに、顔面ヒザ蹴りバッグブリーカーといった荒技を、コンボで繰り出したので、承太郎が止めに入り、突き飛ばす。
  ニセモノ花京院、レロレロレロレロ…
(承太郎 VS ラバーソウル)
ラバーソウルのスタンド:『黄の節制(イエローテンパランス)』

於:シンガポール 貿易センタービル ケーブルカー乗り場
ニセモノ花京院は、承太郎を「くん」「先輩」と呼び、因縁をつけてくる。
さらに、カブト虫4匹を平らげる。
「うんすごく好きなんだ…ココナッツ」と言っている時のニセモノ花京院の顔は、もう完全に変質者。

ニセモノ花京院は、ケーブルカー乗り場で承太郎を突き落としかけ、承太郎から貰ったチェリーを、ヨダレまみれの突き出した舌の上で、レロレロレロレロ…転がす。
しかも、落としたチェリーを拾って口に運ぶ。

花京院はまことに変態が似合う。
この回から初めて見た人は、花京院=変態となっても致し方ない。
  承太郎 VS ラバーソウル ラバーソウルのスタンド:『黄の節制(イエローテンパランス)』

於:シンガポール 貿易センタービル ケーブルカー
目を醒まさせようと、承太郎がニセモノ花京院をケーブルカーの中に殴り飛ばすと、ニセモノ花京院の口がバガァッと裂け、舌がレロレログリュグリュ。
ニセモノ花京院の顔(『黄の節制』)が吹っ飛び、中から、本体ラバーソウルが現れる。

殴った際、承太郎の右小指に、『黄の節制』の一部が喰らいつく。
指についた『黄の節制』は熱すると逆に全体に飛び散り、冷やすと針のようにとがって、益々くい込む。

その後、『黄の節制』全体に捕まった承太郎は、『スタープラチナ』でケーブルカーの床をぶち破り、ラバーソウルを道連れに、落下。
  承太郎 VS ラバーソウル ラバーソウルのスタンド:『黄の節制(イエローテンパランス)』

於:シンガポール 波止場
落ちたのは水の中。
息ができなくなった本体ラバーソウルは、『黄の節制』のガードをひらき、その中から顔を出す。
その瞬間、承太郎は、本体ラバーソウルに、直接ヒジ鉄を食らわす。

一度降伏したラバーソウルだったが、承太郎の横に排水口を発見。
陸に這い上がり、マンホールから『黄の節制』を侵入させ、マンホールより通じた排水口から、承太郎を急襲。そのまま承太郎を排水口に引きずり込もうと企む。

しかし承太郎は、『スタープラチナ』による風圧のパンチを排水口に送り込み、その水圧でマンホールの蓋を吹き飛ばし、ラバーソウルの顎にブチあてる。
衝撃で再び水中に落下したラバーソウルを、承太郎はボコボコにする。

補足だが、ラバーソウルは、承太郎を殺せば1億ドル(この当時の日本円で約120億円超)貰えることになっていた。
DIOの全財産は明らかに兆単位だろう。
  列車と船でインドのカルカッタへ 於:シンガポール〜インド カルカッタ 花 「JOJO…そのチェリー食べないのか?ガッつくようだが、ぼくの好物なんだ…くれないか?」
承 「ああ」
花 「サンキュー…パク…レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」
承 「…………」
(承太郎、ニセモノかと疑う)
花 「…おっ、JOJO見ろ、フラミンゴが飛んだぞ!」
承 「やれやれ」
1988 1月1日過ぎ ポルナレフ、アヴドゥルが止めるのも聞かず、ひとり別行動 J・ガイル
(エンヤ婆の息子/両手とも右手)
J・ガイルのスタンド:『吊られた男ハングドマン)』

於:インド カルカッタ レストランのトイレ
日本を出て15日過ぎ
映るモノに潜み、そこに映っている人・物の像を攻撃する。
すると、実体にも、それと同じダメージが生じる。
映るものから映るものへ、光の反射を利用して光の速度で直線移動する。
映らなくなると、そこにとどまれないので移動するしかない。
移動中は無防備。
「吊られた男のカード(12)」の暗示は、犠牲、警告、忍耐、抑圧。

J・ガイルとホル・ホースは、ポルナレフをおびき出そうとする。
トイレの鏡に現れた『吊られた男(ハングドマン)』にまんまと乗せられるポルナレフ。

1988年1月1日過ぎである理由(→
1988 1月1日過ぎ ポルナレフ・アヴドゥル VS J・ガイル、ホル・ホース ホル・ホースのスタンド:『皇帝エンペラー)』

J・ガイルのスタンド:『吊られた男(ハングドマン)』

於:インド カルカッタ市街
日本を出て15日過ぎ
拳銃のスタンド。
弾丸の軌道を操れる。
「皇帝のカード(4)」の暗示は、支配、合理的、現実的。逆位置だと、野心、傲慢、杜撰な計画。

まず、ポルナレフはホル・ホースと対峙。ホル・ホースの弾丸は軌道を変え、ポルナレフに迫る。

その時、アヴドゥルが駆けつけ、ポルナレフを突き飛ばして助けるが、再び弾丸は向きを変え、ポルナレフとアヴドゥルのほうに向かってくる。
ポルナレフを庇うアヴドゥル。

そこへ花京院も駆けつける。花京院は一目でアヴドゥルの背後の異変に気づくが、一瞬遅かった。

実はホル・ホースの弾丸は、ポルナレフたちを『吊られた男』の映り潜む水たまり近くに追い込むための、囮だった。
水たまりに映るアヴドゥルの背中に、『吊られた男』が、ナイフを突きたてる。
アヴドゥルはのけぞり、その隙をついて、ホル・ホースの弾丸がアヴドゥルの眉間に命中。
1988 1月1日過ぎ アヴドゥル死にかける ホル・ホースのスタンド:『皇帝(エンペラー)』

J・ガイルのスタンド:『吊られた男(ハングドマン)』

於:インド カルカッタ市街
日本を出て15日過ぎ
花京院は駆け寄り、脈を確かめるが、反応がない。
実は、この時アヴドゥルは仮死状態だったのだが、花京院とポルナレフは、死亡したと思い込む。

この後、アヴドゥルは承太郎とジョセフに発見され、背中と頭のキズの手当てを受ける。
背中を刺されたせいで顔がのけぞり、ホル・ホースの弾丸は頭蓋骨を少し削り取っただけで済んだ。
背中の傷は深く、11日後ようやく立てるようになる。
(第19巻144ページ「立てるようになったのもつい3日前」、同巻148ページ「2週間ぶりか」)

アヴドゥルはインドで11日間療養後、飛行機でサウジアラビアに飛ぶ。
1988 1月1日過ぎ 花京院、ポルナレフをエメラルドスプラッシュでうつ
(ポルナレフ・花京院 VS J・ガイル、ホル・ホース)
ホル・ホースのスタンド:『皇帝(エンペラー)』

J・ガイルのスタンド:『吊られた男(ハングドマン)』

於:インド カルカッタ市街
日本を出て15日過ぎ
花京院は、ポルナレフがホル・ホースの方へ向かっていくのに気づく。

「ポルナレフッ!相手の挑発にはのらないでください、まだわからないのですか…あなたは相討ちしてでもかたきを討つと考えているなッ」
「勝てるみこみが見えないうちは戦うな!こいつらのスタンドの性質がよくわからないから、ここは一時ひくのですッ!」
「自分も死ぬような戦いはやめるんだッ!アヴドゥルさんはそれをいっているのだッ!」

一度は花京院の言葉に従うかに見えたポルナレフだが、J・ガイルの挑発を受け、向かっていってしまう。
「ポルナレフおちつけッ!」
「ポルナレフ挑発にのるなァーッ!!誘っているんだーッ!!」

花京院の渾身の説得も虚しく、ポルナレフは退転せず、J・ガイルとホル・ホースのはさみ討ちにあう。
ポルナレフを救うため、花京院は敢えてエメラルドスプラッシュでポルナレフをうち、その場から吹っ飛ばす。
1988 1月1日過ぎ 花京院、ポルナレフを殴る ホル・ホースのスタンド:『皇帝(エンペラー)』

J・ガイルのスタンド:『吊られた男(ハングドマン)』

於:インド カルカッタ近郊の村 (トラックの中)
日本を出て15日過ぎ
トラックに乗り込んだ花京院は、倒れているポルナレフを拾い上げ、ホル・ホースの射程圏外に走り去る。
J・ガイルのみ、後を追ってくる。

「アヴドゥルの気持ちがわかった、生きるために闘う」と呟くポルナレフに、花京院は訊きかえす。
「本当にわかったのですか」

頷くポルナレフの顔面に、花京院の肘鉄がメリこむ。
「それは仲なおりの『握手』のかわりだポルナレフ」
花京院の目には、うっすら涙。

鼻血を噴きながら、感謝の言葉を述べるポルナレフ。
花京院は涙ながらに宣言する。
「今度やつらがおそってきたら!ぼくたちふたりが倒すッ!」

花京院の思慮深さ、チームの調整役としての性格が現れた場面。
1988 1月1日過ぎ J・ガイルのスタンド『吊られた男』の謎、解明
(ポルナレフ・花京院 VS J・ガイル) 
J・ガイルのスタンド:『吊られた男(ハングドマン)』

於:インド カルカッタ近郊の村
日本を出て15日過ぎ
『吊られた男』を巡り、鏡に「中の世界」があると主張するポルナレフと、ファンタジーやメルヘンじゃないから鏡に「中の世界」なんてない、あるのは光の反射だけ、と返す花京院。

その時、ハンドルのメッキに、『吊られた男』が現れる。
『吊られた男』がナイフを取り出したのを見た花京院はとっさに急ブレーキを踏み、車を横転させ脱出。

ポルナレフ、『吊られた男』が光の反射を利用してハンドルのメッキから車のバンパーに移動するのを目撃。
岩陰に隠れた二人の前に、何も知らぬ現地人の子供がやってくる。
『吊られた男』はその子供の瞳に潜んでいたが、無関係の子供の目を攻撃することはできない。

ポルナレフは、子供の目に砂を蹴りかけ、目を閉じさせる。
そうすれば、居場所を失った『吊られた男』は次に、子供の視線の先にあるポルナレフの瞳へ移動してくると判断したのである。

光の反射は直線だから、『吊られた男』の向かってくる軌道も自動的に読める。『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』が、移動途中の『吊られた男』を切り裂く。
1988 1月1日過ぎ ポルナレフ、妹シェリーのかたきを討つ
(ポルナレフ・花京院 VS J・ガイル)
(J・ガイル死亡)
J・ガイルのスタンド:『吊られた男(ハングドマン)』

於:インド カルカッタ近郊の村
日本を出て15日過ぎ
本体J・ガイルを探しにいくが、身代わりに仕立てられた無関係の乞食をつかまされる。
背後から忍び寄った本物のJ・ガイルは、ポルナレフの背中にナイフを投げつけ、花京院とポルナレフを村人たちに取り囲ませる。
「この方たちがみんなに金を恵んでくださるとよォー」
二人を取り囲む瞳を増やせば、『吊られた男』の移動の軌道が複雑になり、特定できないと踏んだのだ。

妹の話を持ち出され激昂するポルナレフに、花京院が涼しく一言。
「ポルナレフ、そのセリフは違うぞ…あだを討つ時というのは『野郎』なんてセリフを吐くものじゃあない、こう言うんだ」
「『我が名は花京院典明』『我が友人アヴドゥルの無念のために、左にいる友人ポルナレフの妹の魂のやすらぎのために』『死をもって償わせてやる』」

花京院は、上空高く、ピカピカの金貨を投げ上げる。
村人の視線がその一点に集中。
ポルナレフは、『吊られた男』の映っている村人の目に砂をかけ閉じさせ、目と金貨とを結ぶ直線上を切り裂き、『吊られた男』をしとめる。
とどめに、ポルナレフ、J・ガイルを針串刺しの刑に処し、地獄に送る。
1988 1月1日過ぎ ホル・ホース、逃亡 於:インド カルカッタ市街
J・ガイルの死体から2〜300m離れた地点
日本を出て15日過ぎ
J・ガイルを追ってきたホル・ホースだったが、J・ガイルがやられたとしると即座に逃げ出す。
承太郎とジョセフに捕まるが、ホル・ホースを恋い慕う女ネーナ(に化けた『女帝』の本体)に助けられて逃亡成功。

ホル・ホースの人生哲学は、「一番よりNo.2」。
あまり忠実な部下ではなかったのにもかかわらず、DIOに肉の芽を埋めこまれなかった理由は、ホル・ホースのこの性格故であろう。
1988 1月1日過ぎ ネーナに化けた醜い女、ジョセフの腕に『女帝(エンプレス)』をとりつかせる 敵のスタンド:『女帝エンプレス)』

於:インド カルカッタ市街
J・ガイルの死体から2〜300m離れた地点
日本を出て15日過ぎ
人間の肉にとりつき、その人間の肉と同化して人間の形に成長する人面疽。しゃべり、動く。
「女帝のカード(3)」の暗示は、豊穣。逆位置だと、束縛、わがまま。

ネーナ(に化けた『女帝』の本体)の腕の傷の手当てをしてやるジョセフ。
ジョセフがよそ見をした隙に、ネーナ(に化けた『女帝』の本体)は、自分の血をジョセフにとばす。
この血は、スタンド『女帝(エンプレス)』であった。
1988 1月1日過ぎ バスで、インド 聖地ベナレスへ 敵のスタンド:『女帝(エンプレス)』

於:インド カルカッタ〜インド 聖地ベナレス
日本を出て15日過ぎ
ネーナ(に化けた『女帝』の本体)も同行。

本物のネーナは、聖地ベナレスの貴族の名門の娘で、16歳。
  花京院、アヴドゥルが生きていることを知る 於:インド カルカッタ
アヴドゥル負傷の翌日
花京院、アヴドゥルが生きていることを知る。
アヴドゥルが安心して傷を治せるよう、口の軽いポルナレフには黙っていようと、花京院は承太郎たちに提案。
  ジョセフ VS ネーナに化けた醜い女
(本体の醜い女死亡)
敵のスタンド:『女帝(エンプレス)』

於:インド 聖地ベナレス
腕の人面疽=『女帝(エンプレス)』を虫刺されと思い、病院に行ったジョセフは、医者に切除を勧められる。
ところが、医者がメスを入れようとした瞬間、『女帝』は医者を殺害。

そこに看護婦が現れる。
「犯人はわしじゃあ、名はジョセフ=ジョースター!ホテル・クラークスに泊まってるッ!」と『女帝』が叫んだため、警官に追われホテルに戻れなくなる。

自分の肉体なので、波紋法は通じない。『女帝』はジョセフの頚動脈に届くまでに成長。

ジョセフは、路上の香炉の灰をブチまけ、『隠者の紫(ハーミット・パープル)』で道路のコールタールをたどる灰の地図を作る。
ジョセフは『女帝』をコールタールにつっこんで固め、イバラで『女帝』を八つ裂きにする。

その途端、ポルナレフがキスをしようとしていたネーナのニセモノの体が裂け、中から『女帝』の本体の醜い女が現れ、血を噴いて死亡。
  ランドクルーザー(車)で、北インドのパキスタンとの国境付近へ 於:インド 聖地ベナレス〜デリー ジョセフ
「『ひょっとすると』わしは、聖地ベナレスでの医者殺しの容疑で、警察に指名手配されとる『かもしれん』」(第16巻153ページ)

この言葉から察するに、ジョセフたちは、対『女帝(エンプレス)』戦の後、指名手配されたかどうかを確認する間もいれず即、ベナレスを出立したようである。

尚、例の密航少女(→
)がヒッチハイクしており、これを乗せるが、パキスタン国境で、香港へ送還。
  パキスタンへの道を騙られる
(承太郎・花京院 VS Z・Z)
Z・Zのスタンド:『運命の車輪ウィール・オブ・フォーチュン)』

於:北インド デリー
生き物の様に車を変形し、自在に操り、ガソリンを超高圧で弾丸のようにとばす。
「運命の輪のカード(10)」の暗示は、輪廻。逆位置だと、失敗、すれ違い、パンク寸前、ぬか喜び。

PS版ジョジョの奇妙な冒険で『運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)』の本体名はZ・Zとされている。

前を走るボロ車(=『運命の車輪』)が手で促すので、追い抜いた瞬間、対向車線からのトラックと正面衝突寸前に。承太郎が『スタープラチナ』でトラックを殴り、激突を避ける。

ボロ車は走り去り、先の岐路にある、パキスタンを指す標識の方向を変え、行き止まりの道に向ける。

街道の茶屋に入った承太郎たちは、停車しているボロ車を発見。
ドライバーを見つけるため、茶屋の客らを全員ブチのめそうとする。
花京院だけが、止める。
「え…?お…おいッ!無茶なっ承太郎!やめろ!ジョースターさんまでッ!やりすぎです!!」

客は無関係。ボロ車は走り去る。
追いかけたポルナレフたちはニセ標識に気づかず、行き止まりの道に入り込み、崖から墜落しかける。
  ランドクルーザー(ランクル)壊され、承太郎の制服燃える
(承太郎・花京院 VS Z・Z)
Z・Zのスタンド:『運命の車輪(ホウィール・オブ・フォーチュン)』

於:北インド デリー
承太郎たちのランクルに、先程まで前を走っていた『運命の車輪』が後ろから追突。
崖から落下した瞬間、『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』が、ランクルのワイヤーウインチを『運命の車輪』のバンパーに引っ掛ける。

承 「フン!やるな花京院、ところでおまえ相撲好きか?とくに土俵際の駆け引きを!」
『スタープラチナ』で『運命の車輪』を崖下に吹っ飛ばし、反動でランクルを引っ張り上げる。
花 「ええ…相撲大好きですよ、だけど承太郎、相撲じゃあ拳で殴るのは反則ですね」

『運命の車輪』は地面を掘りあがってきて、ランクルを破壊。
さらに変形し、ガソリンの飛沫を弾丸のように飛ばし攻撃してくる。
ガソリンの染み込んだ承太郎に、『運命の車輪』は、電気系統をスパークさせ、点火。

承太郎は(第3部中で唯一)制服を脱ぎ捨て、『スタープラチナ』で地面に潜りこみ消火。オラオラで『運命の車輪』を貫通する道を作り撃破。本体は岩に縛りつけ、放置プレイ。
  『運命の車輪』によってカムフラージュされていた小さな車で、パキスタンとの国境越え 於:北インド デリー〜パキスタン パキスタンに入ってから、ジープに乗りかえたようである。
  承太郎、制服を仕立ててもらう 於:パキスタン ちなみに毛100%。
  ジープで、パキスタン ムータンの荒野の町(実は墓場)に到着 エンヤ婆(エンヤ・ガイル)
(J・ガイルの母親/両手とも右手)
エンヤ婆のスタンド:『正義ジャスティス)』

於:パキスタン ムータン 荒野の墓場
14:55
霧のスタンド。
この霧にふれた傷口は霧に血を吸い取られ、ぽっかり穴があき、その穴に霧が糸の様に入って操られてしまう。
同様に死体を一挙に1000体も操れる。
スタンド全体で墓場を街やホテルに仕立てあげることもできる。
「正義のカード(11)」の暗示は、均衡、孤独、孤立。逆位置だと、一方的、押さえつける、権力の乱用。

エンヤ婆も息子J・ガイル同様、両手とも右手。
それ故、左手を包帯で隠して登場。
  承太郎・花京院、偽名を使ってチェックイン 於:パキスタン ムータン 荒野の墓場
(エンヤ婆のホテル)
承太郎は「Q太郎」、花京院は「Tenmei」、と偽名を記帳。(第17巻133ページ)
花京院の本名は典明(Noriaki)。

名乗りもしないうちから、エンヤ婆が「ジョースター様」と呼びかけてきたことを不審に思い、カマをかけるため偽名を宿帳に記入。
  ホル・ホース再登場、エンヤ婆に攻撃される 於:パキスタン ムータン 荒野の墓場
(エンヤ婆のホテル ロビーの奥の部屋)
承太郎たちを追ってやってきたホル・ホースの右腕に、エンヤ婆はハサミをブッ刺し、『正義(ジャスティス)』で穴をあける。
右腕を操られたホル・ホースは『皇帝』で自らの口の中を撃つハメになる。
しかし、弾丸を喰らった瞬間、スタンドを消したので、死んではいない。
  ポルナレフ VS エンヤ婆 エンヤ婆のスタンド:『正義(ジャスティス)』

於:パキスタン ムータン 荒野の墓場
(エンヤ婆のホテル トイレ)
物音を聞き駆けつけたポルナレフ。
エンヤ婆と一方的スキンシップをはかっていると、(エンヤ婆がソファの下に隠しておいた)ホル・ホースが這い出てきて、ポルナレフに危険を知らせる。

エンヤ婆はハサミを振りかざし、大量の死体を操ってポルナレフに襲いかかる。

トイレに逃げ込んだポルナレフだが、鍵穴から突っ込んできた死体の舌に、舌を刺されてしまう。
ポルナレフは舌を操られ、天井に叩きつけられ便器を舐めさせられる。

こんなこともなければ、ポルナレフはエンヤ婆と仲良くなりそうなのだが。
  承太郎 VS エンヤ婆 エンヤ婆のスタンド:『正義(ジャスティス)』

於:パキスタン ムータン 荒野の墓場
(エンヤ婆のホテル ロビーの奥の部屋)

ポルナレフを探しにきた承太郎は、エンヤ婆が「承太郎さん」と呼んだことで、エンヤ婆がスタンド使いの追手と確信。(宿帳にはQ太郎と記名)

エンヤ婆はトイレにいた死体を移動し、承太郎を攻撃。
承太郎は、『スタープラチナ』で殆どの死体を駆逐するも、左足を負傷。

そこにポルナレフとホル・ホースが折り重なって這い出てくる。
ホル・ホースは喋れぬポルナレフの代わりに、エンヤ婆のスタンド能力を承太郎に知らせる。

エンヤ婆の『正義』に左足を操られる直前、承太郎は『正義』の頭を吸い込み、エンヤ婆の呼吸を止める。
エンヤ婆、気絶。
  ホル・ホースにジープを乗り逃げされる 於:パキスタン ムータン 荒野の墓場 おいしいキャラしてやがる。
  馬車で、パキスタンの首都カラチへ 於:パキスタン ムータン 荒野の墓場〜パキスタン カラチ ジョセフの『隠者の紫(ハーミット・パープル)』で、エンヤ婆からDIOのスタンドの秘密を引き出すため、TVを売っているカラチまでエンヤ婆を連行。
  エンヤ婆、鋼入り(スティーリー)のダンに暗殺される 鋼入りのダンのスタンド:『恋人ラバーズ)』

於:パキスタン カラチ
体内に入り込む遠隔スタンド。
本体を傷つけるとスタンドが痛みに反応して、他人の体内で暴れ、数倍のダメージを与える。
力は非常に弱くスピードも遅い。

射程距離は何百km。
「恋人のカード(6)」の暗示は、結合、応援。逆位置だと、優柔不断、迷い。

エンヤ婆から自らのスタンドの秘密が漏れるのを恐れたDIOは、鋼入りのダンを刺客として差し向ける。
エンヤ婆は、『恋人(ラバーズ)』によって、脳内に肉の芽を埋め込まれ、『恋人』が成長させた肉の芽に脳を食い破られて死亡。
  ジョセフの脳内に『恋人(ラバーズ)』が侵入 鋼入りのダンのスタンド:『恋人(ラバーズ)』

於:パキスタン カラチ
肉の芽に脳を食い破られるまで後10分
エンヤ婆が死ぬ瞬間、『恋人』は肉の芽を持ってジョセフの脳幹に潜りこみ、肉の芽を植えつけていた。

本体ダンに危害を加えると、ジョセフに数倍のダメージが加わるため手出しができない。
キレた承太郎は、痛みを感じる間もなくダンを一瞬で殴り殺そうとするが、花京院が寸前で思いとどまらせる。女房役の本領発揮。

この対鋼入りのダン戦のみ、花京院のスタンドが、『法皇の緑』ではなく『教皇』の緑となっている。
  花京院・ポルナレフ・ジョセフと承太郎、二手に分かれる 鋼入りのダンのスタンド:『恋人(ラバーズ)』

於:パキスタン カラチ
肉の芽に脳を食い破られるまで後10分
花京院・ポルナレフ・ジョセフは、
@脳内透視に使うTVを探す
A射程圏外に出る
ために、電気屋を探して数百m先に走り去る。
(ただし、『恋人』の射程距離は数百kmのためAは不成功)

承太郎は、ダンが自傷行為をしてジョセフに数倍のダメージを加えることを防ぐために、ダンの傍に残る。
手出しができないのをいいことに、ダンは承太郎を嬲りものにする。

承太郎がダンに貸したツケ
・ハラを殴られた
・石で殴られた
・財布を盗られた
・時計(タグホイヤー)を盗られた
・ドブ川の橋にされ、さんざ足で踏まれた
・背中をかかされた
(ジョセフの透視を邪魔するためにやらされた行為)
・靴磨きをさせられ蹴りを入れられた
・頬を張られた
・金の腕輪を万引きさせられ、店員にシバかれた
・地面に踏みつけられた
  花京院・ポルナレフ VS 鋼入り(スティーリー)のダン 鋼入りのダンのスタンド:『恋人(ラバーズ)』

於:パキスタン カラチ 電気屋周辺 ジョセフの脳内
肉の芽に脳を食い破られる数10秒前に、対戦終了
TVを使い、ジョセフが『隠者の紫(ハーミット・パープル)』で自分の脳内を透視。
花京院とポルナレフは、スタンドを小さくイメージ化して、ジョセフの耳奥〜静脈〜脳幹に送り込む。
2人はTVを見てスタンドを操作。

脳幹では『恋人』のダミーが、ジョセフの脳細胞を切り刻み、ドロドロにこねていた。
(ダミーの材料と肉の芽のエサ)

ダミーと知らず、これを倒した『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』を、『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』のダミーが襲う。
しかも、倒したダミーは分裂。

『法皇の緑』のダミーの中から、『恋人』のダミーが出現。
これが本物の『恋人』だと考えた花京院は、エメラルドスプラッシュをうってしまい、ダミーはさらに増殖。
本物の『恋人』とダミーが紛れる。

花京院は『法皇の緑』の触手を地面に伸ばし一体一体調べ、本物の『恋人』を捕まえると、エメラルドスプラッシュをくらわせる。
『恋人』は血管に逃げ込み、ジョセフの脳内から脱出する。
  花京院・ポルナレフ、ジョセフの脳内から肉の芽駆除 鋼入りのダンのスタンド:『恋人(ラバーズ)』

於:パキスタン カラチ 電気屋周辺 ジョセフの脳内
肉の芽に脳を食い破られる数10秒前
4部でジョセフがボケている原因は、この戦いで、脳細胞が激減したせいではないのか。
  承太郎・花京院 VS 鋼入り(スティーリー)のダン 鋼入りのダンのスタンド:『恋人(ラバーズ)』

於:パキスタン カラチ 花京院らから数100m離れた地点
承太郎
「フフフ…いいや、きさまはおれたちのことをよく知らねえ…花京院のやつのことをよく知らねえ」

花京院は『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』の触手を『恋人』の足に結び付けたままにしていたのだが、ダンはこれに気づかない。

ダンは、次に承太郎の脳内に『恋人』を入れようとするが、目の良い『スタープラチナ』は難なく、指先でこれを捕まえる。

『法皇の緑』の触手に気づいていた承太郎は、ダンの腕と脚の骨だけ折って『恋人』を離す。
ダンは往生際悪く、無関係の女の子の脳に侵入し、承太郎を脅迫。
『法皇の緑』の触手が素早く『恋人』を縛りあげる。

承太郎は見開き1.5ページに渡りオラオラをダンに浴びせかけ、ツケを払わせる。
承太郎は上記のツケをメモった紙に、「空条承太郎」とサインして、ツケの領収書を渡す。
  船で、ペルシャ湾を渡ってアラブ首長国連邦のアブダビへ 於:パキスタン カラチ〜アラブ首長国連邦 アブダビ  
  乗用車で、ヤプリーン村手前の砂漠の入口へ
乗用車を乗り捨てラクダで、ヤプリーン村へ
於:アラブ首長国連邦 アブダビ〜アラブ首長国連邦 ヤプリーン村手前の砂漠
アヴドゥルが死にかけた11日後
承太郎らと再会する3日前
ヤプリーン村は、アラブ首長国連邦 アブダビの北西100kmにある。
ヤプリーン村へはラクダで一日で着く。
花京院が砂よけに布の頭巾着用。
ジョセフ、落ラクダ。
  承太郎・花京院・ポルナレフ・ジョセフ VS ARABIA FATS 敵のスタンド:『太陽

於:アラブ首長国連邦 ヤプリーン村手前の砂漠
20:10
気温を70℃以上まで上昇させ、レーザー光線を降り注がせる。
沈まない太陽のスタンド。

「太陽のカード(19)」の暗示は、生命、パワー。逆位置だと、失敗、堪え性がない、物事を甘く見る。

花京院は『太陽』の位置を見るため、『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』を近づける。
メラルドスプラッシュを半分出しかけた瞬間、レーザー光線が降り注ぎ、承太郎らを襲う。

承太郎の『スタープラチナ』で、岩に穴を掘り、一時避難。
花京院、承太郎、ポルナレフの順に、景色の対称性から、敵の本体が鏡を使って姿を隠していることに気づく。
『スタープラチナ』で、対称の中心部分に投石し、鏡を割って敵の本体を気絶させる。
本体は、鏡・エアコンつきの車に隠れて承太郎たちを尾行していた。
  アヴドゥル立てるようになり、インドから飛行機でサウジアラビアに飛び、潜水艦を購入 於:インド カルカッタ〜サウジアラビア
アヴドゥルが死にかけた11日後
承太郎らと再会する3日前
(恐らく対『太陽』戦の翌日)
承太郎らとアヴドゥルと再会した日に、アヴドゥルは「立てるようになったのもつい3日前」(第19巻144ページ)といっており、承太郎が「2週間ぶりか」(同巻148ページ)といっている。

アヴドゥルは、アラブの大金持ちを装って潜水艦を購入後、サウジアラビアの海岸西の島へ潜水艦で移動。

「アラブの」金持ちを装ったのだから、インドで買ったのではなく、中近東で購入したと考えるべきであろう。
また、ジョセフたちとの合流を考えると、サウジアラビアで購入したと考えるのが一番自然である。
  ヤプリーン村到着、セスナ機を購入 於:アラブ首長国連邦 ヤプリーン村
対『太陽』戦の翌日 夜
金は前払いするが、受取りはまだ。
翌朝のジョセフの「あすの夕方?この村に2日も足止めをくらうわけにはいかん!」というセリフからして、ヤプリーン村についたその日の夜に購入し、翌朝すぐ出立するつもりだったようだ。
  マニッシュボーイ、ヤプリーン村にくる 生後11ヶ月
敵のスタンド:『死神13デスサーティーン)』

於:アラブ首長国連邦 ヤプリーン村 オアシスの井戸
セスナ機を購入した翌日 明け方
夢の世界を思い通りに動かすことができる。夢での出来事は全て現実になる。
殺すのだけは
死神13が大鎌で直接やる。
自力で夢から醒めることは不可能。
目醒めると夢の記憶は消え、眠ると夢の続きが待っている。
スタンド
精神の力を出してから眠りにつかない限り、夢無防備の精神の中にスタンドを持ち込めない。
「死神のカード(13)」の暗示は、終末、よくわからないものへの畏怖、暗闇。

PS版ジョジョの奇妙な冒険で『死神13(デスサーティーン)』の本体名はマニッシュボーイとされている。
MANISH =子供なのに大人のような振る舞いをする、という意味。

村の女が、オアシスの井戸のところで39℃の熱を出して泣いているマニッシュボーイを発見。ヤプリーン村に連れて来た。
女の夢を操り、一時的に発熱して女が拾いに来るよう仕組んだらしい。
  花京院 VS マニッシュボーイ 敵のスタンド:『死神13デスサーティーン)』

於:アラブ首長国連邦 ヤプリーン村 宿屋
セスナ機を購入した翌日 明け方
花京院は、人っこ一人いない遊園地の観覧車に乗っている夢を見る。隣には一匹の犬、そして赤ん坊の声。

風船が飛んできたので捕まえてみると、『死神13(DEATHサーティーン)』のタロットカードが。
カードの中から、大鎌を持った死神が現れ、襲いかかってくる。
花京院は左手を斬られ、隣の犬は頭を薙がれて惨死。

そこで、運良くポルナレフに起こされて、絶叫しながら目覚める。
恐ろしかったことは覚えているが、夢の内容が思い出せない。しかし、手は切れている。
宿の外に出ると、犬が頭を薙がれて死んでいる。しかし思い出せない。

花京院はストライプのパジャマを着ており、胸元がザックリ開いている。
  セスナ機で、ヤプリーン村を出発 敵のスタンド:『死神13(デスサーティーン)』

於:アラブ首長国連邦 ヤプリーン村
セスナ機を購入した翌日 朝
39℃熱のあるマニッシュボーイを医者に連れて行かないと、セスナ機は引き渡せないといわれ、仕方なくマニッシュボーイを同乗させる。

花京院、マニッシュボーイの牙を垣間見るが確証得られず。
1988 1月15日頃 花京院・ポルナレフ VS マニッシュボーイ 敵のスタンド:『死神13(デスサーティーン)』

於:サウジアラビアの砂漠上空 (セスナ機の中)
日本を出て30日過ぎ
セスナ機を購入した翌日 昼
まどろんだ花京院とポルナレフは、朝の夢の続きに引き込まれる。
犬の死体の傷から『死神13』が登場し、ポルナレフの首根っこをつかむ。
応戦しようにもスタンドが出せない。『死神13』が大鎌で殺そうとした瞬間、ジョセフに起こされてポルナレフは夢の中から脱出。

残された花京院は恐怖でうなされて暴れ、操縦席のジョセフを蹴る。
セスナ機が墜落すると本体も死んでしまうので、『死神13』は花京院への攻撃を中断。花京院を観覧車の壁にのめりこませる。
『死神13』の本体が同乗させた赤ん坊だったことに驚愕する花京院。

正体を暴くような叫び声をあげさせぬよう、『死神13』は花京院の口の中に眼球をボドボド落とし、塞ぐ。
変態的な目に遭わされると本当にウマーな表情をする花京院。

花京院は、夢の中に持ち込んでいた携帯ナイフで自分の腕に「BABY STAND」と刻む。目は醒めない。
だが運良く、ジョセフがよそ見してヤシの木にぶつかり、セスナ機は墜落。花京院は夢から逃れる。
1988 1月15日頃 セスナ機墜落、救助隊を呼ぶ 敵のスタンド:『死神13(デスサーティーン)』

於:サウジアラビアの砂漠
日本を出て30日過ぎ
セスナ機を購入した翌日 昼
ジョセフ、人生四度目の飛行機墜落。
マニッシュボーイが敵とは知らないジョセフらは、マニッシュボーイのため、DIOに居所を知られるのを承知で、無線で救助隊を呼ぶ。
1988 1月15日頃 花京院、おかしくなったと疑われる 敵のスタンド:『死神13(デスサーティーン)』

於:サウジアラビアの砂漠
日本を出て30日過ぎ
セスナ機を購入した翌日 夜
花京院は腕に残された「BABY STAND」の傷と、マニッシュボーイの赤ん坊とも思えぬ目つきから、マニッシュボーイがスタンド使いではないかと疑い、掴みかかる。
しかし、逆にポルナレフとジョセフに精神状態を怪しまれ、一人孤立。
食事に手もつけぬ花京院の様子を気にしている承太郎。

マニッシュボーイが、おしめのピンでサソリを刺し殺すのを花京院、目撃。スタンド使いと確信する。
この赤ん坊はスタンド使いだ、とジョセフたちに訴える花京院。
だが、証拠となるべきサソリの死骸がカゴの中から消滅。(マニッシュボーイがとっさに口に隠した)

とりあおうとしないジョセフたちに、花京院は腕の傷を突きつける。
「見てくださいこの腕の傷をッ!この文字を!これは警告なんですッ!きっと夢の中でついた傷なんだッ!」
だが全く逆効果。遂に承太郎まで、花京院がおかしくなったと誤解。
「花京院……その腕の傷は自分で………切ったのか?」

やむをえず、花京院は強行手段として『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』」を出して、本体のマニッシュボーイに襲いかかる。
完全にイカれてしまったと勘違いしたポルナレフにあて身をくらい、気絶。
だが花京院は、その直前、『法皇の緑』を地面に潜らせ隠していた。
1988 1月15日頃 全員、眠りに就く 敵のスタンド:『死神13(デスサーティーン)』

於:サウジアラビアの砂漠
日本を出て30日過ぎ
セスナ機を購入した翌日 夜
寝袋に入り眠りに就いてしまう4人。
この時、花京院の寝袋だけが、完全には閉じられておらず、左腕が寝袋の外に出ている。
花京院だけが、『死神13』の夢の世界 に完全に閉じ込められることを免れている状態を暗示しているよう。
1988 1月15日頃 花京院 VS マニッシュボーイ 敵のスタンド:『死神13(デスサーティーン)』

於:サウジアラビアの砂漠 夢の中
日本を出て30日過ぎ
セスナ機を購入した翌日 夜
承太郎・ポルナレフ・ジョセフが気づくと、そこは遊園地のコーヒーカップの前。花京院だけいない。
(この時、花京院はコーヒーカップの中に隠れている)

無防備な承太郎たちに、大鎌を振りかざした『死神13』が忍び寄る。
その時、花京院の持ちこんだ『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』が『死神13』を羽交い絞めにする。
「さあお仕置きの時間だよべイビー」

『死神13』は自分の空洞の胴体ごと、背後の『法皇の緑』の胴を大鎌で切断しようとするが、花京院は既に、『法皇の緑』の胴体を紐状にして、耳から『死神13』の体内に侵入させていた。
降参した『死神13』に、花京院は腕の傷を治させる。
翌朝。スタンドを持ち込めた花京院だけが、夢のことを覚えている。
腕の傷もなくなったので、おかしくなったという誤解も解消。
花京院は、罰として、マニッシュボーイに、うんこ入りベビーフードを食わせる。
1988 1月15日以降 ボートクルーザーで、サウジアラビアの海岸西の島へ 於:紅海
日本を出て30日過ぎ
アヴドゥルとインドで別れて14日後
 
1988 1月15日以降 アヴドゥルと再会 於:紅海 サウジアラビア ジッダの沿岸 西の島
日本を出て30日過ぎ
アヴドゥルとインドで別れて14日後
承太郎が、アヴドゥルに「2週間ぶりか」といっている。(第19巻148ページ)

孤島には、(アヴドゥルの父親に変装した)アヴドゥルがいて、ジョセフら3人と、クサい芝居をうつ。
ポルナレフだけは、それが本物のアヴドゥルとはしらないので、ひとり海辺に行き、アヴドゥルを死なせてしまった責任を感じて落ち込む。
1988 1月15日以降 妹を生き返らせてくれ
(ポルナレフ VS カメオ)
カメオのスタンド:『審判ジャッジメント)』

於:紅海 サウジアラビア ジッダの沿岸 西の島 海辺
日本を出て30日過ぎ
その人間の心からの願いを3つだけに投影して、願いをつくってやる。
死人を生きかえせることを願ってしまうと、人肉を喰らう邪悪な土人形が蘇る。

「審判のカード(20)」の暗示は、復活、次の段階。

砂浜に埋まっていたランプをポルナレフがこすると、中から『カメオ』が現れ、願い事を3つ述べるよう促す。
ポルナレフは、@大金持ちにしろ、A妹シェリーを生き返らせろ、Bアヴドゥルを生き返らせろ、と返答。

余談だが、ポルナレフは妹の写真を持ち歩いており、写真の妹はアィ〜ンのポーズをしている。
1988 1月15日以降 妹を土にもどしてくれ!
(ポルナレフ VS カメオ)
カメオのスタンド:『審判(ジャッジメント)』

於:紅海 サウジアラビア ジッダの沿岸 西の島 奥地
日本を出て30日過ぎ
逃げる妹を追いかけるポルナレフ。
顔を輝かせて裸形の妹に駆け寄り、涙を流して「愛してる」を連発。
単なるシスコンを越え、妹に恋していたのではないかと勘ぐってしまいたくなるような、ポルナレフの喜びぶり。

だが、妹だと思ったそれは、顔右半分が爛れた邪悪な土人形であった。
「妹を土にもどしてくれ!」
しかし、願いごとはもうできない。
土人形の妹は、ポルナレフの肉に喰らいつき、さらに土人形のアヴドゥルも現れ、ポルナレフ絶対絶命。

J・ガイル戦が、ポルナレフにとって、対外的な意味での妹の死の決着であったとすれば、このカメオ戦は、ポルナレフ自身の心の決着…妹の死の受け入れ・過去の克服である。
1988 1月15日以降 アヴドゥル・ポルナレフ VS カメオの本体 カメオのスタンド:『審判(ジャッジメント)』

於:紅海 サウジアラビア ジッダの沿岸 西の島 奥地
日本を出て30日過ぎ
本物のアヴドゥルが現れ『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』で土人形のアヴドゥルを消す。
カメオが土人形の妹をひっつかみ猛投してきたので、やむなく『魔術師の赤』で土人形の妹を砕く。

「や…野郎!(野郎とはカメオ)土人形でにせ者とはいえ…おれの妹を!おれの妹を!チクショオ!」

カメオは、アヴドゥルに願いを3つ言うよう促す。
アヴドゥルの願いは、カメオに@痛みの叫びを出させること、A恐怖の悲鳴をあげさせること、B後悔の泣き声をあげさせること。
そのとおりになりカメオ逃亡。

周囲を探すと、土に筒(カメオの本体の空気孔)がささっているのを発見。虫やドロを注ぎ込み、さらに2人でションベンを注ぎ込む。
出てきた本体は謝るが、アヴドゥルの4つ目の願いは、「おまえの願いは全く聞かないこと」であった。
1988 1月15日以降 潜水艦で紅海を北上しエジプトへ 於:紅海
日本を出て30日過ぎ
アヴドゥルとジョセフが操縦。
  ミドラー強襲
ジョセフの義手、切断される
ミドラーのスタンド:『女教皇ハイプリエステス)』

於:紅海 北回帰線付近 エジプト沿岸数百m手前 海底40m 潜水艦内
金属やガラス、プラスチック、ビニールなど鉱物でできている物なら何にでも化ける。
海底も広い意味で鉱物なので海底にも化ける事ができる。
いったん化けてしまえば、気配すら感じられない

「女教皇のカード(2)」の暗示は、知恵。逆位置だと、冷淡、理屈っぽい、高慢、相手を見下す。

PS版ジョジョの奇妙な冒険では、特別に全身が描き下ろされており、美人キャラとされている。

潜水艦に穴をあけて『女教皇(ハイプリエテス)』侵入、浮上システムを壊す。
花京院が人数分コーヒーをいれるのだが、飲もうとすると1つカップが多い。
カップに化けていた『女教皇』は、ジョセフの義手を切断。義手の指がジョセフの喉に突き刺さる。

『女教皇』は計器に化け、後ろから花京院の首を襲う。
『スタープラチナ』で『女教皇』を捕まえ、これをひきちぎりかけた瞬間『女教皇』がカミソリに化け、承太郎は逆に自分の手を切るはめに。
「てめーはこの空条承太郎がじきじきにぶちのめす」
  スキューバ・ダイビングで潜水艦から脱出 ミドラーのスタンド:『女教皇ハイプリエステス)』

於:紅海 北回帰線付近 エジプト沿岸数百m手前 海底40m 潜水艦内
承太郎らは、潜水具をつけ潜水艦から脱出。
このときポルナレフと花京院、「パンツーまる見え」「YEAAAH」「パシ!ピシガシグッグッ」

『女教皇』はポルナレフのレギュレーターに化け、ポルナレフの喉に潜り込み、食い破ろうとする。
ジョセフは『隠者の紫(ハーミット・パープル)』、花京院は『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』をポルナレフの鼻孔から送り込み、『女教皇』を吐き出させる。

『女教皇』は水中銃に変身して追ってくるが、なんとか脱出成功。
  承太郎 VS ミドラー ミドラーのスタンド:『女教皇ハイプリエステス)』

於:紅海 北回帰線付近 エジプト沿岸数百m手前 海底7m 『女教皇(ハイプリエステス)』の口の中
海底トンネルだと思って近づいた2つの穴は、海底に化けていた『女教皇』の鼻孔だった。
承太郎たちは『女教皇』の口の中に飲み込まれる。

ミドラーが、承太郎が好みのタイプだと言ったので、ポルナレフが承太郎に耳打ちして言わす。
「一度あんたの素顔を見てみたいもんだな、おれの好みのタイプかもしれねーしよ、恋におちる、か、も」
他の4人もミドラーを褒め殺す。

ミドラーは本気で言っていないことに怒り、『女教皇』の舌で承太郎の頭を猛打。さらにダイヤモンドの硬さの歯で承太郎をつぶし殺そうとする。

だが承太郎は、『スタープラチナ』のオラオラで『女教皇』の歯を掘って突破。他の歯も全部へし折り、口の外へ脱出。
本体ミドラーは、海岸で気絶。
  エジプト上陸 於:紅海 北回帰線付近 エジプト沿岸  
  車で、エジプト アブ・シンベルへ
SPW財団のヘリコプターと落ち合う
於:エジプト アブ・シンベル 砂漠 ジョセフ、SPW財団から義手をもらう。
  イギー 登場 由緒正しい血統書つきボストンテリア
(ニューヨーク生まれ/ノラ犬の帝王)
オス
体高:33.3cm
イギーのスタンド:『愚者ザ・フール)』

於:エジプト アブ・シンベル 砂漠

動物型のロボットのような外見だが、本来は砂のスタンド。
剣で切りつけてもきれないし自由自在に変型することもできる。
状況に応じて空を飛んだり水中に潜ったりすることも可能。

「愚者のカード(0)」の暗示は、放浪自由、風来坊。逆位置だと、自分勝手、無責任。

野良犬の帝王として君臨していたところをアヴドゥルに発見され“イギー”と名付けられる。
「イギギ」「イギ」「イギー」となく(第20巻116,142ページ)からか。
ひねくれてはいるが知能が高く、また誇り高き精神の持ち主でもある。
コーヒー味のチューイングガムが好き。
登場時と、カイロ入り後とで、恐ろしく顔が変る。カイロ入り後のイギーがかわいい。
  5人+一匹で記念写真を撮る 於:エジプト アブ・シンベル 砂漠 第47巻137ページ
  花京院、ンドゥールに両目を傷つけられ失神 ンドゥールのスタンド:大地の神『ゲブ

於:エジプト アブシンベル 砂漠
ンドゥールの位置は車から西方4km
音で探知して攻撃してくる水の遠隔スタンド。土の中を自由に移動できる。
「ゲブ神のカード」の暗示は、節制、油断大敵、現状を意識する。

PS版ジョジョの奇妙な冒険でンドゥールとの戦闘場所はABU SIMBELとされている。本体ンドゥールの位置は、ジョセフたちの車から西方4km。

水筒を手にしたSPW財団員の首が、水筒の中から出た手にちぎられ、水筒の中にひきずりこまれる。
花京院とポルナレフが伏せ水筒を見張っていると、花京院の目の前の砂の中から手の形をした水=『ゲブ』が現れ、鋭い爪で花京院の両眼と頬を引っ掻く。
ポルナレフ、気絶した花京院を抱きかかえながら車まで逃げ帰るが、足音を探知した『ゲブ』に左足を傷つけられる。

「まずい…失明の危険がある、車を出そう早く医者の所へ連れていかねば」承太郎が珍しく焦り気味。
第20巻76ページの、前髪を垂らして気絶している花京院萌え。
抱きかかえているのが承太郎だったらもっとウマー。
  承太郎・イギー VS ンドゥール ンドゥールのスタンド:大地の神『ゲブ』

於:エジプト アブシンベル 砂漠
ンドゥールの位置は車から4km西
車の前輪を水の中に引きずり込まれた承太郎らは後部に移動するが、前輪を切断された反動で、砂の上に投げ出される。
アヴドゥルが腕輪を投げて『ゲブ』をおびき寄せ始末しようとするが、ンドゥールに感づかれ、逆に首を切られる。

承太郎はアヴドゥルへの攻撃を自分に向けるため走り出し、イギーを引っつかんで臭いでンドゥールの位置を探すよう脅す。
イギーに出させた『愚者(ザ・フール)』に承太郎もつかまって、空中飛行し、本体ンドゥールをめざす。
  承太郎・イギー VS ンドゥール ンドゥールのスタンド:大地の神『ゲブ』

於:エジプト アブシンベル 砂漠
ンドゥールの位置は車から4km西
重さで『愚者(ザ・フール)』が低空飛行になったので、やむなく承太郎は地面を蹴り、援護。
400m向こうに、ンドゥールを発見。
地を蹴る音で、承太郎らが空中を飛行していることに気づいたンドゥールは、空中に砂を巻き上げ、その反射音で承太郎たちの位置を探り出す。

『愚者』の翼を撃ちぬかれたイギーは自分だけ助かろうと、承太郎を『ゲブ』の方向に差し出す。
承太郎はイギーをつかみ、ンドゥールめがけて投げつける。
ンドゥールは、やむなく『ゲブ』を自分のところに戻し、防御。
その間、承太郎はンドゥールの背後に移動。

承太郎とンドゥール、同時抜き打ち。『スタープラチナ』の拳が先にンドゥールをふっとばす。
一方、承太郎は、初めて帽子を飛ばされる。
  ンドゥール、自害 ンドゥールのスタンド:大地の神『ゲブ』
於:エジプト アブシンベル 砂漠
ンドゥールの位置は車から4km西
情報を引き出すため、承太郎は手加減したのだが、ンドゥールは自らのスタンドで頭を貫き、死亡。

「その人はあまりにも強く深く大きく美しい…そしてこのおれの価値をこの世で初めて認めてくれた…
この人に出会うのをおれはずっと待っていたのだ…
死ぬのは怖くない…しかしあの人に見捨てられ殺されるのだけはいやだ」

承太郎、ンドゥールを埋葬してやる。
イギー、承太郎の帽子を拾ってくる。(ただし、ガムつき)

ンドゥールは、自分のスタンドがエジプト9栄神の一つであると告白。
エジプト9栄9柱神)は、タロットカードの起源。
  車で、エジプト アスワンへ 於:エジプト アブシンベル 砂漠〜エジプト アスワン 途中で新しい車に乗り換えている。
1988 1月25日 花京院とアヴドゥル、アスワンの病院に入院 於:エジプト アスワン
(カイロまで800km)
花京院入院初日
花京院
「瞳のところを切られたのではないらしいからキズはすぐ治るらしいよ…
数日したら包帯がとれる…すぐに君たちのあとを追うよ…」

なぜここで、花京院をいったん舞台から降ろしたのか。
ジョセフはジョースターの人間だから降ろせないし、アヴドゥルとイギーは(再)登場したばかりなので降ろせないが、なぜ、ポルナレフでなく花京院なのか。

思うに、@チーム全員が思慮深いメンツになってしまうと、闘いやストーリーを変化に富んだモノにできなくなるからであろう。汚れ役が必要なのである。
また、A長短補いあうベストパートナーの承太郎と花京院を一緒にしてしまうと、エジプト入りして敵の強さが上がったことをうまく表せなくなる。
Bラストの花京院の死を鮮明にするため、一度舞台から隠すことでメリハリをつけたとも考えられる。例えば、再登場時の顔の傷とサングラスは、隠れた後だから、余計インパクトがある。

1988年1月25日である理由(→
1988 1月25日 オインゴ・ボインゴ兄弟、アスワンへ 兄オインゴのスタンド:創造の神『クヌム
弟ボインゴのスタンド:書物の神『トト

於:エジプト アスワン
(カイロまで800km)
花京院入院初日
クヌム神は変身できるスタンド。身長、体重、臭いも変えられる。髪の毛で帽子も作れる。
「クヌム神のカード」の暗示は、物事の形の変化、関係の変化。

トト神はすぐ近い未来の見えるマンガのスタンド。オインゴ・ボインゴの大冒険に現れた予知は絶対。
「トト神のカード」の暗示は、知恵、ひらめき、治療。
1988 1月25日 オインゴ・ボインゴ兄弟、自滅
(ポルナレフ・イギー・ジョセフ・承太郎 VS オインゴ兄・ボインゴ弟)
兄オインゴのスタンド:創造の神『クヌム』
弟ボインゴのスタンド:書物の神『トト』

於:エジプト アスワン
(カイロまで800km)
花京院入院初日

ヤツらは(花京院の容態を)あまり心配しているので毒入りの紅茶を飲んでしまいました。兄のオインゴがコロリと死ぬ毒をもったからです。でも犬(イギー)が邪魔したので飲み込みはしなかったのです。(本物の承太郎は車に乗らず直接病院へ)

オインゴとボインゴは3人と一匹のあとを追います。追っている途中、本能的にとてもムカつく顔の男とすれちがいます。意味もなく殴ってやると!男はオオアワテ!サイフを落としていきました。

ジョースターたち3人(ポルナレフ・ジョセフ・オインゴ兄)は、自動車に乗ってアヴドゥルと花京院のいる病院に向かいます。
オインゴ兄がその車にオレンジにみせかけた爆弾をしかけていました。

(予知の真の意味に気づきオインゴ兄は車外に出るが、ポルナレフの投げ捨てたオレンジを踏んでしまう)
承太郎(承太郎に変身したオインゴ兄)はふっ飛ばされます。顔がまっぷたつ、血を流してリタイヤだァーッ!

オインゴとボインゴは仕返しにあってしまいました。サイフを落としていったヤツがヒキョーにも仲間をつれてやってきたのです。兄弟は仲良くリタイヤしてしまいました。
承太郎たちは襲われたことさえ気づかず、闘いは終わっていたのです。

オインゴ兄が変身しなければ、爆発したのは本物の承太郎だった。
1988 1月26日 アヴドゥル、退院 於:エジプト アスワン
(カイロまで800km)
花京院入院2日目
アヴドゥルのキズは浅く、一日の入院で退院。
花京院入院初日にジョセフ「アヴドゥルのキズは幸運にも急所をはずれていたので『明日にでも』退院できるらしい」

花京院とアヴドゥルにかかった病院代は計46,350エジプトポンド
(823,027円)
1988 1月26日 帆船で、コム・オンボへ 於:エジプト アスワン〜エジプト コム・オンボ ナイル河
花京院入院2日目 夕方
第21巻30ページの太陽が西日なので夕方。
1988 1月27日 ポルナレフ VS 500年前の刀鍛冶 (操られているのはチャカ) 500年前の刀鍛冶のスタンド:冥府の神『アヌビス

於:エジプト コム・オンボ 神殿
花京院入院3日目
敵の技や能力を見切り、その技をとりこんでパワーアップ、次から同じ攻撃は簡単に返す事ができる。
物質を透過して物を切断できる。
本体は昔の人間でこの世にはもういないので、剣を抜いた人間を操り本体としてしまう。
本体になる人間は刀自身が選んでいる。
「アヌビス神のカード」の暗示は、審判、試練。

『アヌビス』(刀)に操られたチャカに、闘いを挑まれるポルナレフ。
『アヌビス』は、柱やシャツをすり抜けて、ポルナレフの肉だけを裂く。

ポルナレフは折れた柱の上に逃げるが、チャカは、別の柱を切断。ポルナレフを倒れる柱で押し潰して、その上から斬りつけようとする。

ポルナレフは、隣の柱に『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』の剣針を飛ばし、反動でそれを跳ね返させて、チャカの首に突き刺す。
操られていたチャカ、再起不能。

『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』の剣針飛ばしは承太郎にも秘密の技。
1988 1月27日 帆船で、エドフへ 500年前の刀鍛冶のスタンド:冥府の神『アヌビス』

於:エジプト コム・オンボ〜エジプト エドフ ナイル河
花京院入院3日目
コム・オンボにてジョセフ「今日中にエドフまで行くのだ」(第21巻74ページ)

『アヌビス』は、次にポルナレフを操ろうとするがジョセフらが来たので中断。
ポルナレフは、『アヌビス』を警察に届けるため、エドフに持っていく。
1988 1月27日 承太郎・ポルナレフ VS 500年前の刀鍛冶 (操られているのはトコ屋のおやじカーン) 500年前の刀鍛冶のスタンド:冥府の神『アヌビス』

於:エジプト エドフ 床屋
花京院入院3日目
PS版ジョジョの奇妙な冒険で、トコ屋のおやじの名前はカーンとされている。

ポルナレフが、「転げまわったんでハンサムのナイスガイがうすよごれちまったぜ」(第21巻77ページ)と言っているので、チャカと戦ったその日に床屋に来たことがわかる。

ポルナレフは顔剃り中、承太郎は散髪の順番を待って居眠り中。
ポルナレフが床屋に持って入った『アヌビス』を床屋のおやじカーンが抜いてしまう。操られたおやじは、ポルナレフの首を斬ろうとする。

『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』で応戦するが、『アヌビス』は『銀の戦車』の能力をとりこみドンドン強くなっていき、太刀打ちできない。
承太郎は『スタープラチナ』でカーンを殴り、何とか床屋の外に飛ばす。
さらに襲いかかる『アヌビス』を、承太郎は『スタープラチナ』で白刃取りし、ブチ折る。

刀身を抜いた状態の『アヌビス』に触ると操られるので、柄に触らぬよう鞘に収め、手にしたポルナレフ。
ところが、床屋でケンカがあったと通報されて駆けつけた警官が鞘を引っ張り、鞘が抜けてしまう。
1988 1月27日 承太郎 VS 500年前の刀鍛冶 (操られているのはポルナレフ) 500年前の刀鍛冶のスタンド:冥府の神『アヌビス』

於:エジプト エドフ 床屋
花京院入院3日目
『アヌビス』に魅入られたポルナレフが警官を殺そうとしたので、承太郎は警官を蹴り飛ばして逃がす。
『スタープラチナ』の動き、スピードをドンドン覚えて加速していく『アヌビス』に承太郎、大苦戦。

再度、白刃取りを試みるが、スピードが増しており受け止められない。首を斬られかけたので、『アヌビス』に頭突きをくらわし、ポルナレフをふっ飛ばす。

(こ…この闘い負ける…ポルナレフをマジに倒さねば…おれが殺される)
1988 1月27日 承太郎 VS 500年前の刀鍛冶 (操られているのはポルナレフ) 500年前の刀鍛冶のスタンド:『銀の戦車シルバーチャリオッツ)』アヌビス神二刀流

於:エジプト エドフ 床屋
花京院入院3日目
『アヌビス』はとっておきのダメ押し、『銀の戦車』+『アヌビス神』二刀流を出してくる。
胴がガラあきになった承太郎の腹に、折れた『アヌビス』の先がブッ刺さる。(約5cm刺さる)

ポルナレフは、さらに『アヌビス』を承太郎の腹に押し込んでくる。
押し込まれたことにより刀が止まったのを利用し、承太郎は全身全霊をふりしぼり、『スタープラチナ』の連打で刀を折り取ってバラバラに砕く。

「初めてだこんなに疲れるとは…」
「うう、ど…どうしたんだおれ…ハ!ま…まさか妖刀にあやつられてたんではッ!」
「ああ…しかしもう終わったぜ…ポルナレフじじいを呼んできてくれ、疲れて歩けん…」

だが、『アヌビス』の折れたもう一方の刃は、まだ生きていた。
『アヌビス』は折れた刃を子供に拾わせ、立ち上がれぬ承太郎に投げつける。しかし、そこにやってきたイギーが子供の足にぶつかったせいで方向が狂い、『アヌビス』はナイル河の底に沈む。2、3日後錆びてしまう。

第3部中、唯一DIOのスタンドが、『世界(ワールド)21』と呼ばれている。『アヌビス』のセリフ。(第21巻136ページ)
1988 1月28日 帆船で、ルクソールへ 於:エジプト エドフ〜エジプト ルクソール ナイル河
花京院入院4日目
ルクソールにてアヴドゥル
「今夜と明日はルクソールに滞在して休息をとるというのはどうですか」(第21巻158ページ)
1988 1月28日 ジョセフ、岩のコンセントで感電 マライヤのスタンド:喜びの女神『バステト

於:エジプト ルクソール
夕方
花京院入院4日目
触った人間を感電させ、電磁石にするコンセントのスタンド。
時間と共に磁力が増してくる。
本体との距離が近づくほど、磁力が増す。

「バステト女神のカード」の暗示は、鋭い勘、陽気。

ジョセフ、野外トイレの横の岩についていたコンセントに触れ、感電。
1988 1月29日 ジョセフ・アヴドゥル VS マライヤ マライヤのスタンド:喜びの女神『バステト』

於:エジプト ルクソール ホテル
(ジョセフとアヴドルの部屋は質213号)
午前8時頃
花京院入院5日目
人間磁石になっていたジョセフはホテルの廊下で、すれちがった老女の金属ボタンつきスカートを捲り上げてしまい、一目惚れされる。
逃げ出すジョセフめがけて、スティールナイフやフォークが飛んでくる。

エスカレーターに乗って下に降りようとしたジョセフの体に、マライアの身につけていた鎖が絡みつき、ジョセフはタラップにひき込まれかける。
アヴドゥルが非常停止ボタンを押したので助かる。
しかし、非常停止ボタンを押した際アブドゥルも、『バステト』のコンセントに感電していた。

足がグンバツなマライアを追いかけて、ジョセフとアヴドゥルは婦人用トイレに入る。
足が似ているのでマライアだと思ってトイレ個室のドアを磁力で開けると、中にいたのは、ジョセフにひとめ惚れしたあの老女だった。
トイレの窓から逃げ出す2人。
1988 1月29日 ジョセフ・アヴドゥル VS マライヤ マライヤのスタンド:喜びの女神『バステト』

於:エジプト ルクソール 市街
午前9時
花京院入院5日目
くっついた体を引き離すため、アヴドゥルが顔をズリ降ろすが、まるでジョセフの股間に顔を埋めている格好になり、子供が寄ってくる。
老女がやってきて、2人がホモっていると勘違いし、うちすえる。2人は離れ、鉄道脇に転がり落ちる。

マライアを発見した2人はうっかり鉄道レールを踏んでくっついてしまう。
汽車がきたが、脱線事故を起こすことはできないので、レールを焼き切るすることはムリ。
アヴドゥルは『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』で枕木を焼き切って穴を堀り、汽車をやり過ごす。
マライア「こっこのビチグソがぁ〜っ」

ジョセフが『隠者の紫(ハーミット・パープル)』でマライアの首を絞め落とそうとすると、マライアは胸にしまっていたネジを、磁力を利用して弾丸のように飛ばしてくる。『魔術師の赤』で焼き溶かし防御。

体に膨大な鉄の塊をつけた2人は、マライアを道の両側から追い詰め、一気に磁力を利用し、挟み撃ちにして押しつぶす。マライア再起不能。
1988 1月29日 ポルナレフ VS アレッシー アレッシー38歳
アレッシーのスタンド:嵐と暴力の神『セト

於:エジプト ルクソール
花京院入院5日目
本体の影から現れ、相手と交差し、その肉体を子供時代に若返らせる能力を持つ。
一瞬交わっただけでも7、8歳の子供に戻ってしまうためスタンドも未発達のものになる。
子供の頃、スタンドが出せなければ、当然使う事が出来ない。
「セト神のカード」の暗示は、波乱、強い警告、実行力。

尾行してきたアレッシーに詰め寄ったポルナレフは、アレッシーの影=『セト』と交わってしまい、7、8歳の子供になってしまう。
そこに承太郎が来る。助けを求めたいが、記憶まで子供に戻ってしまい、名前が思い出せない。
承太郎はポルナレフと気づかず、むこうへ行ってしまう。

アレッシーがマシンガンを発射。
『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』で防御するが、スタンドも子供になってしまっている。
さらにアレッシーが斧で強襲。
ポルナレフは『銀の戦車』の剣で受け止め、その勢いで折れた剣先をアレッシーに飛ばして刺す。

そこに、若いお姉さんがやってきたのでアレッシーはいったん撤退。
1988 1月29日 ポルナレフ VS アレッシー アレッシーのスタンド:嵐と暴力の神『セト』

於:エジプト ルクソール
花京院入院5日目
お姉さんは、泥と傷だらけのポルナレフを家に連れて行き、風呂に入れてくれる。
スリップ一枚でポルナレフを抱き上げ、体や頭を洗ってくれるお姉さん。
ところが、お姉さんは、背後に忍び寄ったアレッシーの影と交わったせいで、胎児になってしまう。

アレッシーは、ポルナレフをつかまえ風呂に沈めるが、ポルナレフがうんこを漏らしたので、押さえつけていた手を離す。
さらに、アレッシーの影と交わり4歳になってしまったポルナレフ。
アレッシーを早く倒さないとお姉ちゃんが死んでしまう。
ポルナレフは胎児のお姉ちゃんをだきあげ、逃げるが、また影にさわってしまい、3歳になってしまう。

鉄格子の部屋に逃げ込んだポルナレフは、中にあった水槽に壁の鏡を斜めに入れ、鏡の後ろに隠れる。
水槽に近づいたアレッシーの顔を『銀の戦車』で串刺し、切り刻む。
アレッシーは、廊下の窓を突き破って外に逃げ出す。
1988 1月29日 承太郎 VS アレッシー アレッシーのスタンド:嵐と暴力の神『セト』

於:エジプト ルクソール
花京院入院5日目
アレッシーを怪しむ承太郎だが、窓からポルナレフが叫ぶのを聞き、上を向いてしまう。そのスキをついてアレッシーは承太郎と影を交わらせ、7、8歳の子供に戻す。
7、8歳に、戻った時の承太郎の顔は描かれていないが、中学生ごろの承太郎の顔は描かれている。17歳の頃よりあごが細い。

承太郎は、7、8歳に戻った今、スタンドは使えない。
斧を振り上げるアレッシーを、承太郎は生身の拳で殴る。
「やれやれ子供だからってなめんなよ」
子供とは思えぬ拳裁きでアレッシーを倒す。承太郎は子供のときから、やるときはやる性格だった。

大人に戻った承太郎とポルナレフはオラオラ連発。アレッシー再起不能。

大人に戻ったお姉さんは、ポルナレフに駆け寄り、さっきのボウヤなのでは?と尋ねるが、ポルナレフは、首を振り、去る。
「なにもいうなよ承太郎…なにもな」
「……」
ポルナレフの肩に手を置き、黙ってニコリとする承太郎。
1988 1月29日 列車で、カイロへ 於:エジプト ルクソール〜エジプト カイロ ナイル河
花京院入院5日目
ルクソールにてアヴドゥル「あと2日かればカイロまで行けます」(第21巻158ページ)

ホリィの容態急変。あと4、5日の命。 
1988 1月29日 ホル・ホース、DIOに完敗 於:エジプト カイロ
花京院入院5日目 真昼間
DIO 「今度こそジョースターどもを殺してきてくれよ、わたしのために…さもなくばわたしがおまえを殺すぞ!」

DIOに対して魂までは売っておらず、心の底では忠誠を誓っていないホル・ホースは、まだ左半身が不完全だというDIOの後頭部に『皇帝(エンペラー)』の銃口を向ける。

DIO 「本当にオレを撃とうとしているのか?」
次の瞬間、DIOはホルホースの目の前から消え、背後に立っていた。

「わからん…今のが…DIOのスタンド『世界(ザ・ワールド)』なのか!や…やっとわかったDIO様…あんたにとことんついていかなきゃあならねーことが…か…完敗だ…」

ホル・ホースは珍しい位置づけのキャラである。
善でもないが、悪でもない。
DIOに対して、自分の意志で刃向かおうとした部下は他にはいないし、唯一、3度も戦いに登場する連続性をもった敵キャラである。
善と悪の中間的存在であり、非常に人間らしい。

荒木先生はホル・ホースを、J・ガイル戦後、承太郎側の仲間として取り込むつもりだったが、使い道がないので断念したというのが真相ではないだろうか。
J・ガイル戦の見開き表紙に、承太郎たち5人に混じってなぜかホル・ホースが6番目に並んで描かれているからである。

1988 1月31日 カイロ、到着 於:エジプト カイロ
花京院入院7日目
以前、SPW財団が探し出したアジトからDIOは姿を消していた。

1988年1月31日である理由(→
1988 1月31日 ダニエル・J・ダービーのいるバーに、DIOの館の場所を聞き込みにいく
ダニエル・J・ダービー31歳
(テレンス・T・ダービーの兄/ギャンブラー/D’ARBY)
ダービー兄のスタンド:冥界の王『オシリス

於:エジプト ギザ バー
花京院入院7日目
負けを認めてエネルギーが0に近くなった魂を奪い取り、チップに変えるスタンド。
本体を殺すと、スタンドにとらえられている魂も死んでしまう。

「オシリス神のカード」の暗示は、終焉、行き詰まる、再生への入り口、別の物語。

弟T・ダービー「兄とは年齢が10歳離れています」(第14巻175ページ)

第28巻188ぺージの地図参照。

「ジョセフたちは疲れていた-到着してから一日中写真の建物(ジョセフが念写したDIOの館)を探していた」(第23巻10ページ)とある。
カイロに到着したその日の夕方に、対ダービー兄戦をしたことになる。

賭けに勝ったら写真の建物の場所を教えようという、ダービー兄。
賭けるのは魂。
1988 1月31日 ポルナレフ VS ダニエル・J・ダービー ダービー兄のスタンド:冥界の王『オシリス』

於:エジプト ギザ バー
花京院入院7日目
猫が2つの魚の燻製のうちどちらを食べるか、という賭け。

ポルナレフは猫が大きい肉の方を選ぶと考えるが、猫は小さい方を先に選んだ。
猫はダービー兄の猫であり、ダービーはイカサマをしていたのである。
「イカサマを見抜けなかったのは、見抜けない人間の敗北なんです
ポルナレフの魂は、コインに変えられる。
1988 1月31日 ジョセフ VS ダニエル・J・ダービー ダービー兄のスタンド:冥界の王『オシリス』

於:エジプト ギザ バー
花京院入院7日目
グラスにコインを入れていき、中の酒があふれたら負け、という賭け。
ダービーは太陽に背を向けた位置に座る。

わざとダービー兄の名を呼び間違え、精神的動揺を狙うジョセフ。
ジョセフは指とコインの間に脱脂綿を挟み、酒量を調節。
あと1枚であふれるようにしてダービー兄に渡す。

だがダービーは、賭けの前に、チョコレートのかけらをグラスの下につけ、グラスを微妙に傾けていた。
そして、この時になって席を移動。
太陽の熱でチョコを溶かし、グラスを平らにして表面張力を大きくする。

再び、ジョセフの番になったが、ジョセフは自らの中で敗北を認めてしまい、魂を吸い取られチップになる。
1988 1月31日 ポーカー勝負−1度目
(承太郎 VS ダニエル・J・ダービー)
ダービー兄のスタンド:冥界の王『オシリス』

於:エジプト ギザ バー
花京院入院7日目
賭けは、ポーカー。
魂を6個のチップに分け、6個取り戻して初めて魂を一つ取り戻せる。

承太郎は、『スタープラチナ』の目が、シャッフルする瞬間のカードの並びを全て見て記憶できることをダービー兄に示し、イカサマを牽制。

一方ダービー兄は、指でカードを記憶・判別することが可能。
ダービー兄はカードを配る時、イカサマ「セカンド・ディール」をしようとするが、『スタープラチナ』は見破り、右人差し指をへし折る。

承太郎は、丘の上でサッカーをしている少年にディーラーをやらせることにするが、その少年は、ダービーの仲間でイカサマができた。

一度目の勝負…ダービー兄(JとQの2ペア)、承太郎(8と9の2ペア)。
承太郎負けて、魂を3枚とられる。
1988 1月31日 ポーカー勝負−2度目
(承太郎 VS ダニエル・J・ダービー)
ダービー兄のスタンド:冥界の王『オシリス』

於:エジプト ギザ バー
花京院入院7日目
配カード時…ダービー兄(Kのスリーカード)、承太郎(ブタのカード)。
ところが承太郎は、カードを見もチェンジもせず、自分の残り3個の魂+アヴドゥルの魂全部を賭ける。

ダービー兄は1枚チェンジ(Kのフォーカード)し、一度目の勝負で手に入れた承太郎の魂3枚+ポルナレフの魂全部でコール。
さらにジョセフの魂全部を上乗せ。

賭けるチップがなくなった承太郎は、ここにいない花京院の魂全部を賭ける誓約書を書いて、コール。
承太郎は『スタープラチナ』にタバコの火をつけさせたり、ジュースを持ってこさせたりして、ダービー兄に、承太郎がカードのスリかえをしたのではないか、との不安を与える。
承太郎は、ホリィの魂全部を上乗せ。

DIOの秘密を話すこと、を賭けるようダービー兄に迫る承太郎。
ダービー兄は、心の中で負けを認め、DIOに殺される恐怖で、気絶。

ポルナレフとジョセフの魂が戻る。
ダービー兄はおかしくなってしまったため、DIOの館の場所は聞き出せなかった。
1988 2月1日 ポルナレフ VS ホル・ホース・ボインゴ 於:エジプト カイロ 市街(ハンハリーリの近く)
正午
花京院入院8日目
アスワンのボインゴ弟を拉致してカイロにつれてきたホル・ホース。
DIOの館すぐ近くまで聞き込みに来ている承太郎たちに近づくが、いつのまにか背後にポルナレフが。

ホル・ホースはボインゴの予知に反して拳銃を使おうとしたため、ポルナレフに殴られねじりあげられる。
ホル・ホースはポルナレフの鼻の穴に、予知どおり指を突っ込む。

そこに、承太郎・ジョセフ・アヴドゥルがやってくる。
ホル・ホースはポルナレフに拳銃『皇帝(エンペラー)』を突きつけ、何もなかった様に装えと脅す。

ホル・ホースは、ポルナレフが承太郎たちに合図を送ったことに気づき、発砲しようとする。
だが、ポルナレフがくしゃみをしたせいではずれ、逆にポルナレフに殴られて、カメに突っ込んでしまう。

そこへ、ホル・ホースが空港で撃った男たちが、ホル・ホースめがけて車で突っ込んでくる。だが割れたカメから流れた液体でタイヤが滑り、車は、承太郎ら4人を轢く。
1988 2月1日 承太郎 VS ホル・ホース・ボインゴ 於:エジプト カイロ 市街(ハンハリーリの近く)
正午
花京院入院8日目
予知どおりホル・ホースはとどめを刺さず隠れる。承太郎だけは一瞬早く車をかわしており、近づけば反撃されているところだった。

下水パイプに『皇帝(エンペラー)』の弾丸を撃ち込むと、弾丸が道向こうのパイプから飛び出て、正午キッカリに承太郎の脳天をブチ抜く、という予知が出たので、ホル・ホースは腕時計に合わせて正午きっかりに弾丸をぶち込む。

しかし、ホル・ホースの時計は進んでいた。
パイプ出口に承太郎はいたのだが、ポルナレフがくしゃみをして唾をひっかけたため、承太郎は顔をのけぞらせ、弾丸にはあたらなかった。

ホル・ホースの弾丸はUターンして戻ってくると、正午ピッタリに、予知の浮き出る本「オインゴ・ボインゴの大冒険」の承太郎の絵の額をブチ抜き、ホル・ホースの脳天を直撃。

ホル・ホースはあと1cmずれていたら即死の重傷。
ボインゴは、木の箱を蹴ってイギーの頭にぶつけてしまい、再起不能になるまで噛みつかれる。
1988 2月1日 イギー、DIOの館を発見
(イギー VS ペット・ショップ)
ペット・ショップはハヤブサ
(DIOの館の門番)
ペット・ショップのスタンド:天空の神『ホルス

於:エジプト カイロ DIOの館前の下水道
花京院入院8日目
氷のスタンド。
氷のミサイルを撃ち、氷の塊を降らせ、水や地面を凍らせる。
本体ペット・ショップの最大降下速度は300km超、降下中も眼の照準ははずれない。水中にも数分潜れる。

「ホルス神のカード」の暗示は、力、幸福、栄光、超越、英雄。ホルス神は指導者の守護神。

イギーは偶然DIOの館の前に通りかかる。
館の門に近づいた犬2匹が、ペット・ショップに殺されるのを目撃。
続けて、アヴドゥルたちからDIOの館を見つけ出すよう依頼を受けていた乞食が、殺されるのも目撃。

ペット・ショップが、乞食の持っていたジョセフの念写した写真を破り捨てるのをみて、イギーは、ここがDIOの館であると気づく。
イギーがバカ犬のフリをして無関係だということを示したので、ペット・ショップは門の向こうに戻る。

第14巻74〜76ページで、ペット・ショップらしき鳥が、DIOの肩に止まっている。イギーと戦う1年前の場面。デッサンからはオウムのようにも見えるため、断定はできない。
1988 2月1日 イギー、男の子を助けに入る
(イギー VS ペット・ショップ)
ペット・ショップのスタンド:天空の神『ホルス』

於:エジプト カイロ DIOの館門前
花京院入院8日目
殺された2匹の犬の飼い主の男の子がやってきて、門に潜り込んでしまう。
犬の目玉を喰べていたペット・ショップが、男の子に襲いかかる。
犬好きの子供を見殺しにできないイギーは、門の中に飛び込み、男の子を助ける。
ここで初めて、ペット・ショップはイギーがスタンド使いだと気づく。

ペット・ショップは地面から氷を出してイギーの足を地面にくっつけ、ツララで攻撃して来る。
イギーは、『愚者(ザ・フール)』の砂で全身を覆い、門の下から撤退。
猛追してきたペット・ショップの氷のミサイルから逃げるため、イギーは、マンホールから、下水道へ逃げる。

主人DIOに似て、ぺット・ショップも口ばしの端を歪めて笑う。
1988 2月1日
イギーの左前足、切断される
(イギー VS ペット・ショップ)
ペット・ショップのスタンド:天空の神『ホルス』

於:エジプト カイロ DIOの館前の下水道
花京院入院8日目
ペット・ショップは下水道の中にまで追いかけてきて、氷のミサイルで攻撃してくる。
イギーは、『愚者(ザ・フール)』で自分そっくりの身代わりを作りペット・ショップを欺き、ペット・ショップの腹を『愚者』で切り裂く。

もう館には近づかないからこれで終わりにしようというイギー。
だがペット・ショップは巨大な鳥の骨の形をしたスタンド全体を出すと、トンネル全体に氷を走らせ、イギーの退路を断って氷のミサイルで攻撃してくる。

氷に左前足をとられてしまったイギーは、氷のミサイル攻撃をかわせず、つららに左前足をちょん切られてしまう。
イギーは足を捨てて水中に逃げ込み、排水溝から河へ脱出。
1988 2月1日 ペット・ショップ死亡
(イギー VS ペット・ショップ)
ペット・ショップのスタンド:天空の神『ホルス

於:エジプト カイロ 河の中
花京院入院8日目
ペット・ショップをまくため、河底に『愚者(ザ・フール)』で砂の隠れ家を作り、身を休めるイギー。
潜水してイギーを見つけたペット・ショップは3発の氷のミサイルを撃ち込んでくるが、イギーはこれを『愚者』で弾き返し、ペットショップの右翼を撃ちぬく。

ペット・ショップは『愚者』の隠れ家を取り囲んでいる水全体を凍らせ、押しつぶそうとする。
イギーは、前足で穴を掘って河底に逃れるが、先回りして反対側から穴を掘ってきていたペット・ショップと鉢合わせる。

ペット・ショップは、口の中で氷のミサイルを紡ぎ始める。
『愚者』は、イギーの後ろにあるため、防御できない。
イギーは、わざと隠れ家を氷の重みで一気に潰し、その空気圧で、ペット・ショップの顔面までぶっ飛んで、ミサイル発射寸前の口ばしに噛みつき、砕く。
ペット・ショップ死亡。
1988 2月1日 イギー、救助される 於:エジプト カイロ 河
夕方
花京院入院8日目
DIOの館門前でイギーが助けた男の子が、溺れかかり河を流されているイギーを発見。飛び込んで救助。
SPW財団に手当てを受ける。
1988 2月2日 イギー帰還、花京院復活 於:エジプト カイロ 市街
13:00
花京院入院後9日目
承太郎・ポルナレフ・ジョセフのところに左前足をなくしたイギー帰還。
サングラスの花京院再登場。
「ええ…もう大丈夫です…少しキズは残ってるんですが、しっかり視力は戻りました」
「承太郎……」
「……………」

イギーは、承太郎たちをDIOの館に連れて行く。
1988年2月2日である理由(→■)
1988 2月2日 DIOの館へ突入 於:DIOの館 1階入口
14:25頃
玄関のドアがひとりでに開き、幻覚の廊下の奥からダービー弟(テレンス・T・ダービー)登場。
「ようこそジョースター様お待ちしておりました…さ、どうぞ中へ…上着などおとりしましょう」
1988 2月2日 承太郎・花京院・ジョセフ
地階に引き込まれる
テレンス・T・ダービー21歳
(ダニエル・J・ダービーの弟/DIOの執事/1月5日生まれ)
ダービー弟のスタンド:最初の神『アトゥム』

於:DIOの館 1階入口
14:25頃
負けを認めてエネルギーが0に近くなった魂を奪い取り、人形に宿らせて生き人形にするスタンド。
対戦相手の心をYESかNOかで読める。

本体を殺すと、スタンドにとらえられている魂も死んでしまう。
本体が負けを認めたときだけ、奪われた魂は解放される。

「アトゥム神のカード」の暗示は、完全、調和、へこたれない精神、相性が良い、純粋な愛。

『アトゥム』を『スタープラチナ』の右腕で殴ろうとするが、心を読まれて、かわされる。
『アトゥム』に右腕をつかまれた承太郎。この時ショックを受けた承太郎の魂に隙ができ、『アトゥム』が承太郎の魂(右腕)にくい込んでいた。

床にポッカリ穴があき、承太郎が地階に引きずり込まれる。助けようとした花京院とジョセフも落下。
「10分たってわしらからなんの合図もなければァァ…館に火を放てッ!いいな…アヴドゥル…ゥゥ」

「10分ほど前ジョースターたちがこの館へ侵入いたしました、さらに…ダービーが敗北したことをご報告致します」(第25巻11ぺージ)とあり、次ページ最初のコマで時計が14:35をさしている。
故に、14:35−10min=14:25に館に到着、地階に引きずりこまれた。
1988 2月2日 花京院 VS テレンス・T・ダービー ダービー弟のスタンド:最初の神『アトゥム

於:DIOの館 地階ワイン倉の左隣の部屋
『アトゥム』につかまれた承太郎の右腕を賭けて、TVゲーム勝負。
ダービー弟は、花京院を指名。
(承太郎たちと血の繋がりのない花京院が、承太郎・ジョセフの魂が奪われた後、魂を賭けるのを嫌がり、スタンド攻撃を仕掛けてくるのを防ぐため。でも花京院が承太郎を見捨てるわけないですよ…)

「いいでしょう…最初はぼくが相手しましょう…大丈夫、自信はあります…TVゲームはぼくも御多分にもれずくわしいですからね…」
(ゲームが唯一のお友達だったことが伺えてちょっと切ない…)

花京院は、カーレース対戦ゲーム「F-MEGA」をチョイス。
車の番号は、28をチョイス。
花京院はこのゲームをやりこんでおり、精神的動揺によるミスは一切犯さず、ダービー弟と互角の勝負を繰り広げる。
「花京院!その神経質そうな外見からは想像できないほどとても大胆な性格を持ったやつ!」

トンネル出口で、花京院は車をスピン。ダービー弟の車をフッ飛ばす。
だが、ダービー弟の車は隣を飛び越えコースの先へ着地。
負けを認めた花京院は人形に。
1988 2月2日 承太郎 VS テレンス・T・ダービー ダービー弟のスタンド:最初の神『アトゥム』

於:DIOの館 地階ワイン倉の左隣の部屋
14:35頃
『スタープラチナ』の素早さとスタンド片腕で対戦するのは不利なので、ダービー弟は『アトゥム』を承太郎の右腕から離す。
賭けの対象は、花京院の魂。

承太郎がチョイスしたのは、ダービー弟が最も得意とする野球ゲーム「OH!That's BASBALL!!」。
TVゲーム自体全くやったことがない承太郎だが、「花京院の魂を取り戻すことだけはマジに考えている…」。

承太郎はたった8球のスウィングでバッティングを覚える。
一回表の得点は、4(承)対0(ダ)。

一回裏、ピッチャー承太郎。
YES or NOの読心術で承太郎の投球を読んだダービー兄は瞬く間に4(承)対3(ダ)に追い上げる。
承太郎は帽子を脱ぎ、モニターの上に置く。(→

承太郎はゲームパッドを、ジョセフに『隠者の紫(ハーミット・パープル)』で操作させ、投球予告。
読心対象と、実際に投球する相手とが違うため、ダービー兄三振。一回裏は4(承)対3(ダ)で終了。

二回表、5(承)対3(ダ)になった時点でダービー兄、心の中で負けを認め、花京院の魂が戻る。
「もしかしてオラオラですかーッ!?」
ダービー兄、再起不能。
1988 2月2日 承太郎・花京院・ジョセフ
地階ワイン倉の左隣の部屋 から脱出
於:DIOの館 地階ワイン倉の左隣の部屋
14:35頃
承太郎にふっ飛ばされたダービー兄が壁をブチ抜いたので、そこから脱出。
1988 2月2日 ポルナレフ・イギー・アヴドゥル
DIOの館に突入
於:DIOの館 1階入口
14:35頃
全滅を避けるため、お互い自分の身の安全を第一に考え、仲間が傷ついても決して助けないようにすることを、アヴドゥルは提案。
「ああわかったぜ…アヴドゥル…生きてたら豪勢なメシおごれよ」
「イギーにもな」
1988 2月2日 ヴァニラ・アイス、DIOの血を享ける 於:DIOの館 3階左側のベッドルーム
14:40頃
「アイス…わたしの首のキズをみろ…おまえの生き血をわたしにくれるか?」
ダービー兄の敗北を報告しに来たヴァニラ・アイスに対して、DIOはその忠誠心を試す。

「はい…喜んで…」
ヴァニラ・アイスは、『クリーム』で自らの首を切り落とし生き血を捧げる。
DIOは右手首を切り、自らの血をヴァニラ・アイスに与えて生き返らせる。

「ヤツらはまかせたぞ…ヴァニラ・アイスよ」
ヴァニラ・アイスは『クリーム』の中に飲み込まれ、DIOの寝室の壁をブチ抜いて出撃。

いっきに物語のムードが引き締まり、終盤戦の緊張が高まる場面。

ヴァニラ・アイスのモッコリふんどしもインパクトがあるが、さらに強烈なのが、全身ハートづくめの点。
ピアス、ヘアバンド、腰ベルト、肩ベルト、右肩の刺青…とDIOへの傾倒ぶりがよくわかる。
1988 2月2日 ポルナレフ・イギー・アヴドゥル VS ケニー・G ケニー・Gのスタンド:『ティナー・サックス

於:DIOの館 地階ビリヤードルーム
ケニーGの作り出した幻覚の迷路の中に飛び込む2人と1匹。
アヴドゥルは『魔術師の赤(マジシャンズ・レッド)』で炎の生物探知機を作る。
半径15m以内なら、炎の反応により、どこにどんな大きさのモノが隠れているかわかる。

探知機が左前方に反応を示すと、イギーが匂いを嗅ぎ、『愚者(ザ・フール)』で攻撃をしかける。
階段を降りると、戦わずして再起不能になったケニーGを発見。
幻覚の迷路は消滅。

(第26巻60ページの地図の)一階玄関の上側の階段から地階ビリヤードルームに降りている。
1988 2月2日 ヴァニラ・アイスの強襲
アヴドゥル 死亡
ヴァニラ・アイスのスタンド:『クリーム
於:DIOの館 地階ビリヤードルーム
スタンドの口の中が暗黒空間亜空になっており、飲み込まれると消滅する。
スタンドの口の中に隠れたまま、本体もろとも空間に消えられる。
空間を移動するときは、障害物を飲み込みながらでなければ移動できない。
攻撃対象の位置を確認するときは暗黒空間から姿を現さないと外が見えない。


普通の間どりに戻った部屋の壁に、アヴドゥルは奇妙なラクガキを発見。
「このラクガキを見てうしろをふり向いた時おまえらは…死ぬ」

だが炎の生物探知機にも、イギーの鼻にも反応が見られない。
振り向いたアヴドゥルの背後、突然『クリーム』が出現。
とっさにアヴドゥルはイギーとポルナレフを殴り飛ばし、逃す。

直後、アヴドゥルは両腕だけを残して『クリーム』にの口の中…暗黒空間に飲み込まれ、死亡。

1988年2月2日である理由(→■)
1988 2月2日 ポルナレフ・イギー VS ヴァニラ・アイス 於:DIOの館 地階ビリヤードルーム 「アヴドゥルは粉微塵になって死んだ」
ポルナレフの目の前で、残されたアヴドゥルの両腕をヴァニラ・アイスは暗黒空間に飲み込む。
「ウソをつくなああああああ―ッ!」

アヴドゥルの死に激昂したポルナレフは、これまでにない素早さで『銀の戦車(シルバーチャリオッツ)』を猛烈に繰り出す。
『クリーム』の中に身を潜めているヴァニラ・アイスは、肩を貫かれ、いったん空間に消滅。

アヴドゥルの死を悲しむポルナレフの頭上に『クリーム』が襲いかかる。
(運命が生きのびろといっているのか?アヴドゥルの遺志が戦えといっているのか?)
ポルナレフは、身の危険を感じ、イギーと共に、隣の部屋(倉庫)に走りこむ。
1988 2月2日 承太郎・花京院・ジョセフ
地階ワイン倉 へ到達
於:DIOの館 地階 ワイン倉の左隣の部屋〜地階ワイン倉 承太郎たちは、ポルナレフの攻撃による振動を感知。
1988 2月2日 ポルナレフ・イギー
2階ギャラリーへ移動
於:DIOの館 地階ビリヤードルーム〜地階倉庫〜1階玄関〜2階ギャラリー (第26巻60ページの地図の)地階ビリヤードルーム左のドアをぬけ、地階倉庫に移動。
ドアを家具で封鎖した後、倉庫の階段〜1階朝食の間の左の階段を上り、1階玄関へ。
1階玄関の下側の階段を上り、2階ギャラリーへ。

『クリーム』は、ポルナレフたちの駆け上がる階段を丸く飲み込みながら垂直移動で先回りし、館出口に姿をあらわすが、ポルナレフたちが目指したのは、出口ではなく、DIOのいる上階だった。
1988 2月2日 ポルナレフ、左足の先半分を失う
(ポルナレフ・イギー VS ヴァニラ・アイス)
於:DIOの館 2階ギャラリー 2階に駆け上ったポルナレフとイギーだが、イギーが「ギャウウ」と叫び立ち止まる。
床を突き抜けてきたヴァニラ・アイスに、先回りされていた。
イギーと背中合わせで『クリーム』の出現を見張るポルナレフ。

だが『クリーム』は、ポルナレフの左足の下のミゾからしみ出てきた。
『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ』で反撃しようとするが、間に合わず、ポルナレフは左足の先半分を、暗黒空間に飲み込まれてしまう。

「うわあああっ足があああ――ッ!」「まず足をうばった!チョコマカと動いたり逃げたりできなくするためにな!」

反撃するポルナレフだが、ヴァニラ・アイスはまたも空間に消える。
1988 2月2日 承太郎・花京院・ジョセフ
地階通路 へ到達
於:DIOの館 地階ワイン倉〜地階通路 『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』が石像を切り刻む破壊音を耳にした承太郎たちは、ポルナレフたちが戦闘していると確信。先を急ぐ。
1988 2月2日 イギー、ニセのDIOで攻撃
(ポルナレフ・イギー VS ヴァニラ・アイス)
於:DIOの館 2階ギャラリー イギーとポルナレフは、石像崩落のどさくさに紛れ、3階へと続く階段に、『愚者(ザ・フール)』で身を隠す。
一方、ヴァニラ・アイスは、ポルナレフたちが、ガレキの下に隠れていると思い込む。

イギーは、『愚者』でニセのDIOを作り、背後からヴァニラ・アイスを叩き切ろうとする。
だが、ニセのDIOの右腕を、ヴァニラ・アイスは切り落とす。
「この部屋は窓から太陽の光がさし込んでいる…本物のDIO様がご自分の部屋からここへ降りてこられるはずがない」

さらにイギーがニセのDIOの左腕で攻撃をしかけると、ヴァニラ・アイスは、ニセのDIOの腹部を飲み込み、その先にいたイギーを連れ去る。

「本物のDIO様はこのわたしを信頼されて『まかせる』とおっしゃったのだ!!だから!なにがあろうとこの2階へ降りてこられるはずがないッ!」
1988 2月2日 ヴァニラ・アイスの脳幹を突き刺す
(ポルナレフ・イギー VS ヴァニラ・アイス)
於:DIOの館 2階ギャラリー ヴァニラ・アイスは、イギーを暗黒空間には飲み込まず、殴り飛ばす。
「よくも!このクソ犬がッ!わたしにDIO様の『姿』を破壊させたなァあああ――ッ!よりによってこのわたしに!よくもッ!砂のニセ者だろうとDIO様をよくもこのわたしに攻撃させたなァ――ッ!!蹴り殺してやるッ!このド畜生がァ―――ッ」

酸鼻を極めるイギーへのリンチを止めるべく、攻撃に出るポルナレフ。
イギーの砂がヒントになって、ポルナレフは天井を刻み、細かい砂を降らせる。これにより、障害物を飲み込まないと移動できない『クリーム』の軌跡を確認。

空間に姿を現した『クリーム』に潜むヴァニラ・アイスの脳幹を、喉を通して、『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ』で突き刺す。
「しゃぶれッ!おれの剣をしゃぶれッ!このドグサレがッ!」

ヴァニラ・アイスのDIO様へ向ける異様なほどの情熱的忠誠心には、感服するほかない。何が彼をそこまでの熱い想いに駆り立てるのか。
それにしても、イギーが痛々しくて見ていられない。
1988 2月2日 ポルナレフ、左手の薬指と小指を失う
(ポルナレフ・イギー VS ヴァニラ・アイス)
於:DIOの館 2階ギャラリー 脳幹を串刺しにされた時、実はヴァニラ・アイスは、DIOの血によって不死身の吸血鬼になりかかっていた。
ヴァニラ・アイスは、『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』の喉を締めあげ、左腕をとらえる。
「おれは死なん…苦痛を意に介しているヒマもない…」

ヴァニラ・アイスは、ポルナレフの左手首をねじり折り、『クリーム』の口の中に引き込む。
ポルナレフの左手の薬指と小指が根もとから切断される。

この薬指と小指は、最後のDIO戦ではなぜか元に戻っている。(第28巻61,65ページ)
ヴァニラ・アイスが死ねば、暗黒空間に飲み込まれたモノも解放されて元に戻るということか?
だがそれならアヴドゥルも生き返るはずである。
また、DIO最終戦でのポルナレフの左足先は、なくなったままの状態になっているから(第28巻60,62ページ)、単純な描き間違いだろう。
1988 2月2日 ポルナレフ、左太腿の半分近くを失う
(ポルナレフ・イギー VS ヴァニラ・アイス)
於:DIOの館 2階ギャラリー ポルナレフは『銀の戦車』の剣を引き抜き、もう一度ヴァニラ・アイスの喉めがけて突き刺そうとするが、ヴァニラ・アイスは、『クリーム』の右手でこれを受け止め、『銀の戦車』の右腕を捕まえる。

「この腕がおれを刺した悪い腕かッ!」
トゲのついた『クリーム』の左ヒジが、『銀の戦車』の右腕をメッタする。
ポルナレフは、蹴りを入れてヴァニラ・アイスを突き飛ばさずにはいられなかった。

この機を待っていたヴァニラ・アイスは再度空間に姿を消し、ポルナレフの左大腿の半分近くを飲み込む。
切りつけるポルナレフだが、『銀の戦車』の剣先を飲まれてしまう。
「やはり暗黒空間に姿を消してる時は奴を攻撃することは不可能だッ!こっちが一方的に飲み込まれるだけだッ!」
1988 2月2日 ヴァニラ・アイスの渦巻き攻撃
(ポルナレフ・イギー VS ヴァニラ・アイス)
於:DIOの館 2階ギャラリー ヴァニラ・アイスは外壁の近くにいたポルナレフたちを部屋の中心に追い込むため、外壁をメッタやたらに飲み込む。
瀕死のイギーをつかんで、中心に逃げるポルナレフ。
この時、イギー、へし折られた骨が何本も肺に突き刺さっており、大量出血。

ヴァニラ・アイスは、ポルナレフの攻撃を受けぬよう暗黒空間に姿を消したまま、外側から蚊取り線香のように中心に向かって円をえがきながら、床の上にいるポルナレフに迫ってくる。
1988 2月2日 承太郎・花京院・ジョセフ
地階倉庫 へ到達
於:DIOの館 地階通路〜地階倉庫 ここでの、承太郎らの位置設定「地下室」および描写(第26巻127〜128ページ)は、第26巻60ページの地図と矛盾している。
漫画では、承太郎らは、ビリヤードルームの側から、倉庫への扉を眺めているという構図になっているが、これはありえない。
理由は以下の通り。

@左端のワイン倉から、一本通路を右に移動して最初にたどり着くのは、ビリヤードルームではなく、倉庫。

Aビリヤードルームと倉庫の下側にに階段があるが、それは、ビリヤードルームと1階を結ぶ階段。倉庫とビリヤードルームを結ぶ通路ではない。
よって、倉庫からその右のビリヤードルームに行くには、ポルナレフが家具で塞いだ扉を通る以外にない。

ところが、ジョセフは「承太郎ッこの扉を壊して奥へ進むんじゃ!」といっている。承太郎らが、家具で塞がれた唯一のビリヤードルームへ続く扉をまだ通っていないことがわかる。
従って、第26巻127〜128ページの時点で、ビリヤードルームの側から、倉庫への扉を眺めているという構図はおかしい。

Bヴァニラ・アイスは、ビリヤードルームと倉庫の間の壁には、扉以外で穴をあけていないようだから、承太郎らが、壁の穴からビリヤードルームに行ったとも考えられない。
1988 2月2日 イギー 死亡
(ポルナレフ・イギー VS ヴァニラ・アイス)
於:DIOの館 2階ギャラリー ポルナレフは『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』で、イギーを外側に運び出す。『銀の戦車』に自分をも引きずり出させようとするが失敗。

迫り来る『クリーム』を前に、瀕死のイギー『愚者(ザ・フール)』を発動。
「じっとしてろバカ…おまえはそれ以上動いたりスタンドパワーを使った折れた骨が肺にくい込んでまちがいなく死ぬぜ!砂の中に隠れて死んだふりしてろッ!」
だが、イギーは血を吐きながら立ちあがる。

ポルナレフを飲み込んだと思い姿を現すヴァニラ・アイスだが、天井から滴り落ちる血にハッとする。
天井には、最後の力をふり絞ったイギーの『愚者』で持ち上げられ、死を免れたポルナレフがいた!

床に落ちて消滅したポルナレフの左耳のピアスのように、イギーはニヤリと笑って力尽きる。
「イギーィイイイイ――ッ!」
崩れ落ちる『愚者』の中から舞い降りたポルナレフは、ヴァニラ・アイスの眉間を剣でブチ抜く。

(こ…この砂から感じる感覚は!ああ…なんてこった…くそッ!『ぬけがら』『スタンドのぬけがら』『冷たい消滅』『命の消滅』…)
1988 2月2日 ヴァニラ・アイス 死亡
(ポルナレフ VS ヴァニラ・アイス)
於:DIOの館 2階ギャラリー イギーのことが好きだったことに気づき、悲しみに暮れるポルナレフの背後で、ヴァニラ・アイスがムクリと起き上がる。

だがそれを察していたポルナレフは、『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』でメッタ突きにする。
「やはりな…ヴァニラ・アイスてめー…この不死身…DIOになにかされたってわけか」

ポルナレフは、隣の部屋へのドアを切り裂き、窓からの陽光をヴァニラ・アイスに浴びせる。
手足が次々と塵になっていくヴァニラ・アイス。
「きさまなああんぞにィィィーッ…」
自分があけた外壁からの日光にさらされて、ヴァニラ・アイス消滅。
1988 2月2日 承太郎・花京院・ジョセフ
1階玄関 へ到達
於:DIOの館 地階倉庫〜1階玄関 倉庫の階段〜1階朝食の間の左の階段を上り、1階玄関へ。

一階への階段を駆け上がる途中、ヴァニラ・アイスの開けた穴を発見。
花京院が、一階右前方に異常を発見し、承太郎らを停止させる。
花京院の洞察力は承太郎と互角かそれ以上である。
1988 2月2日 承太郎・花京院・ジョセフ VS ヌケサク(吸血鬼) 於:DIOの館 1階玄関
夕方
スタンド能力のないただの吸血鬼ヌケサクは、女に化けて承太郎たちに近づくが、左手と右手を逆にしていたため、バレて、ボコられる。
ヌケサクを袋に詰め、DIOのもとへ案内させる。
DIOはなぜ、こんなしょうもない男を吸血鬼にしたのだろうか。
1988 2月2日 ポルナレフ
3階への階段踊り場へ 到達
於:DIOの館 2階ギャラリー〜3階への階段踊り場
(第26巻60ページの地図の)2階ギャラリーの左側の階段を上った。
1988 2月2日 DIO、登場 先が丸く尖った靴
ハートの額飾り&腰ベルト&ヒザあて
股間の部分だけパックリ切れこみの入った奇妙なズボン

DIOのスタンド:『世界ザ・ワールド)』

於:DIOの館 3階への階段の4,5段目
夕方
時を止めるスタンド。
この時点では、最大5秒止めていられる。ジョセフの生き血を吸った後は、最大9秒止められた。
射程距離は約10m。

「世界のカード(21)」の暗示は、達成、完成、終わりは次の始まり、物質、重量。逆位置だと、失敗。

踊り場に座り込み、引き裂いたカーテンで足を縛っていたポルナレフを、階段の頂から、DIOが拍手で出迎える。(拍手は2回)
「その階段をおりろ…再びわたしの仲間にしてやろう…逆に死にたければ…足を上げて階段を登れ」

ポルナレフは、三度足をあげて階段を登ろうとするが、その都度、2段下におりてしまっている。
DIOが『世界(ザ・ワールド)』でポルナレフを下に移動させたのである。

「おまえはすぐれたスタンド使いだ…殺すのはおしい…ジョースターたちの仲間をやめてわたしに永遠に仕えないか?永遠の安心感を与えてやろう」
「く…くどいぜDIO!おれはもともと死んだ身!てめーのスタンドの正体を見極めてから死んでやるぜッ!」

ポルナレフは、『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』を発動。
「フン!ならばしょうがない…死ぬしかないなポルナレフ!」

1988年2月2日である理由(→■)
1988 2月2日 承太郎・花京院・ジョセフ
中3階 バルコニー へ到達
於:DIOの館 1階玄関〜2階ギャラリー〜中3階バルコニー
夕方
1階玄関の下側の階段を上り、2階ギャラリーへ。
2階ギャラリーの右側の階段を上り、中3階バルコニーへ。
1988 2月2日 承太郎・花京院・ジョセフ、駆けつける 於:DIOの館 3階への階段踊り場」
夕方
(第26巻60ページの地図の)中3階バルコニーの壁をブチ破り、2階ギャラリーの左側の(3階への)階段踊り場。

DIOが時を止めようとした瞬間、バルコニーの壁をブチ破って、承太郎たちが陽光とともに現れる。
左に花京院、真ん中にジョセフ、右に承太郎。
三人同時に人差し指で決めポーズ。

DIOはニヤリと笑い、暗闇に飛びすさり姿を消す。
ポルナレフは、DIOのスタンドの体験と、イギー・アヴドゥルの死を伝える
「陽が沈みかけています…急がないと…」
花京院はヌケサクを袋から出し、塔に潜むDIOのもとへ案内させる。
1988 2月2日 承太郎・花京院・ポルナレフ・ジョセフ
DIOの館 塔 へ到達
ヌケサク死亡
於:DIOの館 塔
日没前
塔に到達した承太郎らは、塔の壁をぶち壊し、陽光を入れる。
花京院(後悔はない…今までの旅に…これから起こる事柄に…ぼくは後悔はない)

花京院とジョセフが中央、承太郎が棺の頭側、ポルナレフが棺の足側に移動。
ヌケサクに蓋を開けさせるが、開けた瞬間、柩の中にいたのは、頭と口と首と胸と足を切断されたヌケサクだった。

恐らく、DIOは、柩の中に潜んでおり、ヌケサクが空けた瞬間に時を止め脱出、ヌケサクを殺して部屋の暗闇に身を潜めたものと思われる。
1988 2月2日 承太郎・花京院・ポルナレフ・ジョセフ
DIOの館から脱出
於:DIOの館 塔
日没
「ヤバイ!なにか!やばいぜッ!」
ピッキィ――ン
「!」
「逃げろ――ッ!」
承太郎・ジョセフ・花京院は凄まじい殺気を感じ、塔の外に飛び降りる。
(ポルナレフがその場に残ろうとしたので、無理矢理外に引っ張り出す)

「今…あのままあそこにいたら確実に一人ずつやられていた!!」
落下した四人は、スタンドで館の外壁にへばりつき、よじ登る。

太陽はほとんど見えなくなっており、DIOの時間が近づいていた。
1988 2月2日 承太郎・ポルナレフ、花京院・ジョセフの二手に分かれる 於:DIOの館 外壁
日没
ポルナレフは日の出を待たずDIOを撃つことを希望。花京院も同意見。
ここはいったん退却してDIOのスタンドの正体を暴いてから闘おうとジョセフがいうと、ポルナレフは従えないと言って一人走り去る。

「待てェ――ッポルナレフッ!」
「じじい止めても無駄だぜ」
「承太郎ッ!君の意見を聞こうッ!」
「ポルナレフは追いながらヤツと闘う…おれたちは逃げながらヤツと闘う…つまりハサミ討ちの形になるな」

承太郎は、ポルナレフのような直情タイプはほっとけと言うが、ジョセフと花京院がどうしてもくっついてやれというので、承太郎はポルナレフのところにいく。

日の出まで待たないというのは、慎重な花京院にしては珍しい判断だが、ここで退却してはストーリーとして成り立たないからであろう。
承太郎・花京院の組み合わせで闘っていたら、花京院は死ななかったような気がする。
1988 2月2日 DIOの世界 於:エジプト カイロ 市街
満月の夜
@ホリィが高熱に倒れ、承太郎らがエジプトに旅立ったのは1987年の冬(第35巻58ページ)、それも1987の11月末〜12月中旬頃と推測される。(→
A承太郎たちの旅の期間は、50日間。(ジョセフ「本当に楽しかった50日間じゃったよ」−第28巻113ページ)

@Aより、承太郎たちは、年を越した1988年の1月から2月の間に、DIOとの決戦を迎えたといえる。

BDIOとの決戦の夜はカイロは満月。(第27巻76ページ)そして、1988年1・2月にエジプトのカイロが満月だったのは、1月4日と2月2日。
C承太郎が時を初めて止めたのは18歳のとき、(ストーンオーシャン3巻28ページ)とある。承太郎は旅立ったとき、まだ17歳だったから、DIOとの決戦日は、承太郎の誕生日より後ということになる。そして、承太郎は水瓶座生まれ(1月20日〜)。

Cの条件を満たすのは、1988年2月2日だけである。

よって、DIOとの決戦の夜は、1988年2月2日。
DIOが完全に死亡したのは、1988年2月3日。
1988 2月2日 DIOとのカーチェイス
(花京院・ジョセフ VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街
満月の夜
花京院とジョセフが、道端で購入した軽トラックに乗り込み走り去るのを、DIOは館の塔の上から認め、ウィルソン・フィリップス上院議員の車を強奪し、追ってくる。
この時、DIOはまだ、二手に分かれたことには気づいていない。

ジョセフは左座席で運転。
花京院は右助手席からDIOの乗る車に向けて、『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』を飛ばし、探りを入れる。
1988 2月2日 承太郎・ポルナレフ、バイクで追跡開始 於:エジプト カイロ 市街
満月の夜
承太郎もポルナレフも全然金を持っていなかったので、承太郎は道端のバイクを蹴飛ばしてエンジンをかけ、チェーンを足でひきちぎる。
後ろにポルナレフを乗せて、DIOの車を追跡開始。
1988 2月2日 花京院負傷、軽トラック横転
(花京院・ジョセフ VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街
満月の夜
花京院は、10mの距離から、DIOに向けてエメラルドスプラッシュを発射するが、DIOは後部シートから少しも腰を浮かさずに、指先一本でこれをかわす。
エメラルドスプラッシュを集中させて発射してもやはりかわされる。

いきなり目の前に『世界(ザ・ワールド)』が現れ、『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』に殴りかかる。
『法皇の緑』が、『ザ・ワールド』の射程距離外にすっ飛んでいったので、助かる。
花京院、両腕と頭から流血。

だが、花京院は、DIOのスタンドが、射程距離が0m程であること、飛び道具はもっていないこと、を発見。

DIOは車の運転をさせていた上院議員を、花京院たちの軽トラックのフロントガラスに叩き込む。
衝激で、軽トラックは横転。
DIOが近づいてくる前に、2人は『法皇の緑』と『隠者の紫(ハーミット・パープル)』で建物の屋根の上に逃げる。
1988 2月2日 『法皇(ハイエロファント)』の結界
(花京院 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 建物の屋根
空中戦
満月の夜
こちらを見上げているDIOを眺めながら、花京院は呟く。
「思いつきました、DIOのスタンドの正体を暴く方法を…」

花京院は、じきにDIOが登ってくるであろう屋根の上の空間に、『法皇の緑(ハイエロファント・グリーン)』の触手をはり巡らせると、完璧に気配を消す。
1988 2月2日 承太郎・ポルナレフ、軽トラック横転現場へ到着 於:エジプト カイロ 市街
満月の夜
 
1988 2月2日 半径20mエメラルドスプラッシュそして『世界(ザ・ワールド)』
(花京院 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 建物の屋根
空中戦
満月の夜
17:15”10(カイロ時間)
屋根に舞い上がってきたDIOは、花京院のはりめぐらした『法皇(ハイエロファント)の結界に取り囲まれ、エメラルドスプラッシュの攻撃を受けて左上腕を負傷。
尖った塔の先端に、花京院は舞い降り、DIOに宣言する。

「触れれば発射される『法皇の結界はッ!
すでにおまえの周り半径20m!おまえの動きも『世界(ザ・ワールド)』の動きも手にとるように探知できるッ!
くらえッ!DIOッ!半径20mエメラルドスプラッシュを――ッ!」

「マヌケが…知るがいい…『世界』の真の能力はまさに!『世界を支配する』能力だということを!『世界(ザ・ワールド)』!!」

時の止まった時間の中で、DIOは、結界を蹴破り切断、花京院の前にとんで来ると『世界』の右腕で、花京院のみぞおちを突き破る。
「これが…『世界』だ…花京院
おまえは自分が死んだことにさえ気づいていない…何が起こったのかもわかるはずがない…」
1988 2月2日 花京院、最後のエメラルドスプラッシュ 於:エジプト カイロ 市街 建物の屋根
空中戦
満月の夜
17:15”11(カイロ時間)
時が動き出す。
激しい勢いでふっ飛ばされた花京院の体は、屋根の上の水道タンクにのめり込み、停止。
花京院は死を悟る。
日本にいる両親のことを想い、そして、『結界』がなぜ全部一度に同時に、少しの時間差もなく切断されたのか?という奇妙な疑問にブチあたる。
そして遂に、DIOのスタンドの正体は時を止める能力であることに思いあたる

DIOはジョセフに、血を吸って殺すことを予告。ジョセフに向かって飛びかかっていく。

水道タンクに埋もれたまま、花京院は時計台に向けて、エメラルドスプラッシュを発射。
時計台の刻針を破壊する。
「さ…最後のエメラルドスプラッシュ…」

(メッ…セージ…で…す…これが…せい…いっぱい…です
ジョースター…さん受け取って…ください…伝わって……ください……)
1988 2月2日 花京院典明 死亡 花京院典明享年17歳
於:エジプト カイロ 市街 建物の屋根
水道タンクの上
満月の夜
17:15”12(カイロ時間)
24:15”12(日本時間)
花京院が、第27巻149ページで、「今…カイロは5時15分か…」といっているが、これは明け方の5時15分ではない。
なぜなら、花京院はさらに「日本は時差があるから『夜の』12時頃か」「父さんと母さんは…もう『ねむって』いるのだろうか?」と言っているからである。
エジプト時間=日本時間−7時間。
もし、カイロが明け方の5時15分と解すると、そのとき日本は「お昼の」12時15分ということになってしまい、寝る時間とはいえない。
1988 2月2日 ジョセフ VS DIO 於:エジプト カイロ 市街 建物の屋根 屋根に上った承太郎たちは、DIOに追われているジョセフを発見。

「DIOの『世界(ザ・ワールド)』の正体というのはッ!時を止める能力だったのかッ!」
花京院の命をふりしぼったメッセージの意味を解したジョセフ。

ジョセフは、波紋入り『隠者の紫(ハーミット・パープル)』を体に巻きつけながら、DIOから逃げる。
時を止めジョセフに襲いかかろうとしたDIOはこれを見破り、がれきをジョセフにぶつけて間接攻撃に出る。

ジョセフは屋根の上から、道路に落下。

DIOは、サイヤ人のように空を飛んでいるが、いつの間にこんな能力を身につけたのだろうか。
1988 2月2日 ジョセフ死亡寸前
(ジョセフ VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 路上
満月の夜
ジョセフを追ってDIOも飛来す。
そこに承太郎が現れる。
「承太郎ッ!さがってろッ!わしの方へ来るんじゃあないッ!
やつの『世界(ザ・ワールド)』の正体は時間じゃッ!時間を止めるスタンドなん…」

DIO時間を止める。その間5秒。
DIOは、全身を波紋でガードしているジョセフに直接手を触れず、ナイフをジョセフの喉もとに飛ばす。
時が動き出した瞬間、ジョセフの喉にナイフが突き刺さる。

承太郎に、間合いをとれと言い残し、ジョセフ気絶。死亡寸前。
1988 2月2日 初手合わせ
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 路上
満月の夜
「次は承太郎!きさまだ」
「…野郎DIO…」
「花京院のやつも…すでに始末してやったぞ…」
ピクピクピク「やろう…DIO」 
承太郎は、DIOに向かっていく。
「近づかなきゃあてめーをブチのめせないんでな」

『スタープラチナ』の拳を繰り出すが、『世界(ザ・ワールド)』の蹴りが一瞬早く、承太郎は2万円もするズボンの左側を破られる。

「きさまよりどのぐらい『世界』のスタンドパワーが強いかちょいと試してみたかった…ま、試すほどでもなかったようだが」
「試すっていうのはキズにもならねえなでるだけのことをいうのか?」
「フン!くだらん挑発にのってやって…もうちょっとだけ試してやるか」
1988 2月2日 『星の白金(スタープラチナ)』VS『世界(ザ・ワールド)』スタンド力くらべ
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街
建物の屋根らへんの高さ 空中戦
満月の夜
承太郎、DIOの右頬を軽く傷つける。
「オラオラオラオラオラオラオラ」
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄」
突きの速さ比べをするが、最後、承太郎、右頬にパンチをくらう。

この時、承太郎は、DIOの左そで留め金に、手帳or財布の留め金からとった磁石をくっつけていた。

「もうわかった…満足だ…ここらで遊びのサービス時間は終わりだ…承太郎一気にとどめを刺してくれる…『世界(ザ・ワールド)』ッ!時よ止まれ!」

承太郎にとどめを刺そうとした瞬間、DIOは、承太郎の右人差し指が動くのを目撃。飛び退る。

「見えて…いるのか?見えているのかと聞いているのだ!承太郎ッ!」
「さあな…なんのことだ…?わからないなDIO」

地面に飛び降り再び滑空する承太郎を追うDIO。(承太郎の身の動きがもはや人間を超えている)
1988 2月2日 承太郎、時の止まった世界に入門
(承太郎 VS DIO)
承太郎のスタンド:『スター・プラチナ・ザ・ワールド

於:エジプト カイロ 市街
建物の屋根らへんの高さ 空中戦
満月の夜
再び時を止めたDIOは、承太郎の制服右そでのボタンと、自分の左そでの留め金とに、ついている磁石に気がつく。
DIOはこのトリックを、承太郎が時の中を動けぬ証明ととる。
「今度こそッ!死ねいッ!承太郎!」
だが、承太郎は時の中を一瞬だけ動けた!
十分DIOをひきつけた承太郎は、花京院にDIOがしたのと同じように、『スタープラチナ』で、『ザ・ワールド』=DIOの腹を突き破る。

「大切なのは『認識』すること」「スタンドを操るということは、できて当然と思う精神力である」というエンヤ婆の言葉。
承太郎が、『止まった時の中で動くということを認識』したことで、時の世界への入門が可能になったことをうかがわせる。
花京院の死は、『スタープラチナ・ザ・ワールド』に形を変え、承太郎の中に生きていた。
1988 2月2日 DIO、復活
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 食器店
満月の夜
ふっ飛ばされたDIOは、ショーウィンドウを突き破り、食器店の中に突っ込む。その時、ガラスにより右ヒザから下を切断。
しかし、店員の女の生き血を吸い、復活。腹と脚はほぼ完治。
しかもこの時DIOは、店の中にあった70本以上のナイフを持ち出す。

一方承太郎は、飛び道具を警戒して、DIOが店に突っ込んだ後、、拾った雑誌を帽子と胸に入れておいた。(胸に入れていた雑誌名は『NORTI…』)
1988 2月2日 ナイフ攻撃
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街
建物の屋根らへんの高さ 空中戦
満月の夜
食器店から出てきたDIOがナイフを取り出したのを見て、一瞬で承太郎はDIOがナイフ攻撃に出ることを察し、逃げる。
だが、DIOに時を止められてしまう。
承太郎は、『世界』が投げてくるナイフを、3秒の時点で一瞬だ家払いのけるが、70本以上ものナイフに囲まれたまま、時が動き出してしまう。

かわしきれなかったナイフが両肩に三本ずつ、脚に一本刺さる。
DIOはだめ押しにさらに一本、承太郎の額に投げ刺す。
承太郎は、そのまま落下。
ナイフ攻撃を防ぎつつ、DIOの脳天直撃のチャンスを待つため、地面に横たわったまま死んだふりをする。
1988 2月2日 ポルナレフ、DIOを奇襲
(承太郎・ポルナレフ VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 路上
満月の夜
花京院が死んで2分後
17:17(カイロ時間)
「完全なるとどめをさす」
地面に降り立ったDIOは道路標識をへし折ると、承太郎の首の上に振りかざそうとする。

その時DIOの頭上背後から、ポルナレフが『銀の戦車(シルバー・チャリオッツ)』で奇襲。
DIOの左後頭部から右眼窩上にかけて剣でブッ刺す。

だがDIOは時を止め、剣を頭から引き抜くと、ポルナレフの左胸にパンチをくらわせふっ飛ばす。
大量の血を噴いて承太郎の右斜め下側の建物に叩きつけられるポルナレフ。

「『ジョースター・エジプト・ツアー御一行様』はきさまにとどめを刺して全滅の最後というわけだな…」
DIOは、標識を拾い上げ、今度はポルナレフに向かっていく。
1988 2月2日 ポルナレフ、DIOに首を切断されかかる 於:エジプト カイロ 市街 路上
満月の夜
花京院が死んで2分後
17:17(カイロ時間)
ポルナレフ意識不明。
ここでポルナレフの首が切断されるのを止めるのはたやすい。承太郎が一言叫べば、DIOはニタリと笑いながら振り返り、大喜びでポルナレフをほうって承太郎を仕止めに攻撃してくる。

だが、その場合、DIOは決して承太郎の射程距離内に入ってこない。承太郎が生きていると知った途端、DIOは距離を置き、ナイフ攻撃をしかけてくる。
今度ナイフ攻撃されたら、承太郎は確実にやられる。

「さよならだポルナレフ」
DIOがポルナレフの首に標識を振り下ろそうとした時、承太郎は苦肉の策で、道路をカリッと引っ掻く。
耳ざとくききつけたDIOは、即座にポルナレフから離れ、承太郎の様子を伺う。
「承太郎…きさま…生きているな」
1988 2月2日 承太郎、心臓を止める
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 路上
満月の夜
花京院が死んで2分後
17:17(カイロ時間)
そこに警官が2人やってくる。DIOは、警官をつかまえ、承太郎が死んでいるか確認するために、承太郎の脇腹を撃たせる。
(警官2人は血を吸われ死亡)
承太郎は『スタープラチナ』で弾丸を止める。

承太郎に反応がないので、引っ掻き音は気のせいかと呟きつつも、DIOは疑心暗鬼に囚われる。
「やつの呼吸音は…きこえない…呼吸はしていない……では…心臓の鼓動音は…」
DIOは、地面に耳をつけて確認する。
承太郎は、『スタープラチナ』で自分の心臓を握りしめ、心臓を止める。
意識を失いかける承太郎。
1988 2月2日 承太郎、DIOの左脳を破壊
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 路上
満月の夜
承太郎の心臓も停止しているのを確認したDIO。地面から身を起こし、念のため承太郎の首をはねるようと、標識を手に近づく。
承太郎は、止めていた心臓をはなす。

標識は地面に叩きつけられたが、間一髪、承太郎は意識を取り戻す。
『スタープラチナ』の左腕で標識をへし曲げ防御すると同時に、回り込ませた右拳をDIOの左脳にブチ込み、破壊。
1988 2月2日 DIO、逃走
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 路上
満月の夜
頭を破壊されたDIOは頭痛と吐き気に襲われ、立ち上がることができない。
承太郎は、停めてあった車に穴をあけ、道端にあったバケツにガソリンを注ぐと、DIOにブッかける。
「臭いでわかるようにガソリンをブッかけた…」

DIOは地面に耳をあて、車の近づく音を聞いていた。一台のタクシーがDIOの後に通りかかった瞬間、DIOは時を止め、這いずりながら車の後部につかまって、逃げる。

承太郎は、肩に刺さっていたナイフを飛ばし、車をパンクさせる。
振り落とされたDIOは、マンホールの蓋につかまり、下水道の中からジョセフの横たわっている場所に向かおうとする。
だが、下水道の中からは、先回りした承太郎が出てきた。(どうやって移動したのか不明)
「あきらめるんだなDIO」
1988 2月2日 ジョセフ 死亡
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 路上
満月の夜
窮地に陥ったDIOは、承太郎を利用して生き延びることをもくろむ。
DIOは承太郎に自分を ふっ飛ばさせるため、みせかけのナイフ攻撃(2本きり)に出る。

承太郎は、DIOの狙いに気づかず、『スタープラチナ』の突きの連打オラオラのラッシュ)でDIOをボコボコにして、DIOを通りの向こうにすっ飛ばしてしまう。
(DIOのやられっぷりはすさまじく、頭と顔が完全に破裂、ハートの額飾りこの時壊れる)

「かかったな!承太郎ッ!これが我が『逃走経路』だ…」
「こ…この通りは…ま…まさか…」
急いで承太郎がDIOの元へ向かうと、そこには、血を抜かれ呻くジョセフと、完全復活したDIOがいた。
「そうだ…ジョセフ・ジョースターの血を吸うための『逃走経路』だ!」

「てめ…えDIO!」
「うむむむ〜んんんんんん…予想どおりジョセフの血はなじむ…なじむ実になじむぞ」
高笑いするDIOの傍らに横たわるジョフの体から、霊魂が抜け出て承太郎に諭す。

花京院の死もジョセフの死もなるべくしてなったこと。これからDIOがジョセフの体に何をしても逆上してはいけないこと。時の中で動ける2秒か3秒を大切につかうこと。
1988 2月2日 パワーアップしたDIOとの死闘
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街
建物のはるか上 空中戦
満月の夜
ジョセフの霊魂が消えた後、DIOがジョセフの死体に指を突っ込み、残留血液をカラカラになるまで吸い上げる。
「しぼりカスだッ!フフフフフフフ」
プツン
「こんなことを見せられて頭に来ねえヤツはいねえッ!」

「最終ラウンドだ!いくぞ『世界』時よ止まれッ!WRYYYYYYYYY――ッ」
3秒経過、空中に飛び上がった承太郎の目の前にDIOが追いつく。
4秒目、承太郎『スタープラチナ』を発動。DIOの右拳を叩き割り、オラオラのラッシュを浴びせる。

ところが、DIOの『世界(ザワールド)』は、なんと6秒目に突入。
瞬く間にDIOの体は回復。
「まだまだ止めていられるぞ…ジョースターの血はよくなじむ…」
動けなくなった承太郎の目前で、DIOは最高にハイな状態を満喫。

DIOは、限界の9秒経過直前、無防備な承太郎に『世界』の攻撃を叩き込む。
承太郎、左上腕、右肩、右肋骨を骨折。
DIOは、血を吐き飛ばされる承太郎を追いかけ、スタンドパワーを全開。
『スタープラチナ』を出して防御しようとした承太郎のあごに、強烈な脚蹴りをくらわす。

承太郎ははるか下、塔のてっぺんにブチあたり、さらに数100m飛ばされ、AL NIL通りの橋の上に叩きつけられる。
1988 2月2日 最後の時間停止、7秒経過
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 AL NIL通り
橋の上
満月の夜
「間髪いれず最後の攻撃だッ!正真正銘最後の時間停止だ!これより静止時間9秒以内にッ!カタをつけるッ!『世界(ザ・ワールド)』!」

DIOは時を止めたまま、姿を消す。
だが承太郎は、考えるのをやめた。
(貰った2秒という時間だけ『スタープラチナ』をぶちかますだけだ…おれが思う確かなことはDIO!てめーのつらを次見た瞬間オレはたぶん…プッツンするだろうということだけだぜ…きや…がれ…DIO…)

7秒経過、DIOは承太郎の真上から、ロードローラーを抱えて現れる。
ロードローラーの横からDIOの顔を見た瞬間、承太郎、プッツ―――ン!

ロードローラーを介して、『スタープラチナ』と『世界』の猛烈な攻防が繰り広げられる。
8秒経過、DIO「ウリイイイイヤアアアッーぶっつぶれよォォッオラアア―ッ」
1988 2月2日 最後の時間停止、9秒経過
承太郎、時を止める
(承太郎 VS DIO)
承太郎のスタンド:『スター・プラチナ・ザ・ワールド』

於:エジプト カイロ 市街 AL NIL通り
橋の上
満月の夜
DIOの時間停止の限界である9秒経過直後、今度は承太郎が初めて時を止め、ロードローラーの下から脱出。
だが、DIOは時が止まっているのが、自分のスタンド限界値が上がったせいだと錯覚。
10秒経過した時、DIOは自分が全く動けないことに気づく。

11秒経過、承太郎は、DIOの背後、ロードローラーの上に現れる。
「どんな気分だ?DIO…動けねえのに背後から近づかれる気分は…」
承太郎の左手が、DIOの左肩をつかむ。
「てめーの場合全然カワイソーとは思わん」

次の瞬間、『スタープラチナ』がDIOの左ヒザを撃破。
「時は動き始めた」
1988 2月2日 承太郎とDIO
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 AL NIL通り橋の上
満月の夜
承太郎
「おめーに対する慈悲の気持ちはまったくねえ…てめーをカワイソーとはまったく思わねえ…しかしこのままおめーをナブッて始末するってえやり方は、おれ自身の心に後味のよくねえものを残すぜ
治ったと同時にスタープラチナをてめーにたたきこむ!かかってきな!」

DIO
(しかし!承太郎、この土壇場にきて、やはりおまえは人間だ、ごく短い時の流れでしか生きない人間の考え方をする…このDIOにはそれはない…あるのはシンプルなたったひとつの思想だけだ…たったひとつ!
『勝利して支配する』それだけよ…それだけが満足感よ!過程や…方法なぞ…!)「どうでもよいのだァ――ッ」
1988 2月2日 DIO…『世界』―完全敗北…死亡―
(承太郎 VS DIO)
於:エジプト カイロ 市街 AL NIL通り橋の上
満月の夜
花京院が死んで3分後
17:18(カイロ時間)
DIOはいきなり承太郎に血の目つぶしをブッかけ、『世界(ザ・ワールド)』のヒザ蹴りを繰り出す。
承太郎と『スタープラチナ』は、目をつぶったまま左拳を突き上げ、『世界』の脚を受け止める。
『スタープラチナ』の右拳にヒビが入るのを見てニヤリとするDIO。

だが次の瞬間、『世界』の左脚に亀裂が出現。亀裂は全身を一挙に駆け上り、頭部まで完全に真っ二つに裂く。
「うぐおおおああああ!?なああにィィイイイッ!ば…ばかなッ!こ…このDIOが〜…このDIOがァァァァァァ〜〜〜」
DIOの体は完全に砕け散る。

「このまま朝日を待てば塵になる…てめーの敗因はたったひとつだぜ…DIO…たったひとつの単純なこたえだ…『てめーはおれを怒らせた』」

1988年2月2日である理由(→


「花京院が『世界』の前に崩れ去ってから、まだ『2分ほど』しかたっていない…しかし、『あと半分にも満たない時間で』最終の決着はつくであろう」(第28巻68ページ)
1988 2月2日 ジョセフ 生き返る 於:エジプト カイロ 市街 AL NIL通りの北
SPW財団第2号車車中
満月の夜
ジョセフが死んで4分後
17:21〜17:22(カイロ時間)
承太郎は、『スタープラチナ』の腕をジョセフの胸につっこみ、心臓マッサージしながら、DIOの血を輸血する。
ジョセフは、恋人『ラバーズ』戦に加え、ここでも、脳細胞が大量に死滅したと思われる。

「DIOは4分ばかし前にじじいの血を吸い取った」(第28巻173ぺージ)
ジョセフが死んだのは、17:17〜17:18であると推測できるから、生き返ったのは、17:21〜17:22である。
1988 2月3日 朝日によって、DIO完全に塵になる DIO・BRANDO享年120歳(吸血鬼としては100歳)
翌朝
7:00頃(カイロ時間)
1988年2月3日である理由(→
1989
(1988 2月2日ではないか?)
虹村兄弟の父親、DIOに埋められた肉の芽が暴走し、肉体が崩れ出す 虹村億泰5歳 虹村形兆8歳 DIOの死の影響で、虹村兄弟の父親の肉塊化が始まったのは日本時間で昼の2時ごろと、虹村形兆が語っている。
エジプト時間=日本時間−7時間である。
よってDIOが完全に死んだのは、エジプト時間の午前7時頃という計算になる。
1988 4月 吉良吉影、S市内のカメユーデパートに入社 同年3月、D学院大文学部卒業  
1991 潮華初流乃(ジョルノ・ジョヴァーナ)の母親、イタリア人と再婚 潮華初流乃6歳
以後、潮華初流乃はジョルノ・ジョヴァーナ(初流乃・潮花)としてイタリア人になる

於:イタリア
第47巻114ページに、ジョルノ6歳のときに再婚、とある。実は、同巻155ページでは、4歳の時に再婚、とある(この場合1989年に再婚ということになる)のだが、第51巻の巻頭紹介でも6歳設定のほうがとられているので、6歳設定の方が正しいと思われる。
1992 空条徐倫 誕生 空条承太郎の一人娘

空条承太郎22歳

於:アメリカ
 
1993 吉良吉影、カメユーデパート杜王町支社に勤務    
1995 岸部露伴漫画家デビュー 16歳 作品「ピンクダークの少年」。
荒木先生の「魔少年ビーティー」がモトネタか。
1998 10月 片桐安十郎(アンジェロ)、スタンドを身につける アンジェロのスタンド:『水の首飾り(アクアネックレス)

於:刑務所内
虹村形兆の持ってきた弓と矢で貫かれて、スタンドを身につける。その後脱走し、杜王町に身を潜める。

液体に化けるスタンド。
1999 3月 岸部露伴、杜王町に越してくる   東京から越して来たらしい。子供の頃、杜王町に住んでいた。
1999 4月 空条承太郎、杜王町にやってくる 空条承太郎29歳 海洋冒険家 漫画では28歳となっているが集英社の公式HPでは29歳になおされている。(http://annex.s-manga.net/jojo/
前半は、杜王グランドホテル324号室に滞在。(31巻7ページ)
後半は、杜王グランドホテル325号室に滞在。(44巻134ページ)
1999 徐倫、42度の高熱を出す 徐倫6歳 承太郎は日本の田舎にいて、帰ってこなかった。
日本の田舎とは、おそらく杜王町であろう。
  空条承太郎、東方仗助と会う 東方仗助16歳 
ぶどうヶ丘学院高等部1年B組
身長185cm(成長中)
住所:M県S市杜王町定禅寺1の6

於:杜王駅バス乗り場付近
第29巻では仗助の身長は185cmとなっているが、第33巻では180cmになっている。

口癖は、「グレート」「ドララーッ…」
4歳の時の、命の恩人の高校生に憧れ、同じ髪型をしている。そのため髪型を馬鹿にされるとキレる。
  東方良平 死亡 東方良平享年55歳 警官
仗助の母方の祖父 同居していた

於:東方家
片桐安十郎(アンジェロ)に殺される。
  仗助・承太郎 VS 片桐安十郎(アンジェロ) 於:杜王町定禅寺通りバス停B番下車徒歩1分 仗助により、アンジェロは岩と一体化され、以後アンジェロ岩と呼ばれる杜王町の名所となる。
  虹村億泰、虹村形兆ら杜王町に越してくる 虹村億泰15歳 高校一年生 弟
身長178cm 天秤座

虹村形兆18歳 高校三年生 兄

新住所:M県S市杜王町浄禅寺4の1280
住所は、第44巻の露伴の手帳より抜粋。
  東方朋子、訪問してきた承太郎をジョセフと間違える 東方朋子36歳 教師
於:仗助の家
ジョセフと間違えて、承太郎に抱きつく東方朋子。
承太郎は、ジョセフの代わりとしてこの町にきたことを告げる。
  仗助 VS 虹村億泰 億泰のスタンド:『ザ・ハンド

於:杜王町浄禅寺4の1280(虹村家)
空間を削りとる。
以後、億安は仗助の親友となる。
  仗助 VS 虹村形兆 形兆のスタンド:『バッド・カンパニー
於:杜王町浄禅寺4の1280(虹村家)
小さい兵隊や戦車で軍隊のように攻撃する。破壊力は本物。
  広瀬康一、スタンドを身につける 広瀬康一15歳 
ぶどうヶ丘学院高等部1年
康一のスタンド:『エコーズ

於:杜王町浄禅寺4の1280(虹村家)
この時点ではまだ使えなかった。
対小林玉美戦から使えるようになる。
  虹村億泰・形兆の父親 於:杜王町浄禅寺4の1280(虹村家) 虹村兄弟の父親はDIOに埋め込まれた肉の芽がDIOの死によって暴走一体化し、不死身の醜悪な肉塊と化していた。

虹村形兆は、父親を安楽死させるため、エンヤ婆のことを調べ、弓と矢を手に入れた。

形兆は、父親を死なせてやれるスタンド使いを生み出すため、弓と矢で人を射っていたのである。

仗助が修復してやった家族の昔の写真を見て、虹村兄弟の父親は、記憶を取り戻す。
  虹村形兆 死亡 虹村形兆享年18歳
埋葬地:杜王町国見峠霊園
形兆のもつ「」を狙った音石明の遠隔スタンド『レッド・ホット・チリ・ペッパー』によって殺される。
  虹村億安、ぶどうヶ丘高校に転入 ぶどうヶ丘学院高等部1年 近所になる仗助のコメント。
「グレートにヘビー」だな。
  康一 VS 小林玉美、康一の『エコーズACT1が発動 康一のスタンド:『エコーズACT1

小林玉美20歳 (男)
小林玉美のスタンド:『錠前(ザ・ロック)』

於:康一の家
康一の『エコーズ』ACT1は音を体に染み込ませるスタンド。
このあと、ACT3まで成長する。

『錠前』は心に罪悪感という錠前をかけるスタンド。
  仗助・康一 VS 間田敏和 間田敏和
ぶどうヶ丘学院高等部3年C組
間田敏和のスタンド:『サーフィス

於:ぶどうヶ丘学院高等部〜杜王駅
触れた者人形をベースにコピーする。コピーされたものは面と向かうと必ず同じ行動を取ってしまう。
  山岸由花子、康一に恋をする 山岸由花子
ぶどうヶ丘学院高等部1年(億安と同じクラス)
由花子のスタンド:『ラブ・デラックス

於:カフェ・ドゥ・マゴ
自分の髪の毛を操れる。射程距離は数10m。
  康一 VS 由花子、康一の『エコーズ』がACT2に成長 エコーズACT2

於:杜王町海岸の空き別荘
文字に触れた者が、その言葉の意味を体で実感する。

新名所:ポヨヨン岬誕生
  仗助・億泰、トニオ・トラサルディーの店に行く トニオのスタンド:『パール・ジャム

於:イタリア料理店 トラサルディー
美味くて体に恐ろしくいい料理を作るスタンド。
  仗助・億泰・承太郎・康一 VS 音石明 音石明19歳
音石明のスタンド:『レッド・ホット・チリ・ペッパー
於:杜王グランドホテルプライベートビーチ〜杜王町港〜SPWの船
音石のスタンドは、電気の中を通ったり、人や物を電線に引き込んだり、電気を操ったりできる遠隔型。

透視のできるスタンド『隠者の紫(ハーミットパープル)』をもつジョセフが来ることを知った音石明は、ジョセフに本体を特定される前に、ジョセフを消そうとする。

音石を倒し、「」を回収。
1999 6月初め ジョセフと仗助、初対面
ジョセフ、透明の赤ん坊を拾う
ジョセフ=ジョースター79歳
於:杜王町港〜バス停
ジョセフが透明の赤ん坊を探して地面を這い回るシーンで、仗助がジョセフをボケ老人と勘違いする。
「やっぱり…こいつお袋に会わせるのはやばいな…幻聴や幻覚まであんのかよ…
家を教えんのもヤベーよ、急にアバれるかもしんねー」
「グレート このじじい絶対ヤベーよ!病院に連れてくべきだぞ こいつ!」

尚、ジョセフも杜王グランドホテルに滞在。
何号室かは不明だが325号室にいる承太郎とは別室。
(第44巻の露伴の電話手帳にふたりの部屋番号が別々に書かれているので)
  康一・仗助 VS 岸辺露伴 岸辺露伴20歳
少年ジャンプの人気漫画家
露伴のスタンド:『ヘブンズ・ドアー

於:岸辺露伴の103坪7LDKの家
人間の体を本に変え、記憶を読む。記憶を書きこむことも出来る。
  承太郎・仗助 VS 虫喰い(鼠)・もう一匹の鼠 虫喰い(鼠)のスタンド:『ラット

於:杜王町南の農業用水路
音石明が弓と矢で射た鼠がスタンドを身につけた。肉を溶かす針をとばすスタンド。
  杉本鈴美とアーノルドの幽霊のいる小道に露伴・康一入り込む 杜王町匂当台2のコンビニ「オーソン」と「ドラッグのキムラ」の間から行ける 路地を出て行くとき振り向くと「あの世」に魂を引きずられる場所。

杉本鈴美とアーノルドは地縛霊。
露伴たちに、今も殺人を続ける犯人を捕まえてくれと頼む。
  重ちー(矢安宮重清) VS 仗助・億安 ぶどうヶ丘学院中等部2年
体重110kg
重ちーのスタンド:『ハーヴェスト

於:カメユーマーケット前〜ぶどうヶ丘銀行
無数の小型スタンドが、何でも集めてきてくれる。

当選宝くじを回収し、三人で分けたことにより、一人当たり166万6666円を獲得。ぶどうヶ丘銀行に預ける。
  重ちー 死亡 吉良吉影のスタンド:『キラー・クイーン

於:ぶどうヶ丘学院中等部体育準備室前〜ぶどうヶ丘学院高等部仗助のクラスの前
吉良のスタンドは、触れたモノを爆弾に変える。(第1の能力)

吉良の持っていたパン屋サンジェルマンの紙袋から、吉良の殺した女性の手首が転がり出るのを、重ちーは目撃してしまう。

吉良吉影は重ちーの頭部を校庭の隅で爆破し、さらに仗助のクラスのドアノブも爆弾にした。仗助に助けてもらおうとドアノブに触れた重ちーは爆発して死亡。

重ちーが最後の『ハーヴェスト』を使って吉良のジャケットからボタンをひきちぎり、力尽きる。
このボタンは、後日、承太郎と康一が吉良吉影を特定する重要な手がかりとなる。
  吉良、ボタンの採れたジャケットを直しに出す 於:靴のムカデ屋 靴屋だが、洋服の簡単な直しも片手間でやっている店。
いつも吉良が直しを頼む店。
  由花子、愛と出会うメイクとエステを辻綾から受ける 辻綾は美容マッサージ師でエステティシャン
辻綾のスタンド:『シンデレラ

於:エステシンデレラ
人相や手相を変えられる。
  由花子と康一、キスをする 於:亀友デパート  
  山岸由花子、康一と両想いになる 於:エステシンデレラ 康一とのキスに熱中して、30分に一度塗らねばならない口紅を塗り忘れた由花子の顔や体はボロボロに崩れてしまう。

しかし、康一は顔の変わってしまった由花子を由花子だと見抜き、由花子の性格が好きになったと告げる。

辻綾は、康一に免じて由花子に、「たくさんの顔の中から、なくした自分の顔を選べたら顔を返してあげる」とチャンスを与える。
ただし、選び損なえば、一生醜い顔で暮らす事になる。

由花子はどんな結果であろうと康一の選択に従うことに決め、選択を康一に委ねる。
康一は、それを受ける。
そして、もし選び損ねたら由花子は自分に見られることを嫌がるだろうから、その時は自分の『エコーズ』の目も潰してくれと、辻綾に頼む。

康一は選び損ねたが、辻綾は康一に免じて由花子の顔を戻してやる。
  承太郎・康一 VS 吉良吉影の遠隔スタンド『キラー・クイーン・シアーハートアタック』 吉良吉影のスタンド第2の能力:
シアーハートアタック
吉良吉影のスタンド『キラー・クイーン』の左腕から一発だけ出る爆弾戦車

於:靴のムカデ屋
承太郎と康一は、偶然、靴のムカデ屋で、重ちーを殺した犯人(吉良吉影)のボタンと同じボタンのついているジャケットを見つける。

吉良は店主を爆破し、ジャケットを取り戻して逃げる。
そして、遠隔からのスタンド攻撃をしかけてきた。
『シアーハートアタック』は、体温を感知してどこまでも追ってくる上、スタープラチナでも壊せないほど硬い。

康一が慢心したことが原因で、承太郎は重傷を負い一時戦闘不能に。
  康一のスタンド『エコーズ』がACT3に成長 エコーズACT3

於:靴のムカデ屋の前の道路
反省開眼した康一のスタンドが、物を重くする能力を獲得する。
康一は、吉良の遠隔スタンド『シアーハートアタック』を地面にめりこませる。
  吉良吉影本体が、康一・承太郎の前に現れる 吉良吉影33歳 独身
カメユーチェーンの会社員
身長175cm 体重65kg

於:靴のムカデ屋の前の道路
吉良本体の左腕にも『エコーズ』ACT3によるダメージが及んだため吉良は『シアーハートアタック』を取り戻しに康一の前に姿を現す。

『シアーハートアタック』はスタンドの左腕から発されたものであるので、『シアーハートアタック』に向けたスタンド攻撃は、吉良の左腕にしかダメージを与えらない。

吉良はスタンド『キラークイーン』の使っていない方の腕(右腕)で攻撃が可能だった。
『キラークイーン』の右腕からの攻撃に、康一の『エコーズ』ACT3は倒される。

吉良が康一を地面に這いつくばらせた時、康一は吉良が落とした免許証を目撃する。

吉良が康一の内臓を貫き、さらに爆弾にして爆発させようとした時、戦闘不能状態だった承太郎が力をふりしぼり、『スタープラチナ』を吉良にぶちかます。

三人とも瀕死。
  吉良吉影、髪の毛と顔と指紋を変換し川尻浩作になる

本物の川尻浩作 死亡
辻綾 死亡
於:エステシンデレラ 仗助と億泰が到着。仗助が、承太郎と康一を治す。

追い詰められた吉良は自分の左手を切断してその場に残し、『シアーハートアタック』を発動して逃げる。

仗助が、吉良の切断された左手を、『クレイジーダイヤモンド』により吉良本体のところに治りに戻らせ、それを皆で追尾する。

吉良は、自分と同じ背格好の男「川尻浩作」を連れて、辻綾の「エステシンデレラ」に逃げ込んでいた。

辻綾の前で川尻浩作を殺した吉良は、辻綾を脅して自分の顔と指紋を川尻浩作という男に変換させた。(本物の川尻浩作の死体は吉良そっくりに変換させた。)

吉良は最後に辻綾に爆弾をしかけており、仗助らが彼女から全てを聞き出す前に、彼女を爆破し逃亡。
以後、吉良は川尻浩作になりすます。

吉良が残していった免許証を頼りに、承太郎たちは吉良だった男の住居に吉良吉影の痕跡を調べにいくこととなる。
  承太郎・仗助 VS 写真の中に生きる吉良の父親吉廣の幽霊 吉良吉廣のスタンド:『アトム・ハート・ファーザー

於:杜王町浄禅寺1-128
(杜王町北東部の別荘地帯にある数奇屋住宅)
吉良の父親吉廣のスタンドは、自分の移っている写真の空間を支配できる。カメラを使って魂のエネルギーを写真の中に閉じ込める。

いったん吉良吉廣を倒すも、吉良吉廣は、家の中に安置してあった「」を写真の中に取り込み、鳥につかまって逃げさる。

晩年にできた一人息子の吉影を、吉良吉廣は死しても尚、溺愛している。
  露伴 VS 大柳賢(じゃんけん少年) 大柳賢11歳
小学生

大柳賢のスタンド:『ボーイ・U・マン
於:杜王町の本屋前
じゃんけんに勝つと相手のスタンドの一部を自分の中に吸い込んでいく。
1999 7月 川尻浩作の妻しのぶ、吉良吉影(川尻浩作)に惹かれていく 川尻しのぶ(短大卒)  
  仗助、166万6666円口座に隠し持っていたことが母親朋子にばれ、口座を封鎖される    
  仗助・ヌ・ミキタカゾ・ンシ VS 露伴 ヌ・ミキタカゾ・ンシ(地球名:支倉未起隆)216歳
マゼラン星雲出身
宇宙船のパイロット

ヌ・ミキタカゾ・ンシのスタンド:『自分の力以下で動くものなら何にでもなれる

於:岸辺露伴の103坪7LDKの家
チンチロリン勝負。

露伴がサイコロを調べる際に使った虫眼鏡がもとで、露伴の家半焼700万の損害。

未起隆が本当に宇宙人であるかは不明。
  仗助・露伴・康一 VS 噴上裕也  噴上裕也のスタンド:『ハイ・ウェイ・スター

於:トンネル〜ぶどうヶ丘総合病院
好奇心で部屋に入った者をどこまでも追跡し養分を吸い取る。

「おまえら(仗助と露伴)別に愛しあってる仲じゃねーんだろ?」
  吉良吉影(川尻浩作) VS 猫草(昔ネコだった植物) 猫草のスタンド:『ストレイ・キャット
(名付け親は吉良吉影)

於:川尻家の庭
光合成による呼吸で空気を操作できる。

猫草の前身の猫を、川尻浩作(吉良吉影)の妻しのぶが、過って殺してしまう。
浩作がそれを庭に埋めたところ、猫草となった。

翌朝、猫草は、庭に出たしのぶの胸を空気弾で攻撃する。

この場面だけ、川尻浩作(吉良吉影)は人間らしい。ほんの僅かではあるが、しのぶに特別な感情を抱き始めているのが見て取れる。

(なんだ…?この吉良吉影…ひょっとして今、この女のことを心配したのか?
彼女の目にサボテンのトゲが刺さらなかったことに…今、心からホッとしたのか?なんだこの気持ちは…)

(このわたしが他人の女の事を心配するなどと…!
いや違う!
この女がもし死んだらあの空条承太郎にこの家の事が知られるしんぱいがあるだけ…
この女が無事でホッとしたのはその事だけのせいだ…
ただそれだけ…)

自分に言い聞かせるかのような川尻浩作(吉良吉影)。だがその表情からは、「ただそれだけ」ではなかったことが読み取れる。

このあと、吉良は猫草を屋根裏で飼う
  川尻早人、猫草を発見 川尻早人11歳

本物の浩作としのぶとの間にできちゃった婚で生まれた一人息子

於:川尻家の屋根裏部屋
川尻浩作(吉良吉影)
「もしあの小僧がわたしのことに気づいたなら…殺さなくてはならないところだった…」

川尻早人
「パパじゃない、あいつはうちのパパじゃあない」
  仗助・億泰・ヌ・ミキタカゾ・ンシ(支倉未起隆) VS 鋼田一豊大(かねだいちとよひろ) 送電鉄塔男のスタンド:『スーパーフライ
送電鉄塔に住む

於:送電鉄塔
一人入ると次の一人が入ってくれるまで鉄塔の中から出られない。無理に出ようとすると鉄塔の一部になってしまう。
  仗助・噴上・康一 VS エニグマの少年 エニグマの少年のスタンド:『エニグマ

於:康一の家の近所の路上
人が恐怖のサインを出した瞬間、その者を紙に変える。

エニグマの少年は本に変えられ、杜王町立図書館に寄付された。
  吉良吉影(川尻浩作)、浩作になって以来初めての殺人
殺害現場を川尻早人、撮影
於:杜王町浄禅寺のマンションの一室 被害者は若いカップル。女の名は美那子。
  岸田露伴 VS 乙雅三から生まれた意志を持ったスタンド 意志を持ったスタンド:『チープ・トリック

於:露伴の家〜杉本怜美とアーノルドの幽霊のいる小道
人間の背中にとりつく。
とりつかれた人間が他の人間に背中を見せると、その人間をころし、別の人間の背中にのりうつる。

露伴は、杉本怜美とアーノルドの幽霊のいる小道に行き、康一にわざと背中をみせる。康一に取り付くため振り向いたチープ・トリックはあの世に引きずり込まれる。

このあと杉本鈴美が露伴の撮っていた写真を見て、露伴に、川尻早人を調べるよう指摘する。
  吉良吉影(川尻浩作)、川尻早人を殺す 於:川尻家の風呂場 吉良吉影(川尻浩作)、川尻早人が殺害現場を見ていたことを確信。早人の髪の毛を爆弾にして、殺す。

裸の吉良吉影(川尻浩作)が早人を風呂場で殺そうとするシーンは意識して描かれているのだろうか、少年強姦を連想させる異常性の高い構図になっている。
  絶望した吉良吉影(川尻浩作)に第3の爆弾発現 『キラークイーン』第3の爆弾:
バイツァ・ダスト

於:川尻家二階
吉良の父親吉廣の幽霊が携えてきた矢が、追い詰められた吉良吉影に、ひとりでに突き刺さり、第3の爆弾『BITE THE DUST(負けて死ね)』が発現する。

吉良がどうしようもなく追い詰められた時にだけ、スタンド能力のない人間に対してだけ偶然的に仕掛けられる第3の爆弾。
時間を一時間だけもどすことができる。

吉良の正体を探ろうと早人に近づくものには全て作動する。
早人から言葉や文字で吉良の正体を伝えても作動する。

早人が死ぬと吉良にとってはまずいので、決して早人には爆発は起こらないようにしてあるし、隼人が自殺することも出来ないようにしてある。

爆弾が作動すると、再び同じ朝が繰り返される。
『バイツァ・ダスト』の中では、一度起こった運命は必ず起こる。

ただし、吉良は、『バイツァ・ダスト』を解除しない限りは、早人が何をしてきたのかはわからない。
(繰り返していると認識できるのはバイツァ・ダストを仕掛けられた人間だけ)
  川尻早人の生き返った朝が来る
早人は、露伴らがAM8:30に爆破される朝を3回繰り返す
1〜3回目の朝

於:杜王町路上
1度目の朝は、『ヘヴンズ・ドアー』で早人の記憶を覗き吉良の正体を知ってしまった岸辺露伴が爆破された。

2度目の朝も、露伴は同じように早人の記憶を覗いて吉良の正体を知ってしまい爆破された。(漫画では2回目の朝から場面が始まっている)

3度目の朝、早人は露伴からずっと隠れていたが、『バイツァ・ダスト』の中では一度起こった運命(露伴が早人の記憶から吉良の正体を読みとり爆弾が作動するという運命)は必ず起こるので、自動的に8:30に2日目の露伴も爆破された。

しかも、その後、承太郎・仗助・康一・億泰が早人に、川尻浩作のことを質問してきて、この4人も爆破されてしまった。

『バイツァ・ダスト』の中では一度起こった運命は必ず起こることから、この時点で、承太郎・仗助・康一・億泰までもが四回目の朝から死ぬ運命になってしまった。
  早人、仗助をちょっぴり早く来させることで、『キラークイーン・バイツァ・ダスト』の解除を勝ち取る

(仗助・億泰・早人 VS 吉良)
4回目の朝

於:杜王町路上
早人は4回目の朝、仗助に早く起きるようコールをして、仗助の遅刻を修正する。
(これなら吉良の正体を明かしたことにはならない)

いつもの朝より早くその場に来た仗助は、吉良吉影(川尻浩作)自身が発した「この吉良吉影に運命は味方してくれているッ!」という言葉を耳にする。

即座に攻撃をしかける仗助に、身の危険を感じた吉良は、やむなく早人に仕掛けていた『キラークイーン・バイツァ・ダスト』を解除。
『キラークイーン』で吉良自身の身を守る。
  『キラークイーン』と猫草の『ストレイ・キャット』一体化

(仗助・億泰・早人 VS 吉良)
着弾点火弾
自由に距離を設定し、好きなところでスイッチを入れ点火できる。天下位置を間違えると破壊力小。

接触弾
飛んでいき触れたものを爆破する。破壊力大。

於:杜王町路上
早人が吉良を殺すために隠し持って来ていた猫草を、吉良は自らのスタンドに取り込む。
爆弾と空気を自在に操ることに成功した吉良の攻撃により、億泰は戦闘不能状態に。

仗助、億泰を治そうとするも、億泰は吉良に爆弾に変えられており、仗助自身は触れられない。(仗助は自分の傷だけは治せない。)
そこで早人が億泰に触れ、爆発し、それを仗助が治す。

仗助と早人は億泰を引きずって、民家に逃げ込む。
吉良は始末するターゲットを仗助に絞る。
  仗助・早人・(戦闘不能状態の億泰) VS 吉良吉影・写真に生きる吉影の父親吉廣の幽霊 於:杜王町民家 接近戦では『クレイジーダイヤモンド』のほうが有利なので、吉良は民家の外からの遠隔攻撃を選ぶ。

このとき、吉良の父親吉廣の幽霊が、早人のポケット中に(写真として)忍び込んでいた。
そして、外にいる吉良吉影に、正確な仗助の位置を携帯で知らせていた。

仗助は吉良の『着弾点火弾』をモロに受け、腹部と足に木片が突き刺さる。

しかし、外の吉良が携帯を持っていることから、仗助は吉良の父親の存在に気づく。
仗助はこれを逆手にとる。吉良の父親から携帯を取り上げ、吉良の父親のふりをして、吉良に電話する。

吉良は騙され、仗助に誘導された位置、すなわち自分の父親(写真)のいる位置で、『着弾点火弾』を点火してしまう。
これにより、吉良吉影の父親吉廣の幽霊、消滅。
  億泰復活と承太郎・康一・露伴の救援 於:杜王町路上 仗助はすかさず、吉良の服につけた自分の血と、『クレイジーダイヤモンド』の復元力を利用し、自分の血をつけたガラス片を吉良に撃ち込む。

その後、仗助と吉良の接近戦。
仗助の『クレイジーダイヤモンド』が吉良の『キラークイーン』より早かったが、猫草が偶然にも空気の層で『クレイジーダイヤモンド』の攻撃を阻んでしまう。

形勢逆転した吉良が『接触弾』を仗助に発射した刹那、復活した億泰があらわれ、『接触弾』を瞬間移動させる。

さらにそこに、承太郎・康一・露伴も駆けつける。
  吉良吉影、近づいた女性を爆弾『バイツァ・ダスト』に変える 於:杜王町路上 窮した吉良吉影は、近づいた女性を爆弾『バイツァ・ダスト』に変えた。
もし点火スイッチを吉良が押すと、吉良の正体を知っている、この場にいる人間全てが吹っ飛ばされてしまう。

承太郎は『スタープラチナ・ザ・ワールド』を発動しようと吉良との距離を詰めるも、吉良への射程距離に届くまでに時間が足りない。

吉良が点火スイッチを押しかけた刹那、康一が『エコーズ』ACT3を発動し、吉良の腕を地面にめり込ませ妨害する。

康一が時間を稼いだことにより、承太郎は、『スタープラチナ・ザ・ワールド』の射程圏内に達し、時を止めることに成功。
あとは『キラークイーン』をオラオラオラオラオラ…で吹っ飛ばす。
1999 夏 吉良吉影 死亡 吉良吉影享年33歳
於:杜王町路上
吹っ飛ばされた吉良の本体は、たまたま後退してきた救急車に轢かれて即死。

その後、杉本鈴美とアーノルドの幽霊のいる小道に迷い込んだ吉良の魂は、鈴美とアーノルドの連携によって後ろを振り向かされ、あの世に引きずり込まれる。
  鈴美とアーノルド成仏
承太郎とジョセフ、杜王町を去る
於:杜王町港 結局、ジョセフは朋子には会わないまま帰っていった。
  ジョセフ、透明の赤ちゃんを養子にする   その際、スージーQにまた隠し子かと疑われたらしい。
  承太郎、博士号をとる   杜王町に滞在中に執筆した、海岸で見たヒトデ(星の形だからか?)に関する論文で博士号をとった。
承太郎は4部でも仗助と並んで、やはりほぼ主人公状態だった。
2001 ジョルノ・ジョヴァーナ(潮華初流乃)、DIOの遺伝子が発現する ジョルノの髪が黒髪から金髪に変化
ジョルノのスタンド:『黄金体験(ゴールドエクスペリエンス)
相手の攻撃をそのまま相手に返す。
2001 4月 広瀬康一、ジョルノ・ジョヴァーナと会うためにイタリアにやってくる ジョルノ・ジョヴァーナ15歳
172cm
南イタリアの全寮制の中学校に在学

広瀬康一17歳
空条承太郎31歳

於:南イタリア ネアポリス空港 タクシー乗り場
康一は、承太郎から頼まれて、潮華初流乃(ジョルノ・ジョヴァーナ)の皮膚の一部を採取するためにイタリアにやってくる。

なお、1985年4月16日生まれのジョルノは第5部中で15歳となっているので、第5部の一連の戦闘は、2001年4月1日〜4月15日の間に行われたものである。(→
  ディアボロ 死亡 ディアボロ享年33歳 死に続ける。
2006 徐倫、バイク窃盗で捕まる 14歳 承太郎は、仕事だといって、飛行機に乗って行ってしまった。
承太郎自身、若い頃留置場に入れられたりしていたので、あまりたいしたことと思っていなかったのだろう。
  徐倫、左腕に蝶のタトゥーを彫る 14歳  
2011   空条承太郎41歳 http://annex.s-manga.net/jojo/

(PASS3 : YA)